とっても昔のお話を…

ある日、霊媒(ミーディアム)さんに よくわからない エネルギーがおりました。
 

 

 

名前は?

 

___。

どこから来たの?

___。

どうしたの?

___。

何をしたいの?

___。

どうなりたいの?

___。

ずーっと何を聞いても無言。





ワタシ

さすがに、どう切り出していいかわからなくなり

しかたなく 何も聞き出さず 浄霊して返してしまうおうか?と思っていた時





『 痛い 』

ちいさーーーーい声で ボソリと言いました。



ん?

痛い?

どこが?

『 足が 』

そうかー 足が痛いのね。 

じゃぁ お手当しましょう。

霊に対して ヒーリング です。
 

 




足に触れはじめると 

『 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い 痛い … 』

エンドレスにブツブツ言い始めました。

それでも めげずに ヒーリングをし続けます。




数分たって そろそろ いい感じかな?と手を離そうとしたとき、

『 痛いの とれたよ   痛いのなくなったよ  ありがとう 』

大の大人に入っているので小芝居のようですが、どうやら小さい子供のような霊体のようです。
(ちなみに 霊には 年齢らしきものは ないのですが 表現としてあるようです)

そう? とれたなら よかった。

じゃぁ、帰ろうか?

と、促すと


image


『 あのね  痛いの 取れたから 痛いの持って帰ります 』

と言います。

意味がわからず、

なあに それ。 

 

痛いの無くなったなら 何も 持って帰るものないじゃない。

と言うと、


『 そうじゃ なくてね。  あなたと ここにいる人の 痛いを 持って帰る 』



なんだか、まだ よく意味がわからずに いると  

同席していた Aさんに 向かって言います。

『 あなた 腰 痛いよね  それ、持って帰ってあげてもいいよ 』



向きを変えて Bさんに向き合います。

『 あなた 膝 痛いよね それ 持って帰ってあげてもいいよ 』





みなさん、ポカンとした顔をしています。

ワタシも よく わからないままに


あのね? もしかして、ここにいる人の身体の痛いを持って行ってくれるの??


『 そうだよ。 ワタシの痛い痛いを 無くしてくれたから その お礼に 痛いを 持っていくの 』




言っている意味がわかったとたん単純なワタシは、健気さに胸が熱くなります。

でも、頭の隅っこでは、ん?担がれていないか?と、冷静なワタシもいました。

この頃のワタシは、降霊できるようになってから数年経ち、

 

すこしは経験を積んで 浄霊のノウハウはあるつもりでいたのです。

 

(偉そうでした 大反省)

でも、こんなに 降霊師としてした事の効果を

 

感謝の気持ちで 表してくれた霊体はいませんでした。




この 霊体は 本当に 痛みが取れたのだろう!

だから、こんな 不思議な申し出をしてくれたのだろう。

と、思えたのです。


ありがとう。ではその言葉に甘えますね。

Aさんの 腰の 痛みを お預けしますね。 


Aさんの腰からエネルギーとして 引き出し、霊体に そっと預けます。

Bさんの膝からもエネルギーとして引き出し、霊体に そっと預けます。


霊体は 急に 腰を曲げ 腰に手をやり、

『 いたたたた(T . T) 』

そのまま足を伸ばして、膝のあたりをさすり始めます。

見るからに 痛そうです。



これでは、痛いままになっちゃうじゃない。

さっき痛いのが取れたのに、こまったね。 



『 ううん。大丈夫。

ワタシが帰る所は 今までとは違う所に帰ります。

光っている人が来てくれたんだけど、その人が連れて行ってくれるって! 』




『 そうか、そうか。

どんな風に違う所に行くの? 』



『 そこね。

痛い 痛い をね 入れる池があるのね。

そこに痛いのを投げ込んだら、ワタシからは痛いのなくなるの。 』



またも、突拍子もないことを言われて、

半信半疑になるワタシ・・・。



光っている人って どんな人? 


『 んとね、キラキラの冠を着けた 優しそうな人 』 と言います。



たしかに、浄霊に入る時に、神霊たちに手助けをお願いしました。

存在のエネルギーも感じます。

でも、直接関わるとは思わなかったので、やはり確認。


もしかして、こんな人?

観世音菩薩の像を見せると


『 そうそうそうそう。  この人が 連れて行ってくれるって。 』



そかそか。

覚えておいてね。その人、観音様っていうのよ。

ワタシも子供の頃から助けられ続けてきたのよ。

すごーく尊い方だから、礼儀正しくね。



『 うん。わかったよ。ワタシ いい子するよ。 』



腰も膝も痛そうですが、帰りますと言うので

観世音菩薩様にも よくよくお願いをして、霊道から行くべき所へ返しました。

 

 


Aさんは腰が、 Bさんは膝が楽になったようで、ニコニコしています。

不思議じゃないのかなぁ?と

ワタシの方が半信半疑でいると、


『 イタイ イタイ くんは たしかに持って行ってくれましたよ。

この先、痛くても、痛くなくても、今のワタシは痛みがなくなるのを感じました 』

Aさんが にっこりとしながら 大丈夫です!と 言ってくれました。

いつのまにやら、イタイ イタイ くん と名前が付いてしまったようです(苦笑)


このイタイ イタイ くん この後、何度か出てきてくれて

ワタシたちに 大切なことを教えてくれる存在になりました。


その大切なことというのは、



すべての 闇は 光と セット 

 

でも本当は闇も光もない



という真理にも近いことを理解させてくれたのです。

そのお話は、またタイミングの合うときに・・・・・。

 

 

 
 

 

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