前回に続いて自分の生産性のお話。


起点を作る

実は、我が家はすぐに散らかる。

土曜日の午前中に、夫婦で部屋を片付けても15時には

すでに散らかり始め、日曜日の朝は

ゲンナリすることもしばしばある。


理由は簡単で、出したものをスグにしまわない。

これに尽きます。

洗たく乾燥機からは毎日洗濯物が吐き出され、

新聞は毎日やってくる。

気になる本もついつい大量購入。


しかし、シンプルに片付けられない。

場所は一応決まっているのだ、

ぎゅうぎゅう詰めで入れにくい。


その結果、日常的によく使うモノは

常に何かが外に出ている状況。


要は、家の収納力に対し、ものが多い。

そんな状況は百も承知で夫婦で極力努力はしているのだが、

ついつい散らかしてしまう。


トイレで気づく、振り返る

前置きが長くなりましたが、

最近、少しだけですが改善傾向にあります。


その理由はトイレにあります。


実は、我が家のトイレは本や雑誌が満載です。

そこにある1冊の本を置いたことがその理由。


片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術

内容は特に大したことはありませんが(笑)

(彼氏候補に汚い部屋を見られてしまい振られる。

それをキッカケに汚部屋を整理し始めるという実話)


この本の内容が重要なのではなく、

「これはイカン、忘れてた」

を思い出すきっかけに「トイレに本を置く」ことが

非常に有効に機能しているということです。


もう一つ重要なことは、具体的でシンプルな行動に紐づけること

私はこの本をトイレでペラペラとめくると、

「そこに相応しくないモノは捨てるか戻す」

このコマンドが自分にインプットされ、

トイレを出るなり、その行動を5分間続けるのです。

(嫁はかなり怪しい視線を送りますが・・・)


それにより、我が家はチョットだけきれいなエリアを

キープできるうになりました。


シンプルな行動

実施には、このことは仕事や

マネジメントでも応用することができます。

行動科学においても、効果を出すための

具体的でシンプルな行動が重要であります。


たとえば、快適な職場を作る第一歩として、

社員同士の良い雰囲気を作り出す。


そのためには、

・毎朝、自分から大きな声で挨拶をする

・調子はどう?と尋ねてみる

・話しかけられると、手を止めて相手を見て話を聞く

という、非常にシンプルな行動を積み重ねることが

職場にインパクトをもたらしたりします。


そして、その行動を起こすための起点を

どこかに忍ばせるとよいわけですね。


起点の場所

ただし、PCのモニタの横に

付箋を貼ることはあまり効果的でありません。

それは、モニタは集中して見ます。

集中する対象のスグ横は脳は認識しないのです。


リラックスする場所とタイミング

何気なく眼をとめる場所

などを探すとよいかもしれませんね。