二日連続で
気になったこと。

とある人物二人が
うまくいかない仕事のことで
先輩たちに相談をした
という話。

周囲からは
「うまくいって当然」と
期待されているけれど

実際は
そんなにうまく行かず
その落差のようなものに
悶々としているご本人たち。

そんな人物が
周囲の先輩たちに
思い切って相談するけれど

返ってくる言葉は
「自分を信じてやればいい」
というものばかり。
 

何かもっと魔法のような
一瞬で自分の不安を
解消してくれるような

そんな返答を期待していたから
少し落胆する相談者。
 

別々の人物が
別の場所で
同じような返答を受け取って

苦悶している話を
連続して聞いたものだから
結構気になった。
 

そりゃできるだけ
やれることはやるし

自分のことを
全く信頼していない
わけじゃない。
 

ただ人が思うほど
そんなにできるわけじゃない。

期待をするだけされて
その重圧に苦しんでいる人たち。
(周囲はたぶん軽い気持ちなんだけど)
 
 
日々を休まず走り続けていると
ついついどこかに
「完璧な結果」が
必ず存在すると思って

求めて
目指して
たどり着けなくて
息苦しくなってしまう。

 
強くなりたい。
完璧にやりたい。
失敗したくない。
 

あの人はうまくいっている。
この人もうまくいっている。
 

どこかに必ず
完璧な結果があるはず。
 
完璧にやっている人がいる。
 
完璧にできるはず。
 

完璧な成績。
完璧な親。
完璧な子ども。
完璧な仕事。
完璧な人間関係。
完璧な恋愛。
完璧な人格。
完璧な人生。
 

かんぺき。
かんぺき。
かんぺき。
 

結果、評価、実績、価値に追われて
とにかく不安で不安で
完璧な答えを求めてしまう。
 

どこかにきっとあるはずの

かんぺき。
かんぺき。
かんぺき。
 
完璧。
 

自分が思い描く
きっとどこかにあるはずの
完璧。

完璧の幻想に苦しんで
重苦しくなる私たち。
 

ホントウは
完璧じゃなくてもいいのに。

(ちょっと字面じゃ意味わからんけど)
完璧にやらなくても
完璧な世界なのに。
 

完璧にやらなくてもいい。
完璧じゃなくてもいい。
 

自分で全部
できなくてもいい。
 
 
他の部分は
誰かが
何かが
きっと担当してくれる。
 

自分の役目じゃないところまで
完璧にやろうとしなくてもいい。

誰かの役目を背負う必要はない。

今やれることをやる。
 
今できないことはする必要はない。

完璧である必要はない。
 
 
 
 
ただただそんなことを
その人物たちに
自分自身に
投げかけたくなった。
 

 

 

 

 

美しい秋の光

深呼吸して

体いっぱいに

今を吸い込む