①の続き
そんなこんなで迎えた当日。
予選を勝ち抜きトーナメントになり決勝を迎えます。
予選の段階でもしかしたらおしまいかも…と思っていた親も多かったはず。
実際勝たないとおしまいという状況まで追い込まれていたので、覚悟していた
所はありました。
でも子供達は先生に「これで最後だよ。ここで結果を出さないともう出来ないよ」
というような声を掛けられ試合に望みました。
すると子供達も危機感を感じたのか、まずは1点!と気合が入りゴールを決める
事が出来たのです。
負けても1点入る事が出来た!これだけでも大きな成功体験だと喜んでいたけど、
その後も次々とゴールを決め出しました。
最初の1点をきっかけにボールに対する集中が一気に高まったようで、遠慮してい
た子達もどんどんボールに向かっていきました。
結果としては勝つ事が出来ました。
予選を突破する事が出来、トーナメントに進みます。
トーナメントなので、負けたらおしまいです。
試合に勝てたというのが子供達の自信に繋がり、キーパーの子のファインセーブの
連続に周りの子達もどんどん自分の役割をやっていきます。
次の試合も勝つ事が出来、その次の試合に向かいます。
次は強豪の園です。幼稚園でも強豪の所は本当に強く練習量が多いので自動的に
強豪になる訳ですが…
子供達は負けたら終わりだよというのがわかっているので大人は難しい相手だなと
思っていたけど子供達は全く諦めていません。
先生も厳しいというのはわかっていたからとにかく全力でやって来いと送りました。
スタートした直後攻め込まれていたけど、ちょっとした隙をつき1点が入ります。
強豪に1点を入れること自体ある意味奇跡に近いのでみんな大喜びです。
これで後は守りきれば…と思ってもなかなかうまくいきません。
後半になり同点になり試合はPKになりました。
結果としてはここで負けてしまい子供達の大会はおしまいになりました。
最初のうちは先生からの指導や言葉も「ウンウン」なんて聞いていたけど、先に
進むごとに個人個人で真剣に聞き、最後にはみんなで大きな声で「ハイ!」と
声をあげていました。
普段の子供達とは違う真剣な姿にちょっと心打たれました。
試合後子供達は悔し泣き、先生は嬉し泣き(ここまでやれて良かったと)
親はもらい泣きとみんなで泣きながら終わりました。
この1日で大きな成長を遂げた子供を間近で見られて本当にいい経験をさせて
もらいました。
ぷーすけは飽きていて大変でしたが、主人も楽しかったと言っていました。
自分自身もサッカーをやってきていたので色々思う部分はあったようです。
ぽんすけの中では全力を出し切ったようで、悔しさは当然あるけどそれより
もいい経験が出来たようで満足していました。
今朝も園に送り届けに行ったら子供達がサッカーの練習を始めていました。
それもかなり本格的な練習を。
クラブ練習は残り数回だし、今のメンバーでの大会はもうありません。
でも子供達は全然気にする事なくただサッカーが好きで練習をしている
ようです。
ぽんすけも今朝はサッカーシューズを履き、練習してくると行きました。
親は残った疲れと、軽い筋肉痛などの疲労感と戦っている所です(笑)
長文読んで頂きありがとうございました。