プロローグ ─── これは、メイヨー・クリニックという、アメリカの有名な病院サイトに掲載されている記事です。おそらくこれから、日本のマスコミや病院でも似たような説明がなされるのではないでしょうか。

 

騙されないための訓練と思って、どこが間違っているかに注意しながら読んでみてください。

 

 

COVID-19ワクチン:事実を知る

MAYO CLINIC

 

 

 

 

コロナウイルスCOVID-19を予防するためのワクチンは、おそらくパンデミックを終わらせるには最良の希望です。現在、COVID-19の感染を防ぐワクチンはありませんが、研究者たちはワクチン開発競争をしています。

 

 

COVID-19ワクチンの研究

コロナウイルスは、Sタンパク質と呼ばれるトゲが表面にあり、王冠のような外観からギリシャ語でコロナと名付けられました。

 

コロナウイルスCOVID-19は、一般的な風邪、SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)などの一種です。COVID-19は、SARSウイルスに関連していることから正式名はSARS-CoV-2になりました。

 

ワクチン開発には何年もかかることがありますが、研究者はCOVID-19ワクチンの開発をゼロから始めているわけではありません。SARSおよびMERSのワクチンに関する過去の研究により、効果的なアプローチが特定されています。

 

Sタンパク質はヒト細胞の表面に付着します。Sタンパク質を標的とするワクチンは、ヒト細胞に結合するのを防ぎ、ウイルスの繁殖を防ぐ可能性があります。なお、さまざまなアプローチがあり、他のタンパク質も標的にされています。

 

 

COVID-19ワクチンの課題

コロナワクチンに関する過去の研究で、COVID-19ワクチン開発の課題が特定されています。

 

  1. 安全性の確保
    いくつかのSARSワクチンが動物でテストされています。ほとんどのワクチンは動物の生存率を改善しましたが、感染を防ぐことはできませんでした。一部のSARSワクチンは、肺の損傷などの合併症も引き起こしました。
    COVID-19ワクチンは、人間に対する安全性を徹底的に確認する必要があります。

  2. 長期的な保護
    コロナウイルスに感染した後も同じウイルスに再感染する可能性がありますが、通常は軽度で、ごく一部の人にしか発生しません。しかし、数週間から数年後には再感染します。
    COVID-19ワクチンは、長期的な感染予防を提供する必要があります。

  3. 高齢者の保護
    50歳以上の人はCOVID-19が重症化するのリスクが高いものの、高齢者は一般的にワクチンに反応しません。COVID-19ワクチンは、この年齢層に適したものが理想です。

 

開発と製造のプロセス

現在、世界の保健当局とワクチン・メーカーが、ワクチンの製造を支援するために提携しています。ワクチンには様々なアプローチがありますが、その内のいくつかはまったく新しいアプローチです。

  • 生ワクチン
    生ワクチンは、弱毒化(減毒化)した病原菌を使用します。この種のワクチンは、病気を引き起こすことなく免疫反応を促します。弱毒化とは、ワクチンが病気を引き起こす能力を低下させたという意味です。
    生ワクチンは、はしか、おたふく風邪、風疹、天然痘、水痘などに使用されています。したがって、同種のワクチンを開発するインフラは整っています。
    ただし、生ウイルスワクチンは多くの場合、広範な安全性試験が必要です。一部の生きたウイルスは、予防接種を受けていない人に感染する可能性があります。これは、免疫システムが弱まっている人々にとって懸念事項です。

  • 不活性化ワクチン
    不活性化ワクチンは、不活性化(殺菌)した細菌を使用します。この種のワクチンは免疫反応を引き起こしますが、感染は引き起こしません。不活性化ワクチンは、インフルエンザ、A型肝炎、狂犬病などに使用されています。
    ただし、不活性化ワクチンは、生ワクチンほど強力な効果を得られない場合があります。また、不活性化ワクチンの多くは、長期的な免疫を提供するために複数回投与する必要があります。
    不活性化ワクチンを製造するには、大量の感染性ウイルスが必要な場合があります。

  • 遺伝子操作ワクチン
    遺伝子操作ワクチンは、ヒト細胞にSタンパク質のコピー品を作らせる遺伝子情報を持ったmRNAやDNAを使用します。これらのコピー品が免疫反応を促します。
    このアプローチでは、感染性ウイルスを扱う必要はありません。なお、これまで遺伝子操作ワクチンが認可されたことはありません。

 

開発スケジュールと配布

ワクチンの安全性の確認、大量生産するための技術開発、まったく新しいアプローチのワクチン開発には、何年もかかることがあります。

 

なぜそんなに時間がかかるのでしょうか?

