11月2日(土)、大好きな熊木杏里ちゃんのライブを観るため、日本橋三井ホールへと向かいました。
今回のライブはNew Album『人と時』のお披露目的なライブでしたね。関係者の方々も一際目立つ席にズラリ、でした。

会場に置いてあったフライヤーを記念に頂いてきました。


        ~  本日のセットリスト ~

  1.home
  2.Best Friends
  3.それがいいかな
  4.新しい私になって
  5.傘
  6.あわい
  7.君
  8.蛍
  9.生きかけとして
10.説教と楓
11.私が見えますか?
12.どれくらい?
13.雨が空から離れたら
14.春の風
15.風船葛

              ~ アンコール~

16.亡き歌
17.雪
18.いつかの影法師


ベース&バンマス森田晃平さん、ドラム岩丸正さん、ギター斎藤純一さん、ピアノ幡宮航太さん、この馴染みのメンバーに加え、この日は弦が二人プラスという豪華なラインナップ。バイオリンの谷崎舞さん、チェロの石貝梨華さんという綺麗どころがお二人。ステージ上が一気に華やかな雰囲気になりましたが、弦が入ると音もより一層厚みがまして奥行きも凄味も加味されてとても贅沢な時間でした。

杏里ちゃんの声は終始安定してて、哀しみや憂いをたゆたうような儚さでしっとりと歌い上げたかと思うと、どこまでも突き抜けるように声を弾き飛ばすように歌う力強さも随所にみられ、本当に逞しくなったなぁって感嘆するばかりでした。彼女は本当に一皮も二皮も剥けたみたいなタフさがあって、やっぱり中国公演を数多くこなしてきた成果がここにきて開花したように感じました。

アルバム発売前から個人的にすごく好きな曲「生きかけとして」を歌ってくれたときは、やはり胸に込み上げてくるものがあってじんわり...

前回のライブでフルバンドで歌ってくれた「私が見えますか?」が今回も聴けてすごく嬉しかった。イントロのギターの音色を聴くだけで鳥肌がザワザワ~って感じ。デモで寂しげに訥々と歌ってたこの曲が、まさかこんな壮大な世界観で畳み掛けてくるなんてね。

この日の彼女はもう『圧倒的!』このひと言に尽きます。(「蛍」の歌詞がちょっと怪しかったのはご愛嬌ということでw)

バンマスの森田さんが自分の演奏がないときでもずっと右手を挙げて指揮をとってらして、杏里ちゃんや他のメンバーの方々とも楽しげにアイコンタクト取ってらっしゃる姿を見て、10年後には森田さんはきっと日本を代表する大物プロデューサーになって音楽業界を引っ張ってく立場になってらっしゃるんだろうなぁって思って見てました。
沖縄ライブのときは、杏里ちゃんにMCふられてかなりオドオドした感じだったけど、この日の森田さんは堂々としてらしてとても楽しそうだったのが印象的でした。

熊木杏里愛、そしてリスペクトマインドがより一層ヒートアップした素晴らしい時間でした。










どなたかのTwitterから拝借させて頂きました。岩丸さん、今回も最高の笑顔!(上の写真はニャロメみたいw)


告知は特にありませんでした。でも杏里ちゃんが後でインスタで告知を忘れてたことを告白してくれました。
春にツアーがあるそうですよ!あぁもう楽しみっ!嬉しいなっ!早く逢いたい。


楽屋にはスターダスト・レビューさんからのお花も届いていたそう。


これ見て、「やった、ハイタッチ会があるっ!」って一人で浮かれてた間抜けな私です...恥


今回も恒例となった熊木杏里くじがありました。結果は....




ま、いつも通りの結果です(^^;

特賞Aに輝いたお二人は、いつも良くして頂いてる方々だったので私も嬉しかった(^^)
そのうちのお一人はなんと前回もツーショットをゲットしてるツワモノ...、やっぱり持ってる人は持ってるもんなんですね。私なんかは邪念を捨てて出直して来い!って感じだなぁ。


お土産たくさんありがとうございました。



「生きかけとして」に夢中だった私ですが、ライブが終わってからは「いつかの影法師」に心を持ってかれてしまいました。


あなたの眼差しは
晴れた空を行く  いつかの影ぼうし
しじまに見せかけた
私の明日を  染めゆく影ぼうし



「風船葛」 フルバージョン

「亡き歌」








抜けるような紺碧の青空広がる灼熱の地、沖縄那覇市。
7月14日(日)、この地で開催される熊木杏里ちゃんのライブを観る為に、一念発起して独り機上の人となったのでありました。

