先月7月に、仙台で「SDGs」についての勉強会がありました。

 

いつも参加している定期的に行われるセミナーの1テーマでしたので、下調べをしないで参加をしました。そこのセミナーは2年位前から通い始めてるので、いつものメンバーが来るという安心感とコミュニケーションの取りやすさから毎月楽しみにしているセミナーです。

 

セミナー前に下調べをしない理由は、常に準備をし万全にするよりも、勉強会ぐらいは何もないところから感覚だけで考えて対応する練習をしたほうが、いざという時に役に立つのではないかと考えているからです。

 

そもそも、勉強会ですから、間違えようが知らないでいようがそこは自由にさせてもらっています。

 

さて、勉強会の内容ですが、企業の「CSRとSDGsの違い」についてからの説明だったので社会貢献に関わる話だというのはすぐに理解できました。

 

しかし、解決したい目標とその内容の濃さについては非常に壮大なプロジェクトだと思うと同時に、達成目標が2030年までということで、正直実現するためのハードルの高さにある意味驚きました。

 

ただ、個人的に国連の意義や意味をよく知らないでいた自分にとっては、地球規模の問題定義を、国を越え、民族を越え、すべての人が平等で住みよい地球環境を考えていたことに正直驚きました。

 

また、実際に勉強会でも出ていた話ですが、「実現性に問題がある」という話や「具体的にだれがどうやって?」や、「国の仕組みと文化が違うのに・・・」など、様々な意見も出ました。

 

確かに簡単な話ではないし、具体性もかけているなとも思います。

 

しかし、その話と同時に、方向性や考え方には私はとても興味と共感を抱きました。

 

また、勉強会の中では、これを機に、社会企業的にビジネスチャンスを広げていこうというという話も出て、かなり盛り上がりを見せる一面もありました。

 

なぜそんなに盛り上がりを見せたのか、具体的に盛り上がりを見せるきっかけとなったのは、講師からの「17目標の中で、3つだけ選ぶとしたら?」という質問からです。

 

3分ほど時間が経ってから参加者みんなで選んだ内容と理由を話し合い討論しました。

 

環境問題を気に病む人、地域づくりに興味がある人、貧困問題を気にしている人、ジェンダー問題を気にしている人、みんなの気になるポイントがわかり、それについて討論が盛んになりました。

 

そして、私がここで気が付いた事は、「選んだ理由を確認し合うことで、初めてお会いした人たちと素直に会話ができた」という事です。

 

「はじめまして」の挨拶から、あるテーマで共通項を見出せると、とりあえずそのテーマについて話をする事が可能になります。

 

いくつかのセミナーに参加をしてきましたが、初対面の人たちとかなり深い話題で話し合いをするという体験はあまりありませんし、実際何度かあったにしても、遠慮や配慮が優先してなかなか本音をぶつけるには勇気がいります。

 

でも、今回はテーマをピンポイントに絞って話ができたので、同じ配慮をしながらも、会話のしやすさは格段に話しやすく感じました。

 

その理由を思い出すと、「17目標の中で、3つだけ選ぶとしたら?」という質問がきっかけだったので、そういう意味でも「SDGs」についてどう思う?という事は素晴らしい問題定義だな~って感じました。

 

理想論や夢物語的な問題だと感じるか、可能性を見出しビジネスとしてとらえようとするかは誰もが自由に選択できます。

 

良いか悪いか、出来るか出来ないか、いろいろな意見が出る中、私自身は出来る出来ないより、出来る事をマイペースで取り組もうと考えました。

 

17の目標の1つに、17番の「パートナーシップで目標を達成しよう」という概念があります。

解釈を広げれば、「1人でやらずにみんなでやろう」だと感じました。

 

先ほどの会話ではありませんが、人と人が知り合う時に「SDGsの17の目標」の中で、何番に興味があるかで会話のきっかけになってもらえればと思い「srepo」というサイトを作りました。

 

このサイトは私自身が自由に人と街を取材するというそれだけのサイトです。そこに、取材と合わせて今は「SDGsの17の目標」についてもお話させていただき、興味関心る部分を紹介する旨を話しています。

 

まずは、「SDGsの17の目標」について知っていただき、興味関心を持っていただければと思います。

 

大きな17の問題でもあり時間も限られている目標ですが、知っていただくための支援なら出来そうかなと感じました。

 

サイトの件もそうですが、見てもらえるかどうか悩むより、やりながら考えていこうと思います。

 

このブログでもたまに紹介していきますので、また見てください。

 

 

 

 

17の目標と169のターゲット

「SDGs」では17の目標が提示されており、これらの目標は国や企業を問わず、自由に取り組みを求められ恒久的に実施されるよう求められています。

1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任、つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

また、目標ごとに達成基準が設定されており、その数は169にのぼります。