多彩なアイデンティティを示すレインボーカラーはLGBTsのシンボルカラーとなっていて、イベントではレインボーフラッグが飾られることが多いですね。
このレインボーフラッグをデザインしたベイカーさんはそれまでのシンボルであったピンクトライアングル(ナチスドイツ時代ホロコーストによる強制収容の際に男性同性愛者の識別胸章)に代わるLGBTs発信のもっとポジティブなシンボルが必要だとしてこのレインボーフラッグをデザインしました。
そこで『なんでレインボー?』と言われることがあります。「確かにいいモチーフだけど、なんでレインボーなの?」と。
諸説ありますが、一番よく言われているのは『ジュディ・ガーランドの名曲「虹の彼方に(over the rainbow)」から着想した』というもの。
では「なんで『虹の彼方に』から?」と質問が上がってくると思います。
もともとジュディさんは当時のゲイ&レズビアンから絶大な人気を誇り、またジュディさん自身もゲイ&レズビアンを支持していたと言われています。
そんなジュディさんの代表作『オズの魔法使』のドロシー役で歌った『虹の彼方に(over the rainbow)』はピッタリのモチーフだったのだと思います。
ちなみに当時の隠語でゲイ&レズビアンの人たちを「ジュディのお友達(ドロシーのお友達)」と言っていたそうです。
そのくらい当時のLGBTsシーンにジュディ・ガーランドさんは密接に関係していたんですね。
まだまだ逸話はありますが、それはまた別の機会に。
さてそんな名曲「虹の彼方に(over the rainbow)」ですが、映画「ミルク」や各イベントをはじめ、いろんなLGBTsシーンに使用されており、中には「そういえばかかってた!」っていう人もいるかもしれませんね。
世界はカラフルに彩られている!
花嫁は元男子。
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