年度末と4月を控えるこの時期ですが、
経営企画部門やら人事部門の方と良くお会いします。

我々の会社は、単発の研修というよりも
組織課題を解決したり、組織の地力を向上させる取り組みが多い。
そのせいもあり、スキル研修をポンとつけるよりも
現場での実践やら、社内での取り組みなどを支援促進します。

結局のところ、現場で成果を出そうとすれば、
研修だけでは難しい。

$会社を変えよう!風土を変えよう!変革を支援するイノベーションアソシエイツ

おそらく、このことについては、
誰も反対を唱える人は少ないと思う。
人事や企画部門の方と話しても同じ反応。

しかしながら、面白いことに、
そのような提案が通るかといえば
必ずしもそうではない。

予算、現場の声、部門長の思惑、
他の研修などの取り組みとの兼ね合い
などなど、本質的な問題には
なかなか手を突っ込もうとしない。

結果、経営者や現場の人が本当に望む
取り組みには手を出せないまま、評判が下がる。

残念なことに、こうした話は非常に多い。


組織力や経営課題の多くは、
個々の人間の意識や行動に依存しているのは事実です。
しかし、その原因は個人の中にあるよりも
関係性や環境によるところが大きい。

しかも、社内全員が当事者なので
人事や企画部門すらその組織の問題の構成要素であり、
問題を解決させない片棒を担いでいる場合が多い。

そうした自分の立場、環境や関係を
客観的に見てみることは重要なことだ。
(特にスタッフ部門はそれが仕事だ)

特に、厳しい経営環境においては、
各部門のスタッフ、課長レベルの決断も
大きなインパクトになりえる可能性がある。

その上で、全社にインパクトのある取り組みに向け、
勇気ある決断を行い、行動することが必要だ。


さて、人事異動や組織変更を控え、
どのくらいの会社が本気で経営課題に取り組むか。
この時期から夏にかけての出会いが楽しみです。