シューマンの「献呈」
R・シュトラウスの「献呈」はハ長調の楽譜が見つかり、またさらっていたのですが、久しぶりにシューマンの「献呈」も復習しています。40年ぶりにピアノの練習を再開した10年ほど前に1度勉強しました。♭の調から♯の調へ転調する瞬間がたまらない。転調後は歌と伴奏が別個の動きになるので、歌いながら弾きます。フレーズの終わりに向かってクレッシェンドして、スピードピアノで次のフレーズの頭に入るのはシューマンの常套手段。10年前にはちょっとショッキングでした。高1の時に最後にひと前で弾いたのはシューマンの「アラベスク」でしたが、そこまでわかっていなかったようです。変幻自在の動きを歌の方とともに作っていく。音楽は聞くのも楽しいですが、やはり自分が奏で、人と合わせるのが最高。今度本物のピアノでさらえるのは半月ぐらい先になります。「フィガロ」のコンテッサのアリアも歌っておきました。例の、胸声に落とすところは少し出るように。