プロローグ ─── 「グレート・リセットの内容が明らかに(1)」からのつづきです。

 

 

グレート・リセット
の内容が明らかに
(2)

Global Research]2020年11月23日(2020年11月16日)ジョセフ・メルコラ博士

 

 

グランド・プラン

 

人々になんの利益もない資産の再分配

 

利害関係資本主義

2020年10月5日、イギリスの非営利社会正義組織『Winter Oak』が「テクノクラシー独裁者の目論見」という記事で、世界経済フォーラムのクラウス・シュワブを取り上げました。
科学的社会主義


シュワブは第4次産業革命について本を執筆し、2020年6月には、世界経済フォーラムからグレート・リセットを発表しました。グレート・リセットは、すべての人々の個人資産の剥奪を含んでいます。

シュワブは頑固な科学的社会主義者であり、トランス・ヒューマニズム(人間の機械化)に傾倒し、それによって近い将来、法執行機関がすべての人々の心を読むことができるようになると語っています。

『Winter Oak』は、次のように指摘しています。

 

シュワブとグローバリストの共犯者たちは、私たちの意思に反して、民主的な説明責任を回避し、反対を無視し、アジェンダを加速し、グレート・リセットを人類に押し付けるため、COVID-19のパンデミックを利用しています。

 

グレートリセットは、最終的に人々を2つの階層に分離します。

 

 1.すべての資産に対し権力と法を行使するエリート

 2.資産を持たず、力はなく、なんの発言も許されない残りの人々

 

これは陰謀論ではありません。計画は公開されています。『TIME』が強調している通りです。

 

COVID-19のパンデミックは、私たちが望む未来を考える特別な機会を与えてくれました。

 

ここ数ヶ月、世界中の多くの政治家や組織が似たような声明を発表しています。シュワブの著書『COVID-19:The Great Reset』はまた、業界のリーダーや意思決定者に対し、パンデミックをうまく利用し、無駄にしないよう促しています。

 

『TIME』の所有者で「Salesforce」の創設者でもあるマーク・ベニオフは、世界経済フォーラムの理事でグレート・リセットに精通しています。

顧客管理クラウド・ソリューションの開発企業

 

科学的社会主義者たちには何の犠牲も求めないこの計画が、すべての人々にとって公正で公平な生活をもたらすとは考えられません。最終的に、エリートとその他に分かれます。

 

テクノクラシーは、政治システムではなく経済システムです。しかし、そこに書かれていなくとも、ファシズムに似ています。

 

それどころか、『Forbes』はステークホルダー(利害関係者)という金融関連の用語を使って、次のように説明しています。

 

テクノクラシーとは

 

利害関係資本主義。企業が、顧客、従業員、取引先、地域、社会、すべての利害関係者のニーズを満たすことに重点を置くという概念。

 

『Forbes』はこの記事の中で、テクノクラシーは過去に試みた戦略であり、失敗だったことを指摘しています。

 

利害関係が対立した者どうしの主張を調整するのはほぼ不可能であり、大規模な混乱とわずかな利益が得られただけでした。この失敗がきっかけとなり、大企業は株主利益の最大化を優先するようになりました。

 

今、大企業は、顧客、従業員、社会、環境すべてを犠牲にして、株主や経営幹部のためにひたすらお金を集めているとして批判されています。

 

過去に機能しなかった利害関係資本主義に戻るとして、今なら機能すると考える根拠は何でしょう

 

 

ビッグフードのための計画

2020年11月9日、『Children's Health Defense』による新メディア『The Defender』も、世界経済フォーラムのビッグ食品業界向けグレート・リセットの問題点を指摘しています。

 

計画では、食糧不足、飢餓、病気を減らし、さらには、気候変動も緩和すると主張しています。

 

しかし、世界経済フォーラムが提携している企業とシンクタンクを詳しく見ていくと、世界的な構造改革の本当の狙いは、一部の企業が食料システム全体を管理することだと分かります。

 

世界経済フォーラムの提携企業は、食品業界の他、データ・マイニングの巨人、通信業界、武器業界、金融業界、製薬業界、バイオ・テクノロジー業界が含まれます。

 

このリストを見れば、世界経済フォーラムが、「食品と公衆衛生の未来は、遺伝子組み換え作物(GMO)、人工タンパク質、医薬品、工業製化学物質にかかっている」と主張するのもうなずけます。

 

 

EATフォーラムと食料帝国主義の台頭

 

食品とヘルスケアの未来

 

より良い復興

 

グレート・リセットが仕掛ける心理戦

 

ソーシャル・エンジニアリング

 

 

エピローグ ─── グレート・リセットの内容が明らかに(3)」へつづく・・・。