India Call Me?!

India Call Me?!

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09Jan
- あとがき
  さっきヨドバシカメラに行ってきた。バラナシと間逆の場所だと思った。フランス人の友達が、電気屋に行くと、そわそわして早口になるの。と言っていたけど、その気持ちがワカッタ。日本語が話せるインド人に、日本人の欠点はなんだと思う？と聞いたら、わがまま。だってさ。人は常にないものねだり、となりの芝生はやけに緑である。いま、インドで撮った写真を見て思った。写真で伝わる度合いって20％以下ぐらいだな。と。あとは、人ってきれいなものにはカメラを向けるけど、汚いものには無意識に向けていないんだな。ってこともわかった。百聞は一見にしかず。あの匂いと、あの空気と、あの目線と、あの開放感は、感じないとわかりません。みなさん、インドへ是非どうぞ～まとめ。インドに来てわかった15のこと。1.騙されないように。なんて考えてても無駄だということ。2.インド人の頭の回転は早い。3.ワタシの胃と腸は、かなり強いということ。4.バカはＨＡＰＰＹでいられる。5.真実は自分の中にしかない。6.日本人は色々知ってるけど自分のことを知らない人が多い。インド人は色々知らないけど自分のことを知ってる人が多い。7.無くしたものは、実はいらないものだったりする。8.計画通りにいかない方が楽しかったりする。9.ワタシの直感はそれほどはずれていないということ。10.経験して無駄なことなんてひとつもないということ。11.愛こそ全てであるということ。12.頭で考えることもいいけど、心で感じたことにうそはないということ。13.友達の大切さ。14.笑顔は人を幸せにするということ。15.ワタシはインドが大好きであるということ。ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。そろそろ余韻は終わりにして現実にいきます。ナマステ。
- 感じること
  人が違えば感じ方も違う。インドに来る前に色々な本を読んだけれど、私のインドはまるで違った。インドに関する本がたくさんあるのは、誰でも本が1冊書けるくらいの経験をするからだ。と何かの本のあとがきに書いてあった。旅に出て2週間、インドへきて1週間。日本にいればあっという間に過ぎてしまう短い時間。旅をしていると、1日が濃い。吸収しようとしているし、新しいものが多いから、記憶に残る印象も強い。ワタシは意外と何にでも適応できるタイプなので、インドへきても1回も下痢にならず、風邪も引かず、すこぶる元気な毎日で、どんなに貧しい状況を見ても、火葬場で人が燃えてるのをみても正直、なるほど。こんな感じか。といった感じだった。それは脳みそで理解していたからだと思う。でもヒトの心に触れたとき、涙が出て止まらなくなった。人の気持ちって頭で考えるものではなくて、心で感じるもの。という言葉の意味がわかった気がした。この国は一言で言い表せない。バラナシ生まれ、バラナシ育ちのその人は、色々なことを教えてくれた。そこにはインドの現実があった。ワタシ見たもの感じたものは、ほんのほんの上辺にしかすぎない。スラムドッグミリオネアをどう思うか？と彼に聞いたら、あれはいい映画。でもハリウッドはまだまだインドを美しく見てると。あれでまだ美しいのか。けっこうグロイ描写もあったけど・・・・彼の話を聞いたあと、一人でガートに行った。それまで撮ろうとしてた写真も撮る気がなくなった。　物欲もなくなった。インドに来て6日目、心臓がどきどき波打っていた。明日日本に帰国。帰ったらお正月。リアリティーがない。もうＷＥＢサイトの作り方も忘れた。そんな気分だった。
08Jan
- ちょといい話。
