今年年末恒例の『SOUL TOGETHERNESS』の2012年度版。
最近のモダン・ソウルを選曲したコンピレーションとして、既に14年連続で出されているシリーズです。
80年代Soulが再評価される中、80年代Soulフィーリングに溢れた最近のナイスな選曲をしております。
また、今年はメジャー・シーンからR・KELLYとANTHONY HAMILTONが登場。

1曲目のBIG BROOKLYN REDの「Taking it Too Far」のミディアムナンバーがいきなり痺れます。
13曲目に、Lew Kirtonの1986年の12inchシングルの「Don't Wanna Wait」を入れるなど渋みも感じます。


今年もありがとう!!

Soul Togetherness 2012/Soul Togetherness 2012

¥1,908
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ソウル・グループの大御所 O'jaysが全米ブレイク前の1971 年にリリースした幻のインディ盤
が出た。LPもレア盤でなかなか発掘できずにおりました。

フィリー・ソウル・サウンドとグルーヴィーなコーラス・ワークがたっぷり詰まった作品。
7曲目のバラードの「Your Turn This Time」や8曲目の「Just To Be With You」のエディのシャウトが心地よい。

最近、エディ・レヴァートはキャリア初のソロを出すなど精力的です。

スーパー・バッド[紙ジャケット仕様・限定生産]/ジ・オージェイズ

¥2,415
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ソルトレイクからのビジネス渡米から帰国したら、R&BシンガーRuth Brown嬢の1972年の作品『The Real Ruth Brown』が届いておりました。CD unreleasedだったのですが最近CD化されたのです。
※名盤『Black Is Brown And Brown Is Beautiful』とのカップリングCD!

Richard Tee(p,org), David Spinozza(g), Ron Carter(b), Bernard Purdie(ds)と職人たちが強烈にかつブルージーにサポート。特に、若きDavid Spinozzaのギターが渋いぞ! LPには入っていた"Gloomy Sunday"が欠番になっいたのは残念。
僕は、Ruthの歌に絡むSpinozzaの泣きのギターが冴えるキャロルキング作の「I Feel The Earth Move」が好きだなぁ~。

BLACK IS BROWN AND BROWN IS BEAUTIFUL + THE REA.../BLUE MOON

¥1,881
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英国のエクスパンションというレーベルから2000年以降毎年冬に出されるコンピレーションである『SOUL TOGETHERNESS』の2011年版です。メジャー、マイナー、国にこだわらずSoul Musicの2011年のヒットナンバーを収録。僕にとっては毎年の風物詩となっております。

さて、今回の中身は...
1曲目は、なんと日本のDJで「Kyoto Jazz Massive」の沖野修也のナンバー。
※他の曲目は以下参照。
3曲目のNothendeという女性シンガーが良いね。iTunesでアルバム「Lovelight」を買うてしまった。
4曲目はのKelly Price嬢の曲でしたが、アルバム持ってました。
6曲目にはRahsaan Patterson の登場!メジャーです。
8曲目もメジャー処のゴスペル姉妹デュオMary Mary。アルバム持ってました。
9曲目のREEL PEOPLEもCool!
15曲目はLeon Wareの作品のリミックスで、これもカッコイイです。

今回も期待を裏切らない作品ばかりで、自信を持ってお薦めいたします。

1. Shuya Okino - Give Your Love a Chance
2. Heston - Greatest Lover (CB Remix)
3. Nothende - Celebrate
4. Kelly Price - & You Don't Stop
5. Debrah Bond - 5:35
6. Rahsaan Patterson - 6:00 AM
7. They - FatBack
8. Mary Mary - Survive
9. Reel People feat. Tony Momrelle - Tell Me Why
10. Maydie Myles - Kiss Of Life
11. Sharon McMahan - Maybe You'll Be Back
12. Electric Empire - Baby Your Lovin
13. Sarah Fonteyne - Messing
14. Los Charly's Orchestra - Feeling High
15. Leon Ware - On The Beach (Atjazz Love Soul Remix)





Soul Togetherness 2011/Various Artists

¥1,950
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Bambelela /Nothende

¥150
iTunes
※モバイル非対応

昨年末下北沢~新宿の中古レコード店巡りを久々に行い、発見。1983年にリリースされたJazz&Soulギターリスト、いぶし銀の職人Phil Upchurchのアルバム『Name of the Game』。1983年学生の時LPで購入していて(まだ保有)、CDをずっと探していた。

当時は、このアルバムにボーカルで2曲参加しているMarlena Showが目当て購入した。彼女の参加曲も良い(まだ若い彼女の伸びのある歌声が聴ける)が、Philのインスト曲もとてもGrooveしている。

