インティライミが俺に似てるんだ

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神奈川大学に通う山岸洸太のブログです。

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「知の衰退からいかに脱出するか」著:大前研一

2007、2008年の産地偽装問題や賞味期限偽装問題において、重要なことは、「それは健康に影響することなのか」である。

目をつぶって食べたらどちらが国産で外国産かなんて多くの人は分からないであろう。
つまり、消費者が産地による味の違いが分かるわけではない。
みんな「国産」というブランドに踊らされている。それによってコストがかかり、消費者に負担がかかってくるわけで、「国産信仰者」は、自分で自分の首を締めているだけである。
産地表示においては、法律の抜け穴も多い。食品販売においては、原産地証明が必要であるが原産地の定義がされていない。
結果、魚沼産のコシヒカリが現地の収穫量の20倍も出回っているという異常事態が起きている。

また、「賞味期限偽装」においても日本人の神経質な賞味期限へのこだわりが見える。
消費者は自分でリスクを制限しなくなった。安全をすべて他人任せにしているわけである。

「自分の頭で考え、自分でリスクを負う」
これが今の日本人に欠けているところなのかもしれない。

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