  私たちの泊まった部屋は、長い間使われていなかったであろう部屋だった。窓からはガンジス川が見えて、ロケーション的にはステキなんだけど、部屋自体は雲の巣だらけ。トイレにはうっすら砂がかぶっていた。チェックインすると、お掃除道具を持った二人の人がやってくる。50代ぐらいのおじさんと１５，６歳くらいの男の子だった。きびきび動いてトイレはあっという間にキレイになった。掃除をしてみるとなかなかいい部屋で、一気に気に入る。その二人はあまり英語がわからないらしく。かろうじて名前だけ聞くことができた。その少年の名前はサンジェ。目がすごくキレイ。ワタシはそれからサンジェに、会う度にバイバイをしていた。インドでは頻繁に停電になる。ヒドイときでは１日に５～６回もなる。かしこいメリッサは、手動バッテリー式の懐中電灯を持ってきていたので、あまり停電には困らなかったけど。いつも停電になると、サンジェが赤いロウソクを部屋まで持ってきてくれることが、なんだか温かい気持ちになれて、好きだった。不便の中のロマンチック。この停電で、何組のカップルが成立するのかな。とかバカなことを考える。ある日、ホテルの屋上からガンジス川を見て、ひとり黄昏中のこと。サンジェが屋上にくる。ハイ、マダーム。そう、なぜかインドの人は、みんな私たちのことをマダムと呼ぶ。マダムといえば、白いミンクのコートを着て、全部の指に指輪をはめてる人のことを言う。そんなイメージ。リキシャのおっちゃんもマダムと呼ぶので、リキシャに乗ってる時なんかは、完全に姫様気分である。自転車を一生懸命こぐ背中を見ていると、重くてすみません。という気持ちと、なんとも言えない優越感がある。そういえば、1回リキシャのおじちゃんに、運転してみたい！と言ってみた。どんだけ重いのかな～と思ったから。運転させてもらったら、まずまっすぐ走るのも難しい。なかなかバランスが必要だった。何にでも経験とかコツって必要なのね。話は戻り、お気に入りサンジェ君。英語がわからないので、もうジェスチャーで一生懸命トークする。お父さんのこととか、お兄ちゃんのことを教えてくれた。そして、モコが将来の夢はなに？と聞きたかったんだけど、通じなかった。紙にＤＲＥＡＭって書いたけど、読めなかった。なのでその話はオワリ。部屋に帰ると、すぐサンジェがお掃除道具を持って現れる。頼んでないのに部屋を片付け始めた。ありがたいので、チップをあげよう。と思い立つ。でもただチップをあげるのはナンセンスだし、私たちはもう友達なので、似顔絵も一緒にあげることにする。ボールペンしかなかったから、そんなにうまくできなかったけど、けっこう似てるように描けた。ここでまたひとつの事に気づく。絵をかくとき。絵がかけるとき。それは、心がピュアなとき。今こんなに、サラサラ描けたということは、今は気持ちがピュアになってきたんだということを実感。東京にいて、毎日仕事に追われ、悩んでるときは描けないもんなんです。絵って。それで、サンジェを呼んで絵を渡す。無言で目をキラキラさせてるサンジェをみて、描いてよかった！と思う。それから、あまった紙でお星様ボックスを折り紙で作る。前に、外国人に折り紙はウケルという話を聞いていたので、キューピーの鼻歌付きで、サンジェの前で実演して見せた。食い入るように見るサンジェ。タラーん♪と言って、その中に10ルピーとアメを３つ入れてサンジェにあげた。サンキューサンキューと言って嬉しそうだった。帰る日の午前中。ワタシがボーっと部屋にいると、サンジェが部屋にくる。プレゼントがあるよ。といって、紙袋を渡される。すると中にはオレンジのシルクのスカーフが入っていた。こんな高価なもの？！一瞬ひるんだけど、笑顔でありがとう！と言う。子供扱いしててごめんサンジェ。あなたは立派な男なのね。日本の15歳とインドで立派に働いてる15歳は違うのだ。そこに彼のプライドを感じた。
- バラナシは最高