 

まず、ワクチンは動物試験で、ワクチンが機能するかどうか、安全かどうかが確認されます。このテストには厳密なガイドラインがあり、通常3〜6か月かかります。ワクチンの製造も、品質と安全の慣行に従わなければなりません。

 

次は人間でのテストです。フェーズIの小規模な臨床試験では、ヒトに対するワクチンの安全性が評価されます。フェーズ II では、有効な投与の方法と量を確定します。最後のフェーズIIIで、ワクチンの安全性と有効性を多くの人々で実証する必要があります。

 

深刻なCOVID-19のパンデミックにより、ワクチン規制当局はいくつかのステップを早急に行うかもしれません。

 

アメリカでは、FDA(食品医薬品局)が、フェーズIIIの結果が安全で効果的だった場合、利益がリスクを上回った場合、COVID-19ワクチンの使用を緊急に許可することができます。

 

しかし、緊急許可が与えられたとしても、ワクチン・メーカーには安全性についてデータを収集し続けることが期待されます。

 

CDC(疾病管理予防センター)は、医療および公衆衛生の専門家で構成される連邦機関である予防接種実施諮問委員会(ACIP)からの意見に基づき、アメリカ向けのCOVID-19ワクチンの推奨を行います。

 

FDAが承認または緊急許可を与えた場合、予防接種実施諮問委員会(ACIP)は、そのワクチンを推奨すべきかどうか、誰にワクチンを投与するかについて、臨床評価データに基づいて投票します。

 

なお、新しいワクチンの製造、流通、世界中の人々に投与するには時間がかかることを忘れないでください。

 

予防接種実施諮問委員会(ACIP)が行った議論では、ワクチン供給量が限られた場合は、医療従事者、一般労働者、重要産業の労働者、COVID-19が重症化しやすい基礎疾患がある65歳以上の人が優先されます。

 

 

 

エピローグ ─── とても医療従事者が書いたとは思えない記事ですよね。COVID-19が特定できていない以上、パンデミックは存在しません。そして、COVID-19が何かも分かっていない以上、ワクチンは必要ありません。

 

嘘と本当が入り混じった難解な記事ですが、ワクチンの問題をいくつか暴露しています。

 

(生ワクチンの)一部の生きたウイルスは、予防接種を受けていない人に感染する可能性があります。これは、免疫システムが弱まっている人々にとって懸念事項です。

 

つまり、もしもあなたが生ワクチンを接種したら、知らないうちに周りの人に感染させてしまう、さらに、他の病気の人やお年寄りに感染させたら重症化させる可能性があるという意味です。

 

不活性化ワクチンの多くは、長期的な免疫を提供するために複数回投与する必要があります。

 

遺伝子操作ワクチンでなくとも、ヒト細胞に遺伝子的変化を与えると警告している医師がいます。つい最近、ワクチンを接種した子供と接種していない子供を10年近く追跡し、比較した論文が発表されています。

 

 

 

 

ファイザー/オックスフォード、モデルナ/ビオンテックのCOVID19ワクチンは、mRNAワクチンで複数回投与することが分かっています。

 

遺伝子操作ワクチンは、ヒト細胞にSタンパク質のコピー品を作らせる遺伝子情報を持ったmRNAやDNAを使用します。これらのコピー品が免疫反応を促します。

 

分かりやすく表現すると、ヒト細胞にウイルスに似たタンパク質を作らせることで免疫学習をさせようというものです。

 

しかし、あくまでコピー品ですから、どのような反応が起こるのかを解明するには何年もかかるでしょう。そしてすでに、一部の人に重篤な副作用が起こることが判明しています(その記事は公開禁止になりました)。

 

いかがでしたでしょう 本当の話に嘘が混ぜ込まれるとコロッと騙される人もいるかもしれません。その前に、しっかりした知識を身につけなければ・・・。というか、ワクチンって本当に必要なんですかね