晴れ、田無北口徒歩5~6分
豚ロースとナスの生姜焼き定食850円

「仲よし」の巻


午後の暖かい冬の陽射しと、少し強めの北風。
最寄り駅に降りただった僕を迎えたのはそんな空気だった。



どうもどうも毎度どうも、INNERSPACE制作のこめっとさんです。そんな感じで今回から何回か土曜日のブログを担当いたします。
お初の方もそうでない方もどうぞご贔屓によろしくお願いします。(ブログ書くの4年振り)

えー。制作のこめっとさんは30代の冴えない男性で、公演時は受付でニコニコ立っておりますが、普段は営業であちらこちらに行っております。
そんなわけで、あちらこちらで食べたご飯を書き綴(ツヅ)って行こうかと思っていますので、しばしお付き合いくださいませ。
それでははじまりはじまり~(チョ!チョン!)拍子木の音




そんな1月の冬の空気で体内の代謝が喚起されたのか、それともただ単に腹時計が優秀なのか、とにかくすこうし腹が減った。

午後一発目のお客さんの前に、少し腹ごしらえをしに行くかぁ。

駅は田無。北口はチェーン店を内包する大手デパートがでかい顔している。発展しているなぁ。と田んぼがお出迎えでもしてくれるのだろうと思っていた僕はいささか、目を丸くした。

さて、知らない町のメシ屋は…と、と検索窓に「定食屋」と打ち込みしばし眺め、駅近くの店を一つタップする。




「松屋 田無駅前店」




松屋だった。言わずと知れた牛丼屋。
ブログ一回目が「並つゆだく美味しかった!おしまい。」はダメだろ。
とはいえ駅近くはチェーン店が軒を連ねる。
少し離れたところに何かないか。
とにかく俺は腹が減ったんだ←言ってみたいだけ


そんな念に駆られケータイで定食屋を探す。
すると近くにもう一軒、どれどれ。ほうほう。そんな遠くない。



「仲よし食堂」なかよし食堂か。
なかよし、ね。

二三口の中で復唱し、ブツブツ言っているうちに、はや店頭である。

十字路の角に建てられた昔ながらの定食屋。
仲よし写真(ありがとうGoogle先生)



ホワイトボードに書かれた定食の数もABCDと四種類。

いいじゃないか。
ここにしよう。


中に入ると若い店長が元気良く
「いらーさしゃーませー」
と独特のリズムで迎えてくれる。店員は彼と壮年の(彼の父だろうか)男性の二人で切り盛り。
これもいいじゃないか。

さってさて、四種類の定食何にするか、いやだいたい目星は付けている、生姜焼き定食にしよ…

店内のランチメニューを見て唖然とする。
ABCDEFGHIとメニューが並ぶ。
四種類じゃないじゃん!うわ!多っ!

悩むじゃないか(嬉しい悲鳴)。


いやまてまて、最初に決めた生姜焼き定食にしよう。下手に悩むのもアレだしそんなに時間もあるわけじゃなし。


壮年の男性がお茶を持ってきてくれたので、それに合わせて「B定(豚生姜焼き定食)を…」
と頼む。

食べるものも決まり店内を見回すと土方、スーツ、隠居、学生と男性を取り巻く全てのパターン勢ぞろいの客層。
しかし、女性は皆無である。
オトコのお店なんだなーとぼんやり思い、こう言う店は期待できるんだよなー。ワクワクしていた。すると
カウンターの向こうから「ちょっと重いですよ」と、
続いて「味噌汁熱いから気をつけてくださいね」という声とともに
定食が馳せ参じる。

ボリュームがいい今回の主役のご登場だ!


さてさてその中でも今回のメイン
甘辛い味付けの生姜焼きがご飯に良く合う!横の若いサラリーマンは大盛りだったけどそれもうなずける。ガツガツと平らげる。

そして!
小鉢と漬物の梅干しと刻みザーサイが食の間を埋める(真ん中下)!
油感を漬物がさっぱりさせてくれる。(左上の小鉢の豆腐もうれしい)

そして具材たっぷりの味噌汁食べ応えがある。ざばぁ!っと具材が汁から出て来る様は圧巻である!それが熱々のまま胃に収まる。

うまい。

至福の時である。
ご馳走さまでした。


しばし余韻に浸り、お茶をすすり、店主に代金を払い礼をいい、店を後にする。




よっしゃ。営業の再開だ。

明日は何を食べようかなー。


(続く…)

今日の営業メシ
仲よし食堂
東京都西東京市田無町2丁目2-6
お店URL