👷‍♀️さちこの台風19号災害ボランティアレポート

●参加日 10月19日(土)〜10月20日(日)の2日間
●ひとりで参加
●自家用車(軽トラではない)で飯田市から


【準備したこと】

①ボランティアの行き先をきめる
各ボランティアセンターの受け入れ状況をチェック。

👷‍♀️わたしは長野県災害ボランティアセンターFacebookより主な情報収集


②ボランティア車両証明書を発行
[ボランティア車両証明書]

👷‍♀️飯田IC〜更埴ICまで


③ボランティア保険に入る

👷‍♀️天災Bプランを選択


③必要なものを準備





👷‍♀️スコップ、ゴーグル、帽子、長靴、ポリエステルの長袖・長ズボン、手袋、防水グローブ、手負、粉塵マスク、レインコート・パンツ、タオル(2枚)、アルコール手拭き、ビニール袋(45L)、ワンタッチキャップ(ペットボトルにつけられるキャップ)


④宿をとる
◼️ボランティア活動の方に限り宿泊費1000円(10月末まで)
○南長野運動公園より車で10分
○松代ボランティアセンターサテライト近く
○近隣に温泉あり(営業中)
○床下浸水はあったものの、比較的被害の少ないエリア

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【活動内容】
[1日目 19日]

11:30 南部災害ボランティアセンター  南長野運動公園 第3駐車場に到着


👷‍♀️すでに駐車場がいっぱいで第1駐車場までまわされるもそこから受付場所まで15分ほど歩く。

11:45 受付
南長野運動公園(南西)屋内ゲートボール場[地図]

①名前、住所、電話、ボランティア保険加入しているかを記入、名札シールを体に貼る
②5人1組のグループ分け、リーダーをきめる、派遣先などの説明
③グループ内で連絡先交換
④軍手、マスクなどの支給品を受け取る

👷‍♀️長野市のご夫婦、新潟県の女性、愛知県のサーファー男子とのグループ





12:10 派遣先へ移動
荷物を持ってグループの一人の車に乗り、今回は篠ノ井のサテライトへ


※受付で女性と男性の人数把握、依頼者とのマッチング
👷‍♀️現地で軽トラで来ていたボランティア(茨城県の農家)と組み6人体制


12:40 依頼先へ移動し、作業
車で移動し、依頼先の住居へ。「篠ノ井ボランティアセンターから来ました」と言ってから要件を確認し、作業。

👷‍♀️ 千曲川の氾濫で床下浸水の被害を受けていたお宅にコンパネ10枚ほどと水没した断念材の積み込み。
6人約10分ほどの作業時間だった。
ご夫婦二人で片付け作業されており、
お茶を用意いただいたが今回は丁重にお断りした。
作業をすると必ず長靴などが汚れるので、45Lの袋を足元や座席に敷くなどして仲間の車が汚れないよう配慮した。


12:50 集積場へ搬出
リーダーがサテライトに問い合わせ、災害ゴミの集積場の場所を確認し、全員で移動


13:20 ゴミ集積場で荷下ろし
燃えるゴミ、不燃ゴミ、家電、木材、畳などのに分けられた区画へトラックごと移動しながら下ろしていく。

👷‍♀️現地は元々野球のグランドで度重なる雨のためか泥濘んでいた。


13:30 サテライトに戻る
次の指示を受けにサテライトに戻るが、14時から雨の予報というのでその後の活動が中止になってしまった。本来なら15時30分までが活動時間。
※入館前に施設の水道で長靴を洗うこと

👷‍♀️Oh!Jesus!まったく働いてない…。竹風堂さんからどら焼きの差し入れ。


14:20 南部災害ボランティアセンターに戻る
車両証明書に判子をついてもらい、雨の中作業終了。




👷‍♀️作業中は日差しが強くレインコートを着ていたが汗がダクダクだった。200円ほどの透明なレインコートを着ていたが物の見事に破れていた。スコップを持っていったが今回はご用がなかった。少しの時間だったがグループの人と仲良くなれたので何かその後繋がれる名刺とかお土産とか持っていけばよかったと思った。作業をした時間が短かったので差し入れのお茶は頂かなかったが、被災された方のご好意なので、今後は受け取ってもいいのかなと思った。


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[活動後]
宿のオーナーに勧められて「松代荘」へ。偶然にも「物味湯産手形」を持っていたので提携店により支払い無し。
その後「松代ウォーカーズ」へ。
ボランティアの宿泊施設として受け入れをしておりおじ様4人グループとご夫婦、青年一人がボランティア。他2人遊びに来ている方が泊まっていた。
おじ様グループはボランティアのプロみたいな人達ばかりで、オーナー含め、お酒を交わしながらいろんな話ができた。
オーナー引き合いのもと、次の日は松代でのお手伝いが決まった。

[追記]
松代ウォーカーズも床下浸水がありました。トイレや水道は問題なく使えるものの、被災した下水処理施設の復旧作業もあるため、極力トイレットペーパーを流さない、油物を流さないなどの配慮は必要。
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[2日目 20日] 