朝早くから新幹線と特急を乗り継ぎ、洋上に浮かぶ関西国際空港に到着。
飛行機なんて新婚旅行以来縁がないし、ましてや一人で乗るのも当然初めて。耳の中から鼓動が怒涛の如く響く中、定刻通り2時間ほどで那覇空港に無事到着。



そこに羽田発の便が40分も遅れたとのことで、上手い具合に顔見知りの方二人と合流。挙げ句、前日入りしたお仲間さんたち合わせて五名で沖縄料理の洒落たお店で再会を祝って祝盃を上げ気勢を揚げ、明日への期待も併せて心底愉しいしあわせな夜を過ごさせて頂きました。



本場のソーメンチャンプルー、絶品でした!あまりの美味しさに、ついおかわりしてしまいました...恥



ライブ当日、南国らしい湿気を伴った熱気を全身に浴びて、全国各地からアツいくまっきーフリークの皆さんが会場の沖縄OUTPUT前に集結。久しぶりに見る元気そうな顔があっちにもこっちにも。会った瞬間に笑顔弾けて会話も弾み、なんだかいつもの日本橋三井ホール前みたいな賑々しさ。
私は這々の体でやっとやっと沖縄まで来たけど、他の方々はしれっと当たり前のような顔で余裕綽々な感じが凄い、さすがと思いました。



会場内はこんな感じ。


私は後ろの席に陣取り、見馴れた背中たちをニヤニヤして見つめてました。
前方で立ってらっしゃるのがお馴染みの平賀哲雄さん。このライブを企画された杏里ちゃんの恩人みたいな方ですね。
元々はここの上江洲店長さんからのラブコールを受けて実現した企画だそう。上江洲店長はいかにも沖縄の人って感じのザ・酒豪って印象でした。


     ~~  この日のセットリスト  ~~

1部 1. 窓絵
       2. 長い話
          3. 囃子唄
          4. 祖母と二人で
          5. 私をたどる物語
          6. バイバイ

2部    1. 七月の友だち
           2. 春の風
           3. 誕生日
           4. 君の名前
           5. 飾りのない明日
           6. 羽

今回のライブはタイトルにも「熊木杏里を語る会 ~ 熟考」とあるように曲数は少なめ。全体の1/4が歌で後の3/4がその曲について平賀さんが語りファンが語り、といった構成でした。

1曲目の「窓絵」では、杏里ちゃん直々の御指名で迷うことなくAさんを名指し。Aさんも慣れたもので、言葉に言い淀むこともなくとてもスムーズに自分の想いを語ってらっしゃいました。その堂々たる姿は、もはや熊木杏里探究の第一人者といった風格さえ漂っていました。

2曲目の「長い話」を歌い終わったところで平賀さんに「どういった心境でこの35歳バージョンを作ったの?」と訊かれた杏里ちゃん。
「いつまでも22になってみても~なんて歌ってられないじゃん。アラフォーがよぉ」といきなりの杏里節炸裂!
「この曲、うちの息子が聴いたらなんて言うかな」
「(息子)ママたばこ吸ってたの!?」
「(ママ)一度はみんな吸うもんだよ」

いつも通りの彼女の砕けたトークのおかげで、いつもと勝手が違ってどこか身構えてたお客さんたちもやっと肩の力が抜けたんじゃないかな。会場の張り詰めた空気がようやくほどけてきた瞬間だったように思います。

3曲目の「囃子唄」で、私はもう涙がとめどなく溢れてきてしまいました...
このときは自分に酔いしれてました。杏里ちゃんに逢いにこんなに遠くまで来たんだ、初めて一人で飛行機に乗って本州を抜け出して九州さえも飛び越えて、杏里ちゃんに逢いにここまでやって来たんだ、その沖縄でこの曲が聴けるなんて...

杏里ちゃんのやさしい歌声に包まれて、至福の悦びに抱かれて、心からの感謝の涙でした。

4曲目の「祖母と二人で」を歌う前に、「どうしてこの曲を選んだか、それは....ばあちゃんのことが大好きだからですっ!」と嬉しそうにちょっと照れたような素の表情がとっても可愛かった。

大好きなばあちゃんの顔を想い浮かべながら、杏里ちゃんは大切な話を静かに私たちに話してくれました。
少し前から体調を崩されててずいぶん気を揉んだこと、一時はお祖父さんもみんな覚悟されたときのこと、ご両親が長野に帰って一緒にご飯を食べるようになって見違えるように元気になったこと。
まだまだ元気でいてほしい、と気丈に語ってくれました。