  今回の旅の目的はバラナシである。そこはヒンドュー教の聖地でもあり、死を待つ土地とも言われている。が、そんなガイドブックの説明とは裏腹に、なんともＨＡＰＰＹな優しい場所でした。まず人の目つきが違う。デリーやアグラにいたインド人とは全然違う。みんな優しい表情。いっぱい声をかけてくるけど、嫌なオーラーを放っていない。観光地でもあるので、外国人に慣れているせいかもしれない。ガンジス川沿いに作られたガンガー（階段）は、いくつもあり、その周りは迷路のような路地裏が張りめぐる。大きな道より、路地裏のような入りこんだ道は、なんとも楽しい。一気に大好きになる。チャイ屋、サモサ屋、床屋、洋服屋、レストランがひしめき合ってて、ワクワクしっぱなしである。あそこは何日いても飽きないと思う。お買い物魂に火がつく！！！かわいいインド雑貨、インドの洋服、靴やバッグが盛りだくさん。さて、インドでもひと勝負である。値切り交渉のこつ。それは人それぞれやり方があると思うけど、ワタシはけっこう、笑顔を振りまきまくる。怖い顔や真剣な顔をしちゃうと、相手も怖い顔になっちゃうので、まず笑顔。そして、次に欲しいものに対して、カワイイ！！ステキ！！とおおはしゃぎする。そして、値段を聞く。そして、あからさまに悲しい顔をする。少し沈黙する。そこからが駆け引きです。リアクションをデカクでかくすると、いいです。ついでに他のものを買ってパック料金にしちゃうってのもありです。それでも折れないときは、世間話に入ります。そして買わずに店を立ち去る。大抵ここで、ちょっと待った！となるけれど、頑固おやじの場合は、次の日、店の前を通り過ぎるだけで、中には入らず笑顔で手を振る。それを２～３日繰り返せば、友達みたいになってきて、最終的には負けてくれることが多い。長く滞在する土地では、有効ですね。通りすがりの町のときは、違います。直感でいい！と思ったものは迷わず買うようにしています。それはもう二度と出会えないから。デリー、アグラが忙しすぎた分、バラナシではゆっくりステキな時間が流れる。2日も経てば、ガンガーがお台場海浜公園みたいに見えてくる。遊んでる子供、デートしてるカップル、ひなたぼっこしてるおっちゃん。子供たちは凧揚げに夢中。かなり流行ってる様子。ガンガーに座ってチャイを飲む。あーほっこり。インドでは、なぜか食べることを忘れる。朝ごはんを食べて、町へ出ると、気がつけば夜まで何も食べてなかったりする。それはチャイを飲みまくるからだと思う。人に会えば、チャイを飲み、また違う人に会えば、チャイを飲み、お店に入ればチャイを出される。とにかく1日に５～６杯はチャイを飲む。たぷたぷ。おかげでインドにいる間、ちょっと痩せた。お酒もレストランに置いてないので、飲まないし、なんとも健康的な暮らし。お酒が好きなワタシも、なぜかお酒を飲みたい！という欲望が消えるから不思議。お酒もタバコも食欲も、全て人間の快楽の欲求。心が満たされると、そんな欲求もなくなるもんだ。こんな気持ちを日本でも維持できたらいいのにな。
07Jan
- インドラブ？
  遂にデマシタ。恋話。これまたアツイ国インドの恋のお話。デリーのカフェで仲良くなったインドボーイ2人。バラナシまで来ちゃって、どんだけ暇人なんですか。しかも同じホテルに泊まるという。さっそく夜、映画に行こうと誘われる。映画なんて見たくないし、字幕もないのに、全然興味がない。きっぱり断り、断りついでに、「私たちはバラナシを見に来てるから、あんまり誘わないで！！」と最初から念押しする。かなり悲しそうな表情。２～３時間たってもあの悲しそうな表情が忘れられず、夕飯くらいはいいか？という事になりその夜一緒に飲むことにした。話をよく聞けば、なんと。一目惚れしました！！！と突然の告白。しかも、かなり真剣な面持ち。そのあと2時間に渡って、自分の過去の恋愛遍歴を語られる。そしてモコは俺の人生で3回目のクラッシュだ！！会った瞬間に、ケミカルリアクションを感じたんだ！！一緒にいたい！！　