いわゆる天河神社に行ってきた。

いつからか念願の天川村。

といっても、詳しくは判らぬまま

何気なく行ってきた。
天河バス停表示

JR奈良駅→橿原神宮前駅→下市口駅。

下市口から奈良交通バスで約1時間で神社前。


バスは運転手さんと同乗者が私以外に3名様。

山道をうねうねと上って、

美しい川の水(天川?)を見ながら

なぜかめっちゃ幸せ気分。

(読書もしてたけど)


途中トンネルをいくつか通った。

この世からあの世へ続くトンネルのようで、

映画を観るように楽しめた。

同乗者に仙女のような方がいらして

全く知らない私にもニコニコと

わざわざ一礼してから

別の場所で降車された。

神さま、だな。


無事到着。

そっかー。

正式名称は「天河大辨財天社」なんだな。

なーんてのん気に参拝。

天河神社前

正面じゃない写真…。

天候は曇りだったのに、

晴れているように映るカメラ性能に感動。


山奥のせいか空気がおいしい。

血の巡りが良くなる感じがした。


天気はよくなかったが

おかげで人も少なくのんびりできた。


綺麗に清掃された階段を上がって拝殿へ。


天河神社拝殿前

寒さのせいで周囲に幕がかけられていた。

最初外からのぞいた時は暗くて

「こわっ!」と思ったが、

中へ入るとただただ清くて落ち着けた。


白装束の神社の方男女が拝殿を
静かに清掃されている中の参拝。

人感センサーがあって

明かりが点いたり消えたりした。


階段の上でしかも拝殿前だけに

砂利が敷いてあるのは今考えると不思議。


砂利の上に水かお酒で

丸~く円を描いた跡が残っていて

「この中に入れってこと?」

なんて思いつつしっかり入って参拝した。


ここまで来られたことに

感謝、感謝のごあいさつ。

とにかく気持ちがいいところだった。


路線バスの時間まで、

神社の周囲を散歩。


天河神社杉

神社階段横の大杉さん。

あまりの包容力に、

思わず寄りかかってごめんなさい…。

好きです…。ひと目ぼれ。

天河神社裏参道
神社の裏参道階段。

ここら辺りで霰が降ってきて歓喜の小躍り。

寒いの大好き。


来迎院空海銀杏
天河神社前の道の反対側にあった

「来迎院」横の銀杏さん。


この辺で霰は雪に変わってたけど

ほんと、映らないもんだな、雪って。


帰りのバスに乗る前になぜか

「写真撮ってないや。撮らなきゃ」

と思って再度戻って急いで撮影。


ごあいさつした後何気なく見上げて

周りに縄張りがしてあったので近づけなかったが

「この立派さは何だ」と思える大きさだった。

おそらく数百年単位。

葉のある季節はもっと迫力あるだろうなぁ。


近くのお稲荷さんも参拝。

(狐さんのお顔が一瞬怖かった…)


来迎院には寄る予定もなく

現場で見つけて何気なく寄ってみたが、

後で調べると

大好きな空海さんゆかりの所だった。


銀杏もお手植えといわれているとか。

ほえ~。

空海さんってほんとフットワーク軽い。

どんだけ足腰丈夫だったんだろ。


社務所で御守りと綺麗な音がする

五十鈴の根付けを授与してもらった。


御守りを選んでいる時に感じたのは、

「あれ、私って特定のお願いがないな」

ということだった。


交通安全だとか安産だとか芸能だとか

種類は色々あったのに

結局選んだのは単純な「御守」で

どうしてもコレがいいという御守りがなかった。


ただご縁をいただいて、

いまが幸せってことかしら。

「だな!」

なーんて思えた旅だった。


帰りのバスの中で思い出したのが

「おみくじひくの忘れた!」だった。

なんかお言葉もらおうと思ってたのに。


神社の清々しさに気を取られて(?)

すっぱり忘れて帰ってきてしまった。

また行けたらいいなー。