日本経済、10年に1.7%成長=G7で最高の伸び-IMFが大幅修正

 【ワシントン8日時事】国際通貨基金(IMF)は8日、4月に発表した世界経済見通しを改定した。日本経済については2010年に前年比で1.7%のプラス成長を予測。4月時点の見通しを1.2ポイント大幅に上方修正し、先進7カ国(G7)で最高の伸びとなるとの見方を示した。09年についても0.2ポイント引き上げ、マイナス6.0%成長を見込んだ。
 09年の世界全体の成長見通しは、マイナス1.4%と4月予測を0.1ポイント下方修正。一方、経済危機の引き金となった金融市場を取り巻く環境が改善してきたことなどを背景に、10年には2.5%のプラス成長に回復するとした。
 IMFは「世界経済は第2次世界大戦後で最悪の不況から脱し始めた」としつつも、「景気回復の動きは緩慢だ」との認識を示した。(2009/07/09-00:19)

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009070900009