闇に消えるバイクの音
うしろに残る私の足跡
空からはエンジンの音が降り注ぐ
静まり返った街に
小さな明かりが灯る
もう夜だと告げる
遠くから聞こえる足音
通りかかった橋からは
何もかも綺麗に見える
美化された世界がある
それを自分はどう感じるのか
それまででいいのなら
あえてこの道を選ぶ必要もない
聞こえる電話の音とともに
命の声が泣き叫ぶ
どうか僕だけは…
なんの根拠もない言い訳
踏み出す一歩に
少しの意味もないとしたら
今生きているのは誰?
後ろの影が前に変わる
自分は何を持っていたんだろう
ここを抜けたら違った世界が
待っているかもしれない
わしづかみにされた襟を
さわりながら思っていた
行き交うことを許した糸は
どこへつながっているのかな