特に、1曲目の「Name of the Game」は名曲でPhilのこの後のアルバムでも再演している。

$Black Music Reflection by Nob


Rhapsody & Blues/Phil Upchurch

¥1,109
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有力ジャズ・レーベル「コンコード」の傘下に入ったスタックス・レーベルからの2作目。
90年代後半から活躍するハスキーボイスのLalah Hathaway。
父親に偉大なるR&BシンガーDonny Hathawayを持つことで有名だが、もはや彼女は実力派シンガーである。

但し、今回のアルバムは父親へのオマージュがいたる所で感じられる作品だ。アルバム名にしろ、父親の数々のアルバムをデコレーションしたジャケット、10曲目の父親の1978年のヒット曲「You Were Meant for Me」のカバー(多分父親の曲のカバーは初めてだと思う)。

この10曲目やバラードは当然として、5曲目ラサーン・パターソンと共作した小気味よいファンク曲「If You Want To」など聴き処満載のアルバムである。父親の偉大さを受け入れ、大切にしながら、自分らしさを追求する彼女の姿勢が伝わる作品である。

Where It All Begins/Lalah Hathaway

¥1,230
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※こちらは最近出たDonnyのベストアルバム。

Someday We’ll All Be Free/Donny Hathaway

¥4,021
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ブルース・シンガー兼ギタリストとしてのKeb Moの2011年の作品。もともとSoulシンガーであった彼がアーバンBluesを聴かせる。

5曲目の「Crush On You」ではIndia.Arieとのデュエットを聴かせてくれる。
6曲目のイーグルスのカバー「One of These Night(呪われた夜)」もブルージィ―で良い。

特に、僕は1曲目の「The Whole Enchilada」が好きだ。仕事が終わり、車での帰り道にカーステレオで良く流すのだが、仕事を片づけた男のエンディングテーマのようでとてもCool! David T.Walkerがサポートに入っている。

Reflection/Keb Mo’

¥1,311
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今サザン・ソウル界が盛り上がっているように感じる。ベテラン、若手と自主レーベルから良い作品が頻繁に登場している。
このOMAR CUNNINGHAMの2011年の通算5枚目のアルバムもそうだ。
サザンソウルながら今の音を入れながらディープな歌声を聴くことができる。
全曲無駄無し。
僕は6曲目の「That's A Lie」、9曲目の「Mr.Lowdown」がヘビーローテーション。

Growing Pains/Omar Cunningham

¥1,147
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今年春頃L.Jプロデュースの『Motor City Hits Vol.1』というSoulファン感激のコンピレーションアルバムの第一曲目が彼の「Come Get To This」だった。マーヴィン・ゲイのカバーだが、ソウルフルに歌い上げていて、初めて聴いた時震えてしまった。今年No.1のSoul Musicだ。

この曲を含めたアルバムが登場した。適度に今風なサウンドでかつベテランらしいボーカルを聴かせる。ミディアム・スローあり、ポップな曲もあり聴きどころ満載。

5曲目でマーヴィンの「You Sure Love To Bell」をカバーしているが、これもデトロイトソウルの雰囲気満載の曲だ。

※You Tubeで"COME GET TO THIS/STEPPING OUT TONIGHT"で、明るくファンキーに歌い踊るL.Jが観れます!
http://www.youtube.com/watch?v=UHxADQTJOY0

ゲット・トゥ・ディス(GET TO THIS) 帯ライナー付直輸入盤/L.J.レイノルズ(L.J.REYNOLDS)

¥2,500
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Come Get To This - Single /LJ Reynolds

¥150
iTunes
※モバイル非対応
THE ”5” ROYALESは、1940年代に結成されたノース・カロライナ州出身のグループでゴスペル、ジャンプ・ブルース、ドゥワップなどをベースにしたグループ。1965年に解散するが、多くのミュージシャンが彼らの曲をカバーしている。ママス&パパスなどがカバーした ”Dedicated to the One I Love”、レイ・チャールズの ”Tell the Truth”、ジェイムス・ブラウンの ”Think”などが代表かな!?

このTHE ”5” ROYALESのトリビュートアルバムを、伝説のR&BギターリストSteve Cropper師が出しました。Steve Winwoodや僕の大好きなBetty LaVett姉さん、Brian May、B.B.Kingなどお友達も多数参加しています。

彼が高校生の頃、お友達のドナルド・ダック・ダンのお兄さんが米キングレコードに務めていて、このグループの"Think"を聴いて、この曲のようなギターフレーズをやりたいと思ったようです。

Dedicated/Steve Cropper

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Very Best of/5 Royales

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