と。その話を聞いて、笑いまくってたら、怒られた。何がそんなにおかしいの？って。ごめんなさい。でもあなたとワタシの温度がまるで違う。一目惚れを否定はしないけど、それをいきなり言われたからって、そこですぐに恋するわけじゃないし。もうどうしていいかわからない。なので、笑うしかなかった。というのも半分と、あまりにも照れくさいようなことをスラスラ言うので、ちょっとヒイテイタ。あーワタシはめちゃくちゃ日本人女だな。あなたはワタシの事まだ何も知らないのに、どうしてそんな事が言えるの？と聞くと、人って話さなくてもワカル時があるでしょ。俺はモコのことわかるし、もう好きだ。と言われる。結局、また討論。インド人はＬＯＶＥにおいても討論が好きなのね。というか、相手が「うん」と言うまで止めない？とにかく　しつこい。それでも、好きでいてくれることは嬉しいこと。付き合うつもりは全くないけど、人としてもっと近づいてもいいんじゃないか。と思い半日デートをする。家族のこと、兄弟のこと、仕事のこと、色々聞いた。だんだんその人がわかってくる。そして感じたことは、彼はとても繊細で、ガラスの心のような感じ。見た目は大人で年は23歳だけど、もっともっと精神年齢は若いかんじ。あまりこの子を傷つけたくないな。　と思う。次の日、写真付きで、彼からラブレターをもらう。ラブレター。人生で初である。そこには、歌の詩のような、切なる思いが書き綴られていた。ちょっと感動した。人の手書きの文字はやっぱりいい。温かさを感じる。ありがとう。　心からそう伝えた。けれど、言うしかないので、あなたのことは友達として好きだけど、恋人にはなれない。と告げる。それ以来、帰る日まで彼とは1回も会わず。というか会わないようにした。彼はそれからずっと泣いていたらしい。あーあ。人を傷つけたくないのにな。恋ってフクザツ。
- それ以上の何か。
  ここまで読むと、騙されブログになってしまうけど、いいこともいっぱいあるんです。というよりは、こーゆー事を経験したくて、インドに行ったんだと思う。何も起こらず、平穏無事に旅をしたいならインドには行きません。色々なことが次から次へと起こりまくるのに、ワタシの気持ちはネガティブな方向へはいかない。これこそがトラベラーズハイ。どんどん自分がミニマルになってゆくのを感じる。自分の直感を信じて、頭で考えて、危険を察知して、前へと進んでいく。そして何より　　自由。ガンジス川のほとりに立つ自分を何度も想像した。遂に、自分がこの地に立っているなんて！！！と、本当は、しみじみとガンジス川をかみしめたかったのですが、現実は、想像と全く違っており、めちゃくちゃ腹を立て、さほどガンジス川を見るわけでもなく、ホテルのマネージャーとやりあっていました。これまた、着いたホテルの部屋を見ると、シングルの（というよりシングルより幅がせまい）ベッドがぽつんとあるだけの部屋だったのだ！！！そこは、めちゃくちゃクレームをつけ、結局ダブルの部屋になったけど。同じタイミングで、デリーのカフェで仲良くなった男の子二人組みがバラナシのホテルに突然現れ、パニくる。男の子がデリーにいたとき、俺達もバラナシ行こうかな～と言っていたので、おいでよ～なんて言っていたのだ。インドでは、社交辞令はないみたい。ほんとに来ちゃった。めんどくさそうな予感がする。ココではトラブルが常に２～３個同時に起こる。なんでなんだ？一人の時間とか、考える時間とか、ゆっくり観光する時間とか、全く与えてもらえない場所インド。アドベンチャーしたいなら、絶対インドがおすすめ！人として成長できること間違いなしです★
- 差別。