9:00 松代サテライトで受付
宿から10分ほどのサテライトへオーナーの軽トラで同行。昨日と同様の受付をする。


※サテライトは篠ノ井より小さく駐車場も少ない。南長野よりも細やかな情報を求められた。(資格の有無など)
ボランティア保険は未加入でも活動可能。スコップや洗浄機などの貸し出しもあるようだった。(今回は使わなかった)軍手、皮手、マスク(女性用も)、水、塩飴、靴の中敷などの配布もあり。トイレも外にあり。

👷‍♀️オーナー軽トラに便乗しゴミの運搬の作業をすることに。


9:30 城東地区の一時集積場へ
一時ゴミ置き場が地区の公園になっているため、分別しながらトラックへ積む。
※この地区ではこの小さな公園に住民の方が手運びで運んでくる。(ちょっとずつしか運べない)


10:00 集積場で荷下ろし
現場で何がどのような順番で積まれているかを口頭で伝え、指示に従い循環して下ろしていく。


※近くに警察学校があることもあり、生徒や行政のボランティアなどが荷下ろし作業を手伝ってくれる。
※グラウンドと同じく、地面が土のため四輪駆動必須。(この時は)ガラスも不燃物として裸で捨てられていたため、配慮が必要。人力で積み上げている段階だったので、泥が飛んでくる。ゴーグル必須。

※ゴミの内容は家電、家具、家庭ゴミ、自転車などさまざま。手運びなので細かいものが多く、ダンボール箱などに拾い集めて持っていくことも。軽トラに積めるだけ積むのでビニールシートやロープでしっかり固定する。午後から南長野からのボランティアも派遣され、荷積みを手伝ってくれることに。


👷‍♀️長靴は泥だらけになるので、トラックの足元にダンボールを敷いた。土嚢袋なども抱えて運ぶので、レインコートは丈夫な物を。方々泥だらけになる覚悟を。


12:30 昼食
コンビニなど被害を受けていないお店は通常営業している。
※基本的に自分で用意

👷‍♀️宿に戻り、オーナーにカップラーメンをご馳走してもらう。


13:00 個人宅循環
城東地区の住宅地で運び出せない家具などを軽トラに積んで周る。
※家庭ゴミは基本的には自分たちで出してもらう。(断れないが)人によって分別するしないさまざま。

👷‍♀️途中何度も公園へ手運びする人とすれ違うが、一旦積み上げたあとだとなかなか崩せないため仕方なく諦めることに…


14:00 作業終了
集積場で荷下ろししたあと、宿に戻りオーナーにお礼を言って作業終了。
そのまま更埴ICへ

👷‍♀️本当はまだまだ手伝うこともあったが帰りの混雑を考え、早めの撤収。実際、行楽シーズンのためか駒ヶ根ICあたりから少し渋滞していた。


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【なぜ参加したか】

〝自分ごとにする〟ため。
テレビやSNSで誰かの情報を見たり聞いたりしているだけは他人事。
実際にその環境におかれると一方的に伝えられた情報よりはるかに多くの情報を五感で感じる。
危機感や覚悟、物語のなかにある情緒、人のあたたかさなどは旅で得られる臨場感そのもの。 
知らないものに出会うと、感性が豊かになる。人間の能力が高まる。


【参加してみて】

今回、実際にボランティアセンターの様子や被害者とのマッチングを受けてみて行政の動きや作業の流れ、求められるボランティアの動きなどがわかった。あくまでも有志行為であることを心しておくこと。実際、20日(日)はボランティアの数が捌き切れなくて200人ほど断られた方がいたそうな。(南長野)HPではどうしても大多数に向けた情報になってしまうため、地元の知り合い(今回は宿のオーナー)の細やかな情報提供者と連絡を取り合うことが出来る人は動きやすい。しかし、あくまでその方も被災者だということもお忘れなく。

私が行った地区はほとんどの家屋は一見被害がわからなく、商店やコンビニも問題なく営業していた。そのためか普通に生活しているひともたくさんおり、避難所も誰もおらず、復旧が早いように感じられた。ただ、軽トラの供給が少なく、災害ゴミの運搬に課題があった。

今回、子供を預けての個人的な判断での参加だったが、やはり現場は被災地。いつ再発してもおかしくない。そのため、身の安全を守ることが第一だと思った。守る人がある場合は特に。その覚悟ができなければボランティアは向いていない。

本当の復興はまだまだこれから。時期的にも寒くなってくる季節。ゴミの撤収には最低2年はかかると報道されていた。長い目で協力していく必要がある。また、観光としても訪れて互いに励ましあっていくことも大切。自らの出身地も語って、「お互い様です」と言ってくることも大切。



⬇️写真は松代ウォーカーのオーナー、カツさん。自身の宿も被災しているにも関わらず、『軽トラの需要はあるからね』と主体的にボランティアに関り、地元の人付き合いを生かしてパイプ役になっている。ボランティアのために宿も格安で開放してくれているが、こうゆう方のお陰で安全に、快適に、楽しくボランティアに参加できる。「またここに来てボランティアに参加したい」ということに明るい目的を持つことができた。本当にありがとうございました笑い泣き!!