まな板に向かって

食材を見つめていると

 

自分がいる…

 

と不思議な気持ちになる

瞬間が訪れる

 

 

スーパーやコンビニに

自分を買いに行って

冷蔵庫の中に自分を保存

 

ごはんの時に自分を切って

鍋の中で自分を料理する

 

炊飯器の中に自分

コップの中に自分

ファミレスのお皿の上に自分

レストランの厨房に自分

定食屋さんの台所に自分

 

田畑の中に自分

海山の中に自分

牧場に自分

 

自分で自分を育てて

収穫して

自分を調理して

自分を食べる

 

 

あらゆるところに

自分がいて

 

近くに連れてきて

お互い近づいて

自分にしてる

 

 

 

絶え間ない合体

 

ひたすら一体化

 

連続ひとつ化

 

 

 

 

( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

今年の春は

キャベツやレタスを

青虫のごとく

ムシャムシャ食べる自分を

妙に意識しすぎて

 

 

「あれ?自分、何かに変態する?」

 

「チョウチョになっちゃう!?」

 

 

なーんて

誰にも話さないけど

内心は子どもみたいにドキドキ(^_^;)

 

 

今でもサラダを食べるたびに

 

どんだけ青菜を食べるつもり!?

今まで畑何個分食べてきたの!?

 

なーんて想像して

くだらなさに苦笑してる( ̄▽ ̄)

 

 

 

自然と自分が

一体化の日々に感謝

 

 

 

 

 

雨がようけ降りよる

 

稲や植物にとって喜びの雨

いずれ人の体内に入って

細胞を満たす運命の水