Focus in the Dark 科学写真を撮る/伊知地 国夫 | そらまめ書林の本棚

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Focus in the Dark 科学写真を撮る/伊知地 国夫
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RikaTan4月号の読書室でも紹介させていただいたのですが、

科学写真家、伊知地国夫さんの最新刊です。


見開きの左ページには

ポスターにしたいような美しい~、

でもどうやって撮ったんだろう?と思う

不思議な写真の数々、

で、右ページには、なんとその撮影の種明かしが解説してあります。

それもすごく大掛かりな装置が必要かと思ったら、

コンパクトカメラでもトライできるものもたくさんあるんです!


で、さらに昨日はなんとなんとその伊知地さんが

RikaTan編集委員仲間の「さかさパンダ」さんたちがやっている

サイエンスカフェ「星と風のサロン」のゲストということで、

この機会を逃すわけにはいかないと

三鷹まで行ってお話をお聞きしてきました。


http://www.nao.ac.jp/info/hoshicafe/salon.html


普通のテーブルを囲んで

間近でお話が聞けるだけも感激だったのですが、

伊知地さん、あれやこれや

自分が実際に撮影に使われる

自作の撮影道具を持ってきてくださり、

表紙のミルククラウンの写真の撮り方も実演つきで

説明してくださいました。


そして一番感激したのが、その場で肉眼で

ミルククラウンが見れたこと!

写真で見るんじゃなくて「生ミルククラウン」

(ってなんかおいしそうやな(^_^;))ですよ!すごい!


これにはさすがにちょっと手のかかった装置は必要ですが、

それでも私でも頑張れば作れないこともないかも??

と思える感じのものでした。


そして、こういうものを試行錯誤しながら考えていく

伊知地さんの撮影現場のリアルな空気も伝わってきて

興味深かったです。

無重力状態の炎を撮るために

「飛び降りてみました」なんておっしゃるところなど

なんかちょっとお茶目だったり。(^_^)


実演はもっと簡単にチャレンジできるものもあって、

下の写真は昨日会場で私の携帯のカメラで

撮った写真です。なんだかわかりますか?


こども科学図書館(*^_^*)

必要なものは、

いらなくなったCDとロウソクだけ。

おもしろいでしょ?(^_^)


本にはほかにもいろいろな写真と撮影方法が紹介されています。

ぜひ、読んでみてくださいね。