創造力の発揮を邪魔する七つの障害と、それを吹き飛ばす方法⑥⑦

6.　細部に気を配るとともに、大きな絵も念頭においてください

ジョン・ゴドフリー・サックスが書いた「盲人と象」と題した詩をご存知でしょうか？ これはインドスタンの6人の盲人が象を見に行き、それぞれが象に触ってどんなものであるのかを理解しようとするお話です。牙に、脚にさわり、尻尾にさわり、という状況を演じます。当然のことながら、象を目で見ることができない彼らは一人一人がひどく異なる結論に達します。

ヒント：　詳細を見ている間にも、全体像をどこかで意識していてください。そうすればすべてを正しい位置に置き、前後関係もしっかりしたものになるはずです。

7.　自分自身のことを考えなさい

創造力よりも行動を重く見る多くの組織では、考えるために休みをとると顰蹙をかってしまいます。創造力を規制されているような組織で働く人々は、往々にしてあらかじめ示されている筋道にしたがって、あるいは他の人が考えるように、あるいはこれまで考えてきたように考えようとします。それは童話作家のアンデルセンが「裸の王様」で示したような、視野の狭い考え以外のなにものでもありません。皇帝の支配地では彼が即位式のために見事なコスチュームを着ていると思っていることを知って、国民全員が彼が裸でいることを認めようとは考えもしませんでした。その時、病気のためこれまでにそうした文化の洗脳を受けていない男の子が真実を見抜き、声を上げるのです。「皇帝はなぜ裸でいるのですか？」

ヒント：　他人にどう考えるべきかを教えてもらうべきではありません。他の人があなたの意見を求めるときには、ためらうことなく彼らに意見を述べてください。

これらの7つの技術をあなたの習慣的な思考パターンの一部に取り込むことができるなら、新鮮で革新的な、また創造性に富んだ解決策を生活のあらゆる場面で発揮する自分自身に驚くでしょう。