  人に会った時、おそらくほとんどの人はその人がどんな人なのか、見た目で判断するだろう。人は話さないとわからないこともある。だけどパッ見た印象でも３０～４０％はわかる気もする。海外保険に入っていたので、私のカメラに保険が降りるかもしれない。国際電話でＨＳ海外損害保険に電話してみると、被害届けを警察署でもらってくれば、帰国後に保険がおりるということがわかる。バラナシの駅を降りた私たちを迎えていたのは、ＭＯＴＯＫＯ　ＴＡＮＡＫＡと書かれた紙をかかげたおじさんだった。おじさんをパッとみた最初の印象。彼はあまりいい人ではなさそうだ。カメラを盗られ、デリーで騙されていた私はそのとき既に疑心感のかたまりだっただろう。たまたま列車の同じベッドの2段目にいたインド人のおじさんと仲良くなっていた私たちは、今まで起こった出来事をそのおじさんに全て話していた。そのおじさんをなぜ信用したかというと、彼はＵＮＩＶＥＲＳＩＴＹとかかれたＢＡＧを持っていた。よく聞くと、大学の教授らしかった。一緒に列車を降りたその教授は、ドライバーの彼を見るなり、私の耳元でこう言った。彼を信用しちゃいけない。ぞくっとした。そんな一瞬、彼をみただけで、そう言ったのだ。ワタシは日本人だから、インド人の顔はよくわからないが、インド人からみたら、彼はやっぱりヤバイオーラを出しているのか。ワタシの直感もいい人ではなさそう。だったし。また気をつけなくては・・・・・そして、ワタシ、メリッサ、そのドライバー3人で駅にある警察署へいく。警察署。警官の格好がこれまた戦争中か？と思うほどコワイ。カーキー色の古びた制服。デザインも50年前から変わっていないであろう古い感じ。そして何よりコワイのは、短銃ではなくて、猟銃！頭からひざぐらいまでの長さの猟銃をみんな持っている。今は何世紀？ここはどこ？と疑いたくなるような場所だった。そして、私たちが不安と疲労に満ちた顔をしていたせいか、どうした？何かあったか？？！！と色々な人が出てくる。ダムの崩壊のように、バーっとしゃべるだすメリッサ。ワタシは英語力が足りないので、その傍らで聞いていた。すると、警察署長が出てきて、その男はなんだ！！！！と突然キレル。その男とはドライバーの男！！！！コンマ何秒もしない間にその男は、警察官に囲まれ、銃を向けられる。ひえ！よく状況がつかめない。とにかくコワイ。君はこいつを知ってるのか？知り合いか？！と聞かれ、大きく首を横にふってしまう。そのまま、その男は裏に連行されていった。何者だったのか。なんだったのか。やっぱり教授の言うとおり、あやしい奴だったわけだ。すげえインド。なんか本当にもうわけがわかんない。でも、ひとつだけわかったことは助かったのかも。ワタシタチ。それから、長々と書類手続きをし、被害届けをゲットした。すると、ドライバーさんが戻ってくる。一人の警察官が、彼はダイジョウブだったから一緒にホテルに行きなさいといわれる。またわけがわからなくなる。車に乗り込んだあと、何があったのかと尋ねると、彼は憤慨していた。あんな扱いをされたのは人生で始めてだ！！！！！！！ワタシは大卒で、国際経済を専攻してて、結婚もしてて、娘はイギリスの大学に生かせてるのに！！！あんな侮辱はない！！！！と。なんで、あのとき、知らないと言ったんだ！一言、ドライバーだと説明してくれればこんなことにはならなかった！と。申し訳ない気持ちでいっぱいになった。ＳＯＲＲＹと謝ったけど。あのときのワタシの判断は、こいつは危ないやつ。だったのだからしょうがない。でも、それで彼の人生で経験しなくてもいい屈辱を与えてしまったのか。。。。この国は誰を何を信用していいのかわからないのだ。信用できるものは、メリッサと自分の心しかない。車はホテルの手前についた。今から、クロークが迎えに来て荷物を運んでくれるから待っててといわれる。そこで、また新しい疑惑とショックがやってくる。
05Jan
- 希望と絶望がとなり合わせ。
