本当にいい入浴方法とは
お風呂につかるとうるおうとか、冷え性が緩和するなどと、
入浴に過剰な期待を寄せている女性が多いようです。
しかし入浴そのものには、美肌効果は期待できません。
湯船に長くつかっていると、お肌がうるおった気分になるかもしれませんが、
皮膚のうるおい成分であるセラミドなどがお湯の中に溶け出し、
かえって乾燥をまねくことになります。
体はぽかぽか温まるものの、それは一時的なものです。
冷え性が解消することはありません。
入浴のメリットは美肌作りに直結すると言うより、
実はストレス解消や筋肉のリラクゼーションなどの間接的な効果にあります。
体がぽかぽか温まれば、筋肉や神経の緊張がほぐれ、ストレスも解消できます。
また入浴後の体温降下時は眠りのスイッチが入りやすいとき。
入浴して20~30分でベッドに入ると、寝つきが良くなります。
このようにして質の良い睡眠が取れれば美肌にはつながります。
では、本当にいい入浴方法は何かというと、
実は全身浴で10~15分程度つかれば充分です。
何時間も半身浴するくらいなら、その分早く就寝した方が、
よっぽどお肌にとっては良いことなのです。