この日はタイトルに『熟考』が付くとあって、一曲ごとにファンが前に出て平賀さんと並んでトークを繰り広げる、という進行でした。
皆さんとても理路整然と曲への想いと彼女への感謝の気持ちを語ってらっしゃいました。
自分の人生を簡略的に語り、精神的に追い詰められて苦しかったときに熊木さんの歌声と出会い救われてすがり付いて生きてきました、と訥々と語る方。そうかと思えば、以前のライブでステージ上で突如発した『寝ゲロ』発言に度肝を抜かれ、そこからはもう、なんなんだこのコは!、と夢中になって惹かれていったと笑いを交えて話される方も。このときはさすがに彼女は頭抱えてましたけど(笑)


こうして1部と2部を通してファンの切実かつ真摯な想いを真っ直ぐ受けとめ、後半は胸がいっぱいになって感情が抑えられなくなって歌えなくなってしまう場面もありました。
「飾りのない明日」を歌う前に長い間息を整え、ようやく意を決して歌い出すも、途中で「ちょっと....ごめん」と溢れだしそうになる情感を懸命に押さえつけてる姿に、私たちは息を殺して見守ることしかできませんでした。


本来ならここで一旦捌けて、次の「羽」はアンコールで、という流れだったみたいですが、杏里ちゃんがもうかなり気力を消耗して疲弊してる姿を間近で見てた平賀さんの判断によって、「飾りのない明日」に継いで「羽」を歌うことに。

実は2部で会場に入る際に、この曲の歌詞をコピーした紙を貰ったんです。杏里ちゃんの美しい文字が並ぶ紙を。



森田さんのベースと杏里ちゃんのキーボードに乗せて、私たちも心を込めて大切に大切に歌いました。杏里ちゃんは自身ではあまり歌わずに、会場にいるファンの姿を一人一人ゆっくりと丁寧に見ていてくれました。
私も精一杯の感謝を込めて、彼女の顔から視線を逸らさず目も落とさず、涙を堪えて声を張りました。この声が届くはずもないけど、あなたに真っ直ぐたどり着けて本当にしあわせだよ、いつもありがとう、ありったけの感謝を込めて真心をここに。


ファン冥利に尽きる、のひと言。永遠に色褪せることのない濃厚な時間でした。ライブ中はずっと、今ここで死んだって構わない、一片の悔いもない、そんなことを思ってました。
とても華奢な彼女だけど、この日は貫禄というか風格というか、ものすごいオーラを放ってました。


左下のボーダーの方が上江洲店長さん。

※ 記憶違いの箇所も多々あるかと思います。そこはどうかご了承願います。



ライブの為だけに沖縄まで行くという私のわがままを、黙って許してくれた旦那に感謝です。3日ほど口きいてくれなかったけどね(^^;

逆の立場だったら、きっと私は「アホかっ!そんな金どこにあるねんっ!」って逆上して激昂して怒り狂うかもしれないのにね。
とにかく事故なく無事に帰ることで旦那はようやく許してくれるんだろうなって思ったから、帰りはお昼ご飯を食べる暇もなく必死の形相で家路にたどり着きました。

そしたら、お風呂を沸かして猫と待っててくれました。
好天に恵まれ、乗り継ぎもギリギリだったけどなんとかトラブルなく遂行できたことを告げると、「こういうときに日頃の行いが出るんやぞ」って珍しく労いの言葉をかけてくれました。

旦那にはもう一生頭が上がらないなぁ。


   ~ 祝!沖縄初上陸!思い出のアルバム ~
















『囃子唄』 作詞作曲/熊木杏里

          
        

4月20日(土)、福島県金山町にある御神楽館にてラジオ福島の『風とロックCARAVAN福島』の公開収録があり、我らが熊木杏里ちゃんが出演するということで遠路遥々応援に駆け付けました。







パーソナリティーは箭内道彦さんなんですがこの日は別の方が話してらして、「箭内さんがお休みのときもあるんだ、あ~残念だなぁ」ってちょっとしょんぼりしてたら、開始2分ほど経ってから箭内さんがステージ上に走り込んで来られました。ただの遅刻だったみたいです。ほっとひと安心^^



この日は4組のアーティストさんが出演されました。

大竹涼華さん(只見町出身)
さかいかのさん(浜通り出身)
ひとりぼっち秀吉BAND(郡山在住)

福島に所縁ある方々のステージに続き、最後に杏里ちゃんの出番でした。

箭内さんが遅刻してきたせいで、まだ杏里ちゃんと挨拶すら交わしてないとのこと。ステージ脇に控えてる杏里ちゃんに向かって「あれ、髪の毛また切ったの?」と箭内さん。
そしたら杏里ちゃんがステージに上がってきてツカツカと箭内さんに歩み寄ってがっちりと握手。8年前に共演した奥会津でのライブのことを二人で懐かしみつつ、杏里ちゃんのステージが始まりました。

