石川県能登半島を襲った豪雨が甚大な被害をもたらしています。

今年元日の震災に続いて、またも災害に見舞われてしまいました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、これ以上、被害が広がらないようにと願います。

ニュースの映像で、冠水でまるで川のようになっている道路、泥水が濁流となっているのを観ました。23の河川が氾濫したということですが、その中には「震災」で壊れた堤防などの復旧が進んでいなかったところもあったといいます。そういう破損個所から決壊、氾濫被害が拡大した可能性が大いにあるとのことです。

本当に、復旧計画は迅速に行われていたのか。今回の豪雨は「自然災害」であるけれど、近年の自然環境は「想定外」のこと、「記録を上回る」ようなことが起こるのです。そういうことを踏まえて、堤防を修復したり「真っ先にやるべきこと」に目を向けていたのか。

震災後、しばらくしてから、現地の方が「忘れられているんじゃないか」という言葉を口にされているのをテレビで観たことがあります。「自分たちが取り残されている」、そういう思いにさせていること自体に、この国の「歪み」があります。

これでまた「復旧」に遅れが生じてしまいますが、今はともかく、孤立集落に住まわれる人々への救援、命を守る対応を最優先にお願いします。(ジャッピー!編集長)