今年のゴーリデンウィークの上野公園はコロナの規制も緩やかになり、動物園や美術館を訪れる大勢の人で賑わっていました。

子供達の笑い声、木陰でピクニックを楽しむ人達の姿、穏やかな風に揺れる樹々の中を散策中、大道芸のパフォーマンスを見かけました。

 

ちょうどその時は、大きめのコマを二つ繋げたような、メガフォンを二つくっつけたような道具(ディアボロ)をロープに滑らせ、勢いをつけて高く放り上げてキャッチする、という大技が繰り広げようとされていましたので、ついついどうなることかと足を止める。

 

高く高く放り上げられた物体は、着地地点めがけて落ちてくる。

さあ、お兄さんキャッチできるのか!

と、皆が固唾を飲んで見守る、、、、が、うまくキャッチできず。

 

けれどもお兄さん、全くへこたれない。

『まだまだいけるよ!後6回行ける!』と、笑いを誘いつつ、またまた高く放り上げる。

何度も、何度も、失敗するけれど、成功するまで決して諦めないお兄さんの熱意に、思わず応援したくなってしまいます。

 

途中途中、技を繰り出しながら、自分がこの競技にかける思いとか、誇りを持ってこの仕事に取り組んでいることなどを熱く語るお兄さん。

それでいて、外国人の観光客の方へのサービスショットと称して、変なポーズをとって皆を笑わせることも忘れない。

その後も次々と技が繰り出され、何度かのチャレンジの後成功するを繰り返しつつ、その合間合間に、面白おかしく皆を笑わせてくれるので、飽きずにずっと見入ってしまいました。

 

 

そしていよいよ最後の大技を決めて、大道芸お決まりの投げ銭のお願いの時間。

 

しかし、さっきまで大笑いだった皆さん、一瞬シンと静かになってしまい、

「ああ、これって楽しむだけ楽しんでお金は払わないってパターンかな」

と心配になったその瞬間

 

大勢の子供達が其々の手に心付けを持って走り出し、満面の笑顔でお兄さんを取り囲んだのです。

この思わぬ反響の大きさに、お兄さん自身がびっくりされていたのが印象的でした。

 

 

失敗しても失敗しても諦めず、皆を楽しませてくれたお兄さんの全力パフォーマンス。

私の心にも、皆の心にも、幸せの波を起こしてくれたのでした。