~ 本日のセットリスト ~

1 長い話(+35歳バージョン)
2 hotline
3 YOU DON'T KNOW(怒髪天カバー)
4 春の風

久しぶりに「長い話」の35歳バージョンを歌ってくれました。いつもはスロースターターな彼女ですが、この日は最初からずっと安定して声が出てて、伸びやかで透き通った歌声に会場の誰もが静かに耳を傾けてました。
とりわけ箭内さんが作られた「hotline」と「YOU DON'T KNOW」の歌声は情感こもってて心に沁みました。しんみりと会場中に響き渡っていく切なくも寂しげな歌声に、控え目に鼻をすする声があちこちから聞こえてきました。

この日は事前に撮影OKの許可が降りてましたので(動画はNG)、私もスマホで何枚かパチリ。








一番前で撮ってたのに下手くそすぎ.....


この日の杏里ちゃん、ここんとこお気に入りのBeatlesのTシャツの上にグレンチェックのコートを羽織り、ベージュのコーデュロイっぽいパンツ姿。ちょっと少年チックなマニッシュな装いでした。


歌の途中でラジオ福島で放送されてるレギュラーラジオ『夢のある喫茶店』のことに触れ、その場で箭内さんに出演交渉。箭内さん、この状況で断れる訳もなく(笑)、出演を快諾されました。
ステージから捌けてたひとりぼっち秀吉BANDの秀吉さんにも無茶ぶり。
杏「(独り言っぽく)秀吉さんは郡山在住だから来れないかな」
秀「行きますっ!」
杏「そこいた!?そこにいたの?」

いつもながらの自然体のトークにみんなほっこり。杏里ちゃんて会話を回していくのが上手ですよね。誘導が上手いというか、極めて自然に相手の懐に飛び込んでいくというか。怖いもの知らずというか、肝が据わってるなぁっていつも思います。


最後に箭内さんはこうおっしゃいました。
「熊木さんの歌は、僕らを見守ってくれてるというか。寄り添うって言葉がほんとに似合う歌を作る人だなって今日改めて思いました」と。
さすが箭内さん、私たちの想いを真っ直ぐに代弁してくださいました。



福島までほんとに遠かった...。でも本当に行って良かったです。
来月の大阪も7月の沖縄も応援に行けなくて、きっとまた私はふてくされて塞ぎ込んでしまうんだろうなって予想はついてました。いつものことだからね(^^;
だったら福島まで行こう、無茶できるうちが華だから。遠くたって気力があればなんてことない、逢いたいんだから逢いにいく、ただそれだけ。


夜勤明けのまま勇んで車に飛び乗って、北陸自動車道、磐越自動車道と愛車は軽快に私を運んでくれました。足元はスタッドレス履いてましたけど(^^;
片道5時間ちょっとかかったけど、行きも帰りもまったく疲れなかったのが不思議。心地よい余韻の中で、うっすら口角上がってましたw


いつもは遠征してもろくに観光もしないけど、今回はどうしても行きたい場所がありました。せっかく福島まで行くんだから、どうせならあそこまで足を伸ばさないと。憧れのあの場所に行けるのは今日しかない、そう心を決めてまっしぐらに向かいました。


永年の憧れの地、三春滝桜です!







見事に満開でした!樹齢1000年の枝垂れ桜は気品があり、華やかさの中にも威厳が感じられて畏れ多いくらいに幽玄でした。まさに別天地!

この世はもうすぐ令和に代わりますが、この桜にとってはそんなこと取るに足らぬことでしょうね。ちっぽけなことに振り回されてばかりの生き様だけど、この場所で1000年もの永きに渡って生き永らえてきたこの桜にあやかって、私も動じない心で生きていこう、そう気持ちを新たにしました。

こんな遠くまで私を連れてきてくれてありがとう。杏里ちゃんに出逢わなかったら、私の人生は本当に狭くて浅くて経験値も最低レベルの味気ないものだったろうな。
この齢にして、まだまだたくさん吸収できてる日々です。


そうそう。
会場でお菓子の詰め合わせとコーヒー飲料を戴きました。こんなにたくさんっ!


すごい太っ腹!この尋常じゃないくらいのお・も・て・な・し精神!
金山町の皆さん最高です!どうもありがとうございました!美味しく戴いてますっ。


永年の憧れといえばこれもそう。本場の喜多方ラーメン。ついに食べることが叶いました!
あっさりとした醤油味のスープとコシのある縮れ麺のバランスが絶妙で美味しかった~っ!

ガッツリいきすぎやん.....恥


自分用のお土産にはこれを購入。
この日のことを忘れないように、なるべく使わないようにしなきゃ。




YOU DON'T KNOW(怒髪天カバー)


hotline


勝手にお借りしてすみません(..)
もしダメなら後でやんわり叱ってください。