  ガタンと、電車は走り出して、寝台車の寝床もバッチリ。なかなかいいベッドが完成してふ～と息をつく間もなく、爆睡。変な夢をみたような気がする。そして、変な気配を感じて、ふっと、目がさめる。すると閉めてたはずの通路側のカーテンがあいてる。そして、おっさんがモコを凝視してる。にょ！！！！！！目が悪いので、はっきりは見えない。でも確実におっさんが見てる。かといって、今ぴしゃっ！とカーテンを閉めるのは気が引ける。でも、なんだか嫌だな～とか思ってるうちに寝てしまう。次の日起きて、列車の窓から外をみて～～あああ～～インド～～♪移りゆく景色を眺めて、「今こそが夢が叶った瞬間！！」何度も夢見た、インドの寝台列車～～～！！！ああステキ～～写真とろっその次の瞬間、絶望する。一眼レフカメラがない。ないないない。どこにもない。盗まれた。あいつか。夜中のあいつか。またくやしい気持ちになる。あのとき、起きていれば！！！！！こんな感情変化の繰り返し。あーーーーーーーーーー1週間とか1ヶ月とかかけて、行われる感情のリズムが、ここでは1分1秒単位でやってくる。凝縮濃厚です。だから、悟りを開いちゃうわけです。なくなったものは、実はいならいものだったりする。ほんとにいるものは絶対になくならない。インドにいると魔法がかかったように、何かがわかるような気がする瞬間がある。一眼レフも、実はワタシが買ったものではなかった。i-podのスピーカーも、誕生日プレゼントに友達がもっといいスピーカーをくれて、だぶちゃったね。なんて言ってたものだった。結局、なくした二つのものは、そんなに大事なものじゃなかった。そう自分に言い聞かせたいだけかもしれないけど。本当にそう思えた。どんどん身軽になってゆく。
- カースト制度
  駅に座り込むこと3時間。だんだん周りに溶け込んできた私たち。もう誰もジロジロ見ないし、だれも食べ物くれとも言わない。だんだんワタシも一体感を感じてきて、自分がかなり落ち着いているのがわかった。かなり居心地がよかった。そんな自分にもビックリだし、冷たいコンクリートの上に座ってるのに、全然嫌じゃなかった。すると、一人のインド人が、私たちのところへやってきて、こんなところに座らないでください。あなた達は、ここに座るような人間じゃない。ここは、公共の場所だし、第一ここに座ってる人々は列車にも乗れずに、こうやって毎日毎日いつかは乗れるかわからない列車を待っているんだよ。ＵＰＰＥＲクラスの待合所があるから、そっちに案内する。と言われる。完全に落ち着いちゃってる私たちは、ここでいいです。と断るのに、その人はしつこく、プリーズぷりーずと言ってくる。これもあとからわかったことだけど、インドはカースト制度がまだかなり残っているから、私たちみたいな先進国の人間は、ＵＰＰＥＲな人間とみなされて、そんな人が、ＬＯＷクラスの人々と肩を並べて座っているのはありえないことみたい。むしろ、許されないことみたい？しょうがないので、ＵＰＰＥＲクラスの待合室にいく。っていっても、50年前の上野駅だって、もっとましだろう。って感じのただ、ベンチがあるだけの部屋。トイレもちょー汚い。それでも、ＵＰＰＥＲクラスなんだから、もうわけがわかんない。ワタシにしてみれば、コンクリの地面も、その待合室もたいして変わらない。でも一つわかったことがあった。人の放つ空気が違った。だれもあまり話していない。人がいっぱいいるのに、なんか冷たい雰囲気。そうだ。これは日本の電車みたいだ！！コンクリの上でわいわいがやがや、歯のないおばあちゃんがわけのわからない独り言をいってる環境の方がよっぽど温かい感じだった。人の幸福、不幸、金持ちと貧乏。なんだろねーーなんだかなーーそこでは爆笑できなかった。
- とにかく疲れるインド
