食わず | iNG スタッフブログ


元々「食」にはあまり執着が無いほうで…。
「カレー」なんかの定番中の定番を除けば、この料理!という決定的な
大好物も思いつかない。
そのかわり、これは苦手だなという料理や食材もない…つもり
だったけれど考えてみると結構あった。
(大人になってあれやこれやを克服したと思っていたが、
そうでもなかったという…。)


どうしても崩せない牙城が、所謂『ねばねば系』・・・。

納豆、おくら、とろろ…と色々あるけれど、この類はほとんど
口にしたことが無い。
それぞれ匂いやら見た目やらで、口に入れるのに抵抗があるんだが、
「とろろ」に関しては、子供の時分に親戚の家で(なぜか卓上にあった)
どんぶり一杯のとろろ汁を飲みほした瞬間、盛大に吐いたことがあって…。
なんでそんなことしたのかは謎・・・。 美味しそうに見えたんだろうか?
いまだにとろろそばとか正視できないくらいのトラウマ・・・。

しかし『ねばねば系』が概して身体に良いというのも事実(たぶん)。
まぁ「あるある大事典」あたりの誇大イメージもあるのかもしれないが。

私は初めて受けた健康診断で「今にところ再検査の必要はとくになし」
との結果に満足して以降、数年にわたり健康診断をサボり続けている
くらい健康に無頓着なタイプだが、なぜか『ねばねば系』との
対決~克服は避けて通れない道のような気がしていた。


~そしてその対決の時は、意外なタイミングで訪れた。
ある事情によって、私は某施設に軟禁されて外界との接触を絶たれて
しまったのだ。
施設においては我々の食生活は管理され、コンビニでの買い食いなど
シャバにおける自由な振る舞いは許されない状況であり、
空腹を満たすには朝昼晩の(なぜか味付けが薄い)3食でしのぐ
しかなかった。

施設での数日が過ぎたある日、食事の一品に、あろうことか『納豆』が…!
肚をくくって(食べ方がわからないので他のテーブルをチラ見しつつ)
口に入れてみると、まぁまぁイケるじゃないですか!
・・・と、まぁこんな経緯があって、牙城の一角を突き崩してやった次第。


その後(刑務所じゃなくて病院から)シャバに戻ってからは、
スーパーなんかで売ってる3パックセットを冷蔵庫に常備するようになった。
(なんたってコスパが良い…)


「とろろ」は、まだちょっとハードルが高いかな~。
その前に、いい年こいて食べ物の好き嫌いがどうこうとか言ってる
メンタル面をどうにかすべきという意見も…。 ごもっとも!