こんにちは☺︎
本日の投稿は中田一史先生を
育てられたご家族のお話を少し。
名付けて、
「ダンサー中田一史はこう育った。」
おぉ、なんか本とか書いたら
一部の方達にはすごくうけそう🙄笑
*
*
*
🌬
向かい風でも帆船は前に進む事が出来る。
我々が劇場で目にするダンサー達は皆、
厳しい選抜を経て選び抜かれた
エリート中のエリートです。
皆さんがご存知の通り、
舞踊、
とりわけバレエは先天的な身体特性に
左右される事が多い為、
産まれた瞬間にある程度
可能性が見えてしまう部分もあります。
僕の身長は170cmです。
国際的な基準の身長には全く満たないのみならず、
国内のダンサーと比較しても断然低身長です。
運動能力も平々凡々…
産まれた瞬間から逆風でした。
そんな僕でも恵まれたものも持っていました。
それは…
両親の教えでした。
僕の母親はダンサーになる夢を
断念した過去を持っています。
父親は船乗りになる夢を諦めました。
二人の教えは、
「風向き次第で行き先が
変わるような船であってはいけない。
知恵を絞り、装備を整え、訓練をすることで、
向かい風でも行きたいところへいける
帆船の様に生きろ。」
「天部の才ではなく、心の持ち方が行き先を決める」
ざっくりとこんな感じでした。
幼い頃からこの価値観で育った僕は、
悪戦苦闘を経て「末席」ではありますが
プロのダンサーとして活動する事が出来ました。
逆風が生む推進力はこと芸術において
重要であることは、
多くの偉大なアーティストの人生を紐解けば
明白です。
「潜時有意」
と言う熟語のように、
苦しい時の学びの成果が人生を左右する
と言っても過言ではないのではないでしょうか。
芸術とは、
・「表現者あるいは表現物と鑑賞者が
相互に作用し合い、
精神的ないし感覚的な変容を得ようとする活動」
・「表現者が作品を作る。
その先に鑑賞者がいて、
お互いが作用し合い完結する体験」です。
見た目の美しさや華やかさは大変重要な要素ですが、舞踊を芸術たらしめているのは
「想い」
だと思います。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
どんな時も自分の心に誠実に向き合う姿勢が、
芸術を作るのだと信じたいと思います。
順風満帆で進み続けられるなら、
それは幸せこの上ない事。
ですが、人生なかなかままならないもの。
沢山の感情
(時にそれが負のモノだとしても)
の起伏が織りなす感性は、芸術において、
それぞれが唯一無二の価値を持つと信じたい。
なんだか長くて取り留めの無い文章ですが、
世界中が「コロナショック」に動転する中、
そのインパクトに航路を閉ざされないよう、
一層努力していきたいと思います。
中田一史
*
*
*
イタリアにて
🩰🩰🩰
今回BALLET STUDIO INFINITYでは、
12月25日のクリスマスの日から、
未来ある「明日のバレリーナ」達に
良い練習環境を整える為に
クラウドファウンディングを行います！
明日のダンスシーンを担うバレリーナ・ダンサーの為に、
皆様からの温かいご支援を賜りますよう、
お願い申し上げます。
*クラウドファウンディングは
12月25日(金)より解禁いたします🔑
詳しくはスタジオのInstagram
@ballet_studio_infinity
又は、間もなく開設される
クラウドファウンディングのページをご覧下さい✨
(ページが開設されましたら、お知らせさせて頂きます。)