というね、タイトルなんですけども。

最近この言葉が頭からあまりにも離れなくて困りました。

何を今更。ですよね。新しいわけでもないこの言葉がこびりついた理由というのが自分でもよく分からないのですが、そのきっかけは、

この前まで放送されていた「宇宙よりも遠い場所」というアニメのエンディング曲、「ここから、ここから」の一節だったと思います。

それでも、CDを買って聴いたときは、ああ、いい詩だなあくらいに思っていたのですが、それが今になってどうにも忘れられない。

こういうことって、多分皆さんもよくあると思います。言葉はあまりないかもしれませんが、歌のワンフレーズがふとしたときに頭の中で流れている、ということは、あるんじゃないかな。

どうか幸あれという言葉を思い起こしたのは、アルバイトの控室でまかないを食べていた時でした。

学校とバイトだけで一日が終わる日を3日続けて、流石にもう体力にきていた時でした。

その日は一日に３回も階段でつまずいてしまって、限界が生に体感できた日。

そんな日に、ふと、僕よりも忙しくしている友人のことを思い出して、どんな気持ちで生きているのだろうと想像した時に、「彼にどうか幸あれ」と何気なく思いました。そのとき、少し生気が蘇るような感じがしたんですね。

自分以外の誰かを応援するって、想像以上に、自分自身が元気になれることです。

思えば、自分が欲しいものをお店で選んでいる時より、大切な人へのプレゼントを選んでいる時の方が、何百倍も楽しいじゃないですか。

僕は性格が悪いので、よく、自分のために、人を心の中で応援したり、声に出して相手が喜びそうなことを言います。

例えば僕は買い物をした時、必ず、レジではじめに「お願いします」、レシートを受け取る時に「ありがとうございます」と、笑って言います。

それは、自分がバイトでレジをしている時にそうしてもらえたら嬉しいからなんですけど。

そして、自分がそうやって人が喜びそうなことをした後に、ふふーん、俺っていい奴だなあと思う。それが嬉しいんです。イヤなやつでしょ（笑）。

そうやって利己的に他人のことを想うのってどうなんだろうと思うのですが、僕にはどこまでが優しい人でどこまでがイヤな奴か、そういうボーダーラインを引くのって難しいなとも感じるので、とりあえず今のままでいいやって感じです。

そのうち、無償の愛をもって人と接するくらいの大人になりたいですね。

最近、バイト先に自転車で向かっている途中に、おじいさんが信号を渡っている途中で足がもつれて倒れてしまって、流血して動けなくなったまま赤信号になってしまうのを目撃しまして、これはマズいと思って僕も横断歩道に飛び出して、車に止まってもらった後におじいさんに肩を貸してなんとか安全な場所まで運んで手当てをしたのですが、そのときばかりは僕は100%他人のために頑張りました。

だって命に関わってますからね。車からは倒れた人って目視しにくいので、僕が赤信号に飛び出さなければ目の前で命が失われていたかもしれないのです。間一髪のところでした。

ちなみにそのおじいさんは近くの病院に自力で歩いて行かれて、怪我もかなり血は出ていましたが擦りむいた程度でした。

僕はというと、肩を貸した時に服に血がついて完全に殺人帰りの凶悪犯みたいになってました。警察と会わなくて良かったです。

もっと余談ですが、人に肩を貸すのって思った以上にきついです。一度肩におじいさんの手を回して立ち上がろうとしたら、全体重が僕にかかってしまって、僕も一緒に横断歩道の上に倒れてしまいました。二度目でおじいさんがなんとか自分の力で立ち上がろうとしてくれたので持ち上げることが出来ましたが、もしおじいさんの意識がなければ、ドラマみたいに一人でおじいさんを運ぶのは無理だったと思います。

筋肉が無いとこういう時に不便ですね。

特に貼る写真もないので２年くらい前に作ったグラフィックアートを置いておきます。

きれいですね。

最近、記事が長くなりがちです。

もっと短い方が読みやすいですかね。もう少し書きたいことがあっても省略することを覚えねば。

ではまた！あなたにどうか幸あれ！