『無我夢中』について
良寛。
江戸時代後期の歌人であり、書家である僧侶。
良寛はよく子供たちと無邪気に遊んでいた。
その日は、かくれんぼをしていた。
どこに隠れようかと良寛は、田んぼに積んである藁の中に隠れ、子供たちが探しにくるのを待った。
良寛がいない。
良寛を見つけることのできなかった子どもたちは、あきらめて一人帰り二人帰り、終いには全員が帰ってしまった。
暗くなり そして、鳥が鳴き始めた。
夜があけ朝になった。
農作業にやってきた農夫が藁のなかに隠れている良寛を見つけ、声をかけると、子供たちに見つかるから静かにしてくれと農夫は言われたという。
これが良寛和尚の「無我夢中力」。
人は、「夢中」で遊んでいるときに、「我」が「無」くなる。
僧侶たちは、我をなくすためにさまざまな難行苦行をする。
でも、「夢中」で遊べば、「我」は「無」い。
それが「無我夢中」。
そしてこれが、「夢」の「中」で暮らすたったひとつの方法。
夢の中へようこそ。
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