今日は、最近読んだ本の紹介です目

といっても、2007年に出版され、日本でも2008年には発売されていた同年ベストセラーだった小説です。アフガニスタン出身のカーレド・ホッセイニさんの第2作らしいです。

読書は好きなのですが、最近雑誌で見つけるまでこの本の存在を知りませんでした(ノ_-。)






舞台は、ソ連軍が侵攻する前のまだ平和だった1960年代のアフガニスタンより始まります。


この小説は、主に2人の女性が1970年代のソ連軍の侵攻以来、戦火の中をどう生き抜いたかについて描かれています。

あのアメリカでの同時多発テロ以降、米軍がアフガニスタン侵攻したニュースや映像を見ましたが、どこか遠いところで大変なことが起きているぐらいにしか考えていませんでした。
しかし、この本を読むことでアフガニスタン国民が当時出くわしただろう困難や、抱いただろう恐怖を少しは身近に考えることができたような気がします。
そして、その困難や恐怖が今も続いているのだろうかと考えると胸が痛みます。


特に、タリバン政権下の首都カブールでの描写は驚く部分が多かったです。
人を人として扱わない、女性や子供弱いものから犠牲になってゆく、、、


しかし、2人の女性が過酷な運命に逆らいながら必死にいきていこうとする姿は、本当に感動しました。守るべきものがあればここまで強く生きられるものなんだなあ、と涙しました。


アフガニスタンで起きたこと、起きていることを知ること、なぜ起きたのかを考えること、
自分ができることは何か少しでも考えを巡らせることが必要だと感じました。

また、日本にいると遠い国に感じるアフガニスタンですが、ここデリーから首都カブールまではフライトでたった2時間!こんなに近いとは、これまた知りませんでした。

この「千の輝く太陽」は、前回の日本一時帰国時に、日本語版を買ってきて読み終えたのですが、この本が予想以上によかったため、現在1作目の「A Kite Runner」を英語で苦労しなら読み進めております。

読み終えたら、また感想アップしようと思っております。