『小さいこと』について
激怒したり、腹を立てるほどの悪いサービスはないけれど、「もう、二度と来ないだろうな…」と思うようなサービスはある。
サラダやご飯を運んでくる時に、指がサラダやご飯に触れている。
「いらっしゃいませ~!」と叫ぶ声が大きすぎる。
商売は、微差力で決まる。
大きな差では、決まらない。
どうでもいいような「小さなこと」が積もり積もって、お店が繁盛したりつぶれたりする。
「小さなこと」だから、誰もいちいちクレームを言わない。
だから、お店がつぶれる時は、「どうして、自分のお店はつぶれたんだろう?」と考えてもわからない。
周囲の人も、「小さなこと」だから、「まさか、あんなことで、つぶれたわけでは、ないだろう…」と心の中で思っている。
人類学者の宮城先生が、「人間の本性というのは、どうでもいいような小さなことに現れるんだよ。
明らかに見てわかるようなことには現れないんだ」と言っていた。
人間は、皆、すぐに見えるような部分には気をつかう。
しかし、肉体も心も、見えない部分にはあまり気をつかわない。
だからこそ、そういうチラッと見えるような表情や動作、言動などに、その人の本性が見えることが多い。
今までの人生を、振り返ってみても、「あの人は、とんでもない人だったな…」というような人は、知り合ったばかりの頃はとってもいい人に見えた。
でも、ちょっとした場面で「アレッ?」と思うような小さな違和感を感じさせた。
ただ、「小さなこと」なので、自分も周囲もいちいち気にしなかった。
しかし、後から、犯罪をやったりする人は、例外なく、そういう小さな違和感を感じた人。
人間関係でトラブルがおこっても、「あの人は、悪気は、ないから…」と言ったりして、悪さをした人をすぐに許したりする人がいる。
悪気がないということは、そのことに対して、反省ができないということ。
他にも、同じような言葉で「あの人は、根は良い人だから…」と言ったりもする。
本当に「根が良い人」であれば、その人の 行動や言動はいいものであるはず。
それが、悪い行動や悪い言動ばかりというのは、やはり、その人は「根も悪い人」だということ。
「就職」、「ビジネス」、「恋愛」、「結婚」など、人生の大事な局面では「小さなこと」を基準に判断したり決断するといいかもしれない。
人生を生きていく時には、このセンサーを研ぎ澄まして、危険だと感じたら、いったん 、冷静になって立ち止まり、いろいろと考えてみると、大きな危険から身を守れる。
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