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原作からのメディアミックスされる際に設定などががらりと変わってしまうことありますよね。
それは物語をより面白くするためだったり、限られた制約の中でのことだったりといろいろですが、ある作品は映画化の際に同性愛表現を丸々カットしたことでも有名で、その際はスポンサー理由だったそうです。
最近でもとある作品では映画化の際に主人公の男の子が同性に想いを抱いている設定を丸々カットしていて、個人的にはモヤモヤ。
蓋を開いてみたら、その男の子のキャラクターそのものが改変されている感じだったので、同性に想いを抱いている設定も当然のカットだったのかなと思います。……もっと個人的なことを言えばその設定をなくしたことは物語の面白さをかなりマイナスしてるなと感じましたね
それはさておき、昨今の映画業界で話題になるのは「ホワイトウォッシュ」映画業界において白人以外の配役に白人の役者さんが起用されることを言いますが、最近では映画業界に限らず言われたりもしますね。
非白人文化を白人文化で塗り替えてしまうこととも言われます。
最近の映画ではハリウッド版攻殻機動隊「ゴースト・イン・ザ・シェル(2017)」の主人公は原作では日本人の草薙素子というキャラクターですが、ハリウッド版では「少佐」として名前は出ずアジア系ではないスカーレット・ヨハンソンさんが演じることにホワイトウォッシュだと話題になりました。
またあまり言われることはありませんが『トランスイレイザー』という言葉もあります。ザックリ言うと「(トランスジェンダーを含む)性別移行者を無き存在にすること」。
ちょっと例としてはふさわしくないかもですが、最近で言えばレインボーパレードの発端となった事件「ストーンウォールの反乱」を描いた作品「ストーンウォール(2016)」では事件の口火を切ったのを本来のトランスジェンダーや男性的なレズビアンではなく、主人公の白人男性にしたことで批判されました。
ちなみにそのトランスジェンダーと男性的なレズビアンは有色人種だっことから、ホワイトウォッシュ&トランスイレイザーとしても話題となりました。
それらを踏まえて、原作では同性愛者、もしくは同性に想いを抱く表現などを、異性愛者もしくは異性愛表現にしてしまうことはなんと言うのだろうか。
「ヘテロウォッシュ」か「ゲイイレイザー」か。個人的には「ゲイイレイザー」のインパクトは好き。
そんな話をしていると夫くんから「そこまでいくと単なる二次創作じゃん」と言われたので「確かに…」と思って変な納得をしましたw
ゲイイレイザーだとかトランスイレイザーだと言ってはいますが、実はその逆も結構あります。
メディアミックスされる際にはよくあることで、新キャラクターを登場させたり、男性キャラクターを女性に改変したり、同性愛表現が強くなったりと、まぁいろいろ大なり小なりあります。
個人的にはホワイトウォッシュはともかく、物語の核心を損なうことなく、面白くなるなら、ある程度の改変はまぁいいかなと思う次第です
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