去年までボクシングをやっていた。
名古屋のチームゼロというボクシングジムだ。
名古屋では、千種を拠点に本郷、名古屋駅と3つのジムを経営していて、この3箇所のどこかのジムの会員に入ればどこのジムでも利用できるシステムだ。
しかし、実際は、利用者にはわからないように、各ジムで分かれているようで、例えば、千種で入会した人は、勿論、本郷の利用はできるが、実際にそれをやると本郷のコーチに嫌がられる。
「あなた千種ですよね?千種の利益になるので、あまり教えたくありません」とは言いませんが、そんな態度で適当にトレーニングされるらしい。逆の場合でもそうだろう。
実際、千種、本郷、名駅を利用している人は、コーチ達に嫌がられていた。
仕事だから仕方のないことかもしれないが、上記にあるようにコーチのやる気が感じられない。
私は、入会したジムでトレーニングをしていたので上記理由には当てはまらないのだが、月謝を払ってまで、通う価値はなかったと判断した。
毎日、ジムへ行って1時間くらいシャドーボクシングとサンドバックだけやって帰る日が何度もあった。
コーチからの指導はない。
コーチもサラリーマンなのだから、給料さえもらえれば、できるだけ楽な仕事をしたいのだろう。
会話もなければ目もあわせてくれない。私が近づくと事務所へ逃げる時もあった。
それでも、捕まえて「ミットお願いします」と言うと「今日は疲れた」とか「歯が痛い」と言って相手をしてくれなかった。
コーチが相手をする人は基本的にボクシング経験者だ。チームゼロに入る前からボクシングをやっていた人だ。
初心者より経験者を教えるほうが楽だからだろう。
だから、チームゼロで数年間続いている人はボクシング経験者か、コーチに個人的に気に入られた人しかいない。
普通の人は3ヶ月くらいで上達もしないで、やめているようだ。
実際、ほぼ、毎日通ったが、入れ代わりが激しかった。
月謝1万円支払ってボクシングジムに通って、一人でシャドーボクシングとサンドバック叩くだけだったら、一人でもできるし、上達なんてするわけがない。
しかも、名古屋にボクシングジムが少ないせいなのか、結構利用者が多い。
多いときは、縄跳びもできないし、シャドーボクシングのための鏡の前、サンドバックも待たなければらないし、はっきり言ってすることがないし、待っているときに露骨にいやな態度をとる人もいる。待っている人を睨み付けて横入りなんて日常茶飯事だ。
ボクシングジムなのでたちの悪い輩は当然多い。
輩といえば、ここのホームページを確認すればわかるが、チームゼロには"若手選手"なるものがいる。
高校選抜とか県の試合にでるチームゼロの選手だ。
この"若手選手"がもっともタチが悪い。
コーチの前では「ハイ!」「お願いします!」「ありがとうございました!」とハキハキしているが、コーチが目を離すと、態度が豹変する。
コーチが見ているときは親切丁寧ゆっくり手加減して当てないようにスパーリングするが、コーチが事務処理や電話で目を話すと、自分の数十歳以上の年齢の相手をボッコボコにする。
当然、出血するし、ボディを当てられたときは、息が止まって、うずくまるくらい苦しい。
特に初心者はいいカモになる。
途中でコーチが確認に来て出血していても若手選手は「アタッチャイマシタ。スミマセンデシタ」で解決される。
周囲の人も関わり合いたくないから「あ。やられてるな」と思ったら、その場から離れて、シャドーボクシングしているフリをしながら鏡で様子を伺いながら黙っている。
こっちも大人だし、大袈裟にはしたくないから黙っているが、この大人の礼儀が若手選手には通用しない。
若手選手からすれば「このおっさん俺の嫌いな数学の先生に似ているからヤッテヤル」「この大学生バイク乗ってやがったからヤッテヤル」「こいつ顔がむかつくからヤッテヤル」といった感じなのだろう。
考えてみれば高校生で数年間ボクシングをしていて、周囲の大人たちは自分より弱いわけだから、子供なのだから天狗になるのは当然のこと。
なにより、見るからにチンピラ予備軍みたいのもいる。
子供ながらに目つきが悪く、顔に性格の悪さが滲み出ている小生意気な高校生をイメージしてほしい。
余談だが、このジムには何故かBBAが多い。十中八九、男漁りだろうが。
噂で、あるBBAが若手選手を"喰った"と聞いた。
百戦錬磨のダミ声のBBAからすると右も左も分からない童貞の狩場には最適なのだろう。
ボクシングができても所詮はガキだ。
若手選手はBBAとヤって大人の仲間入りでもしたつもりなのだろう。
winwinの関係でこれはこれでいいのかもしれない。
さらに、チームゼロは衛生面もいいとはいえない。
男性用の更衣室がないジムもあり、シャワールームも後付けの工事現場にあるようなタイプで、事務所用の水道を利用しているシャワーなので水量が少なく、お湯になるまで数分かかる。
しかも、脱衣所は無い。自家製のカーテン一枚で仕切られているだけ。
「フィー。キモチィー」と言いながらフルチンで歩いているド変態もいた。
先ほど記載した、混雑しているときなんて、一人最短5分でシャワーを済ませたとしても、着替えもあるし、自分の前には絶対に数人シャワーを待っているわけだから、嫌になる。
あと、この更衣室なのだが、床は何年も洗っておらず、元の柄が何だったのかすら分からなくなった汚れたボロボロのカーペット。
服はカゴに入れて棚に置くだけ、ロッカーなんて無い。
貴重品は絶対に持って行ってはいけない。だから仕事帰りには通えないことになる。
持っていくのは"盗まれてもいいモノ"だけ。
実際、私は毎回、小銭入れに2000円しか持っていかなかった。
チンピラ予備軍がいるような所に貴重品など置いておけるか。
時々、このチンピラ予備軍どもが、自分のカゴ周辺を漁っていると気になって仕方が無い。
実際、私は盗難にはあわなかったが、過去に窃盗があってもおかしくないくらいセキュリティはガバガババナナ銀行状態だ。
結論として、ボクシングというスポーツは、弱肉強食で、汚くて、痛いスポーツなのだから、私のような軽い気持ちの半端者には向かないのだ。
時間と金を無駄にしたが、「こんなもんか」とあきらめもついたと共に、この程度でボクシングジムの経営が成り立つのあれば、チームゼロの悪しきところを改善したボクシングジムを経営したら儲かるのではないかとも思ったのである。