3ヶ月ほど使用した感想です。長文ですが参考になれば幸いです。
本体の詳細スペックはメーカーサイトで。
Suunto Connected Family with Ambit3 - SuuntoGPSの補足速度は条件が揃えば1秒程度です。多少電波状況が悪くても数秒~十数秒といったところでしょうか。追跡精度についても申し分ないのではないでしょうか。横浜マラソンで首都高速の高架下を走りましたが、とくに軌跡が乱れた様子はありません。ペース精度も特別に乱れたという感じはありませんでした。
本体のメニュー構成は多少分類がわかりづらい部分もありますが、設定やカスタマイズはウェブやスマホアプリ(Android版は2015年春に対応予定だそうです)から行えるので、これは非常にわかりやすくて良いです。
マルチスポーツ対応ということで種目を切り替えるのが非常に簡単に出来ますし、複数種目を1つのログで管理できるので便利です。ランニングしかしない方は下位モデルのRUNで十分かと思います。バイクとスイム機能がないだけであとは同じです。
ログのの管理・分析はウェブ上のMovescount.comで行いますが、これは良く出来ていると思います。どのような心拍ゾーンでどれくらいの時間運動したかがよく分かりますし、どのラップでどの様な心拍数やペースで運動していたかなどもよく分かります。データは、KML, GPX, XLSX, FIT, TCXの各形式でエクスポートすることが出来ます。
一方スマホアプリの方は、計測中のAmbit3のサブ画面として利用できるのは良いのですが、ログの閲覧機能は非常に乏しく、今後改善が望まれる部分です。
移動軌跡、天候、撮った写真などから自動的にムービーを作成してくれる機能があり、これは仲間とシェアするには意外に楽しかったりしますがスマホアプリでしか作成できません。
スマホアプリを使用するとMac/PCへ繋がなくてもMovescount.comへデータをアップロードすることが可能ですが、アップロードしたログはスマホアプリではなく、 Movescount.comのスマホサイトから参照するほうが見やすいかと思います。
スマホアプリからAmbit3に接続する場合、とても時間がかかることがあります。おそらくアプリ、Ambit3、Movescountのサーバの三者で通信をして連携を取っているからかと思われます。このあたりの速度も改善して欲しい部分ですね。
スントアプリなるものが利用でき、本体にダウンロードすることでいろいろな機能を追加できます。下記はごく一部で、オフィシャルのアプリもたくさんありますが、ユーザが自作したものも膨大にあります。自作するには多少のコンピュータプログラミングの知識が必要ですが...
SUUNTO APPで広がるAMBIT3 RUNの世界先日のアップデートでWORKOUT機能というものが追加されました。
スマホでワークアウトのプランを作り、エクササイズ中に本体から呼び出して使用します。
写真の例(完全に自作)ですと、最初の10分間はウォームアップです。心拍数が30~130の範囲を外れるとアラートが鳴ります。10分経過すると、ランニングのパートに自動的に移行します。
ランニングのパートではキロ5'~5'20のペースを外れるとアラートが鳴ります。10km走り終わると自動的に次の追い込みのパートに移ります。最後はクールダウンですが、心拍数が110bpmを下回った時点ですべてのワークアウト終了です。
これらの条件などはワークアウト中の時計本体にも表示されます。ハイペース走とレストのパートをループさせてインターバルトレーニングにも使えます。
これだけ自由度が高い設計ができると、ずいぶん練習の役に立ちそうです。
バッテリーですが、GPSの測定間隔1秒で1時間使用した時、10%の消費です。満タンで10時間使えます。GPSの測定間隔を60秒にすると100時間持ちますが、実用的なのは精度的に見ると5秒間隔(15時間)までではないでしょうか。
デザインや質感は申し分なく、スポーツウォッチながら普段使いできるのはスントならではでないでしょうか。
一番の不満点は、はやりバイブレータがないことです。アラート音もそれほど大きいわけではないので、聞き逃すことも多いです。
次は、本体然りMovescountしかり説明が少ないことですね。本体の取説も機能の割には薄いですし、Movescountに至ってはサイトに多少のヘルプがあるだけで、これらを使いこなすには試行錯誤やサポートのヘルプが必須という状態です。
準天頂衛星のみちびきに対応していないじゃないかという意見もあるかと思いますが、みちびき対応を謳っているGPSウォッチでも精度を高めるための補強信号に対応している製品はなく、どういうことかというと単純にGPSの衛星が1個増えただけの効果しかありません(誤差数十cmとか数cmとかにはならない)ので、僕は非対応でも気にしていません。
あと、これは注意点ですが、良くも悪くもセンサーとの通信にはBluetooth Smartにしか対応しておらず、従来のANT+オンリーのセンサーはスント製であっても利用できません。現状持っているセンサーがBluetooth Smartに対応していない場合買い替えが必要になりますが、特にバイクのパワーメータはほとんど選択肢がありません。
総じて満足度は非常に高く、トレーニングのモチベーションアップにもつながっています。
