自分で自分を軌道修正する「内なる神殿」 | 無言歌 songs without words

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自分解放。素の自分で生きていく。

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今日の写真はウィーンのシュテファン大聖堂。

ミサの最中です。

こういう教会に行くたびに、

「天井が高いっていいわね」

としみじみ感じます。

 

Kirche

 

私はクリスチャンではありませんが、

中学、高校と、プロテスタント系の

キリスト教の学校で育ちました。

 

パイプオルガンのある大きなチャペルで

毎日礼拝があり、聖書を読み、

神様の話を聞き、讃美歌を歌い、

祈りました。

 

今振り返ると、

聖書の言葉ももちろん

心に残っていますが、

それと同じくらい深く

私の中に沁みこんでいるのは、

チャペルの広くて高い空間と、

祈りの時間です。

 

そして、チャペルに行かなくなった今感じるのは、

心の中に祈りの空間を持つことができる

ということです。

 

内なる神殿です。

 

何を祈るか。

本来の自分を思い出すことです。

 

目を瞑り、

呼吸を整え、

頭をよぎるあれやこれやを受け流し、

心の中に深く意識を向けていくと、

そこには穏やかなスペースを

感じることができます。

 

そこでしばらく憩っていると、

自分が芯から落ち着いていくのが感じられます。

直感を受け取りやすくなりますし、

自分の内なる声も聴きやすくなるので、

決断に迷いや不安がなくなってきます。

 

不安になったとき、

焦ったとき、

無気力になったとき、

自信がないとき、

ほんの数分でも、自分の中にある

スペースを思い出してみるだけで、

ぶれていたものが、すっと静まります。

 

自分で自分を軌道修正できる空間です。

 

そこにいつでも行けると知ってから、

自分の中の軸がどんどんと、

強くしっかりしてきたように感じます。

 

その強さとは、私にとっては、

誰のどんなエネルギーにあたっても、

どんなに自分がぶれてしまったとしても、

その自分の中の神殿に行けば

本来の自分にまた戻れる、という

安心感と信頼です。

 

自分の中の神殿、

とてもいい場所です。

 

 

子どもの頃は、祖母の実家の神社に遊びに行ったとき、よく離れの神殿で一人昼寝をしていたそうです。広ーい畳の空間を覚えています。通っていた幼稚園は仏教だったのですが(笑)。

 

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