先日から山王寺の棚田に植えているマコモの株分け作業を毎日続けています。

今年はイセヒカリと合せて大小8枚の棚田に合計約600株のマコモを栽培する予定で、親株を掘り出して4つに分けて植え直す作業と、新芽を2~3本まとめて植え替える作業をしています。
これらの田圃は不耕起で、もちろん無肥料・無農薬栽培です。


   

 また、今年から新たにマコモを栽培したいという方々から株分けの要望が続いています。松江市、安来市、出雲市などの県内を始め、広島県で自然栽培をしているグループ、山口県のイセヒカリ会のグループからも大量の要請が来ました。
『出雲國まこもの会』の賛助会員はもうすぐ百名の大台に乗ろうとしており、しかもそのうち約20名が県外の人であることとも合せて、いよいよ「マコモ復活の時代」が到来したのを感じます。

 なお、6月1日(木)には、出雲大社の『まこも神事』に併せて、出雲大社の北島国造館で『第2回まこもシンポジウムin出雲』を開催する予定です。
『出雲國まこも風土記』を書いて下さった大阪の田中文夫氏の講演と、松江の売布神社の青戸(前)宮司、『出雲國まこもの会』代表の野津健司、副代表の多久和厚とで行うパネル・ディスカッション(コーディネーターは会のアドバイザーである須田ひとみ氏)です。
会場のスペースの関係で60名限定の会になりますが、既に県外を含めて35名の方から申し込みを頂いています。この調子なら、すぐに満席になりそうです。
マコモに関係のある各分野(神社、医療、大学、行政、農業、飲食店)のエキスパートが集って下さるので、非常に濃い会になると思います。