- ぼくの生物学講義―人間を知る手がかり/日高 敏隆
- ¥1,890
- Amazon.co.jp
2009年11月に亡くなられた
動物行動学者日高年敏隆さんが
最後に大学の(多分半期の?)
講座を持たれた際の講義録を単行本化したものです。
実際の講義の録音から文字におこしたものらしく、
第一講 第二講・・・という具合に
一つの章が一回の講義になっています。
講義の様子が目に浮かび、
とても臨場感がありました。
実際には通えない京都の大学の講座を
受講させていただけたようで
ありがたかったです。
大学生を対象とした講義とはいえ、
わかりやすい話なので、
中学生ぐらいのお子さんなら充分読んで楽しめると思います。
(あ、でも性に関する話では、ちょっとオトナな話題や表現もあったかな。
親御さんが一応読んでみてくださいね。)
内容的には
主に「人間がいかに変な動物か」という話です。
あべ弘士さんの『どうぶつんガイド』の最後のページを
ちょっと思い出しました。
- どうぶつえんガイド―よんでたのしい!いってたのしい! (福音館のかがくのほん)/あべ 弘士
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
最後の章の研究活動の裏話的な(?)エピソードは
以前読んだ『世界を、こんなふうに見てごらん』でも書かれていましたが、
人が手探りで何かにたどりつくときは
たしかにそんなものだろうなあと思う、
納得の、そして大事なお話でした。
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
よろしければ、ポチッとひと押しお願いします。m(__)m