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INDISKY SHOP BLOG

アジア各国のローカルブランドやエスニックファッションなどを取り扱う通販ショップです。商品の事よりも趣味の旅と酒中心のブログです。

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少し前ですが練馬美術館へ三島喜美代さんの展覧会へ行って来ました。

 

三島喜美代さんは陶で空き缶やダンボールなど「ゴミ」をテーマにした立体作品を創り出すアーティスト。残念ながら展覧会開催中の6月19日にご逝去されました。なんと91歳にしてバリバリの現役でした。

 

 

 

 

展示室へ入る前からいきなり作品が展示されていました。

 

写真でしか見た事がなかったですが実際に見てもかなりリアルに表現されていてびっくりしました!

 

立体作品以前の60年代は新聞、雑誌、広告などの切り抜きをコラージュした作品やシルクスクリーンを用いた平面作品が中心でした。

今の時代でも全く色褪せないかっこいい作品。

 

70年代以降はシルクスクリーンで印刷物を陶に転写して焼き上げる立体作品を中心に活動します。

 

これも陶でできた作品!

 

 

 

三島さんの作品テーマは主に過剰な情報化社会の中に埋没する恐怖や不安や大量消費社会に向けてのアンチテーゼ。一見どれもポップでユニークな作品ばかりですが実はかなり重く批判的なメッセージを投げかけています。

 

雑誌のヨレ具合が何ともリアルに表現されていてしばし見入ってしましました。

 

 

 

 

一際人だかりができていた作品。もし普通に公園とかに置かれていても陶でできているとは誰も気付かないだろう。

 

 

 

 

陶と自ら集めた鉄くずや廃材を取り込んだ作品も。

 

 

これは貴重な実際に作品にさわれるコーナー。

 

 

当然だが陶器なんでズッシリと重い。ベコッとへこました部分がこれまたリアル。

 

クライマックスは「20世紀の記憶」という壮大な作品。床に敷き詰められた耐火レンガに20世紀の100年間から抜き出した新聞記事が転写されています。圧巻としか言いようがない。

 

 

 

彼女は永眠されましたがこれまでの作品とそこに込めたメッセージは永遠に残る事でしょう。

 

ちなみに「ART FACTORY城南島」というあの「東横イン」が社会貢献活動の一環として運営する施設で三島さんの常設展がありこの「20世紀の記憶」もそこで見れるそうです。なんと入場料無料で☺️

 

私もまだ行った事がないのでぜひ行ってみようと思っています。

 

 

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