  最初の2日間デリー、アグラはとにかく疲れた。何もしなくても、疲れることが向こうからやってくるのだから避けては通れない。ちょっと人から避けて休憩しようと、ホテルの屋上に行けば、今度は猿に襲われる。インドには牛もいっぱいいるけど、猿もいっぱいいる。牛は何もしないけど、猿は凶暴。小猿連れの一群が屋上にいたんだけど、日光とかで猿に慣れてる日本人のワタシは、何も考えずに屋上で一服しようと、ライターを取り出したとたん、親猿がものすごい奇声と共に飛びつこうとしてきた！！！まじ怖かった。ぎゃあああああああああああああってもう自分の声じゃないみたいな声が出て、心臓がばくばくした。対　動物　って本当に生命の危険を感じるのね。しかも、そのあとダッシュで逃げるも追い回されて、急いで階段を駆け下りた。その日、ワタシは人生で一番はやく階段を下りたとおもう。疲れるインドはまだまだある。屋上もダメ。だったらリキシャにでも乗って、町をぐるぐる周ろう。と、リキシャをつかまえる。5ルピーでマーケットまで行ってくれるというので、乗ってみる。かなり気持ちい。これいいじゃん。テンションがまたあがる。と思ったら、リキシャのおじちゃんが、語りにはいる。俺の知ってる人がお土産モノやをやってるから、5分だけ見てくれればいいから、その店に入ってくれ。嫌だ。お願い！！嫌だ。お願い！！また始まる。しょうがないから、店に行ってあげる。１軒いくと、また1軒。本当にめんどくさいんだよね。そろそろめんどうになってきたので、ブチキレルふりをして、リキシャを降りる。きもちい心でいたいのに、優しい気持ちでいたいのに、起こったフリ、きれたフリをしなきゃいけないのがめんどくさい。フリをしてると、後味が悪い。本当にキレテルわけでもないし、そこまで腹を立てたわけじゃないけど、フリをしないと、相手が納得しない。とにかくインド人はしつこい。結局もうアグラでは、何もすることがなくなったので、列車の発車時刻の4時間前に駅にいく。何もすることがないので、座る場所を探す。そこらじゅうに人が座ってて、場所もない。何日間もここで座ってるであろう歯がほとんどないおばあちゃんのとなりに座り込むことにした。そのおばあちゃんは、ずっと私の顔を見て、食べ物くれ食べ物くれ～～～とジェスチャーをしている。だから、ポテトチップを1枚あげる。もっとくれと言う。なんか、そこまでくると、自分も壊れてきて、おばあちゃんに向けて変顔をしてみる。すると、おばあちゃん大爆笑うけた！！！おばあちゃんに変顔がうけた！それから、おばあちゃんは食べ物くれジェスチャーをやめた。そのとき、何かわかった気がした。こっちが、バリアーを張って、だまされるもんか、とかこっちの都合のいいようにしたい！と思うから疲れるんであって、何も求めず、何も考えず、その人に心を開けば、もっと楽しくいれるんじゃない？それからのインドの旅は笑いまくった。ひたすら笑ってた。疑うことをやめた。人ひとりひとり向き合って、楽しくしようと心がけたら、世界が変わった。騙されなくなった。鍵はここだったか。そうか、インド。そうか、インド人。なんだかいとおしく思えてきた。
- タージマハール
  タージマハールは美しかった。でも、正直、それ以上書くことは何もない。何もないんじゃなくて、それ以上のことが起こりまくるから、きっと印象に残らないのかもしれない。タージマハールに着くと、もんんのすご～い行列ができていた。ディズニーランドでいったら、乗り物3つ分以上の列である。それもみんなインド人。なんでこんなにインド人が多いのか。日本人も並ぶの平気な人種だと思ってたけど、元旦の明治神宮だってこんなに並ばないよ。外国人専用入り口とかないのかな～と思って探すも見つからず。すると、恒例のごとくインド人が声をかけてくる。300ルピー払えば、中にいれてあげる。じゃあ200ルピーにまけろ。と言って、彼のあとをついていく。するとそのインド人の行列の入り口に一番近いところで、急にワタシの背中を思いっきり押してきた。割り込ませた。えこれ？こんなやり方？？？後ろの人にめっちゃ睨まれる。そのインド人に、「こんなの嫌だ。他に入り口はないのか？」というと、いいから行け！！といわれる。人の波が後ろから押し寄せる。もう、しょうがない、ごめんなさいごめんなさい。と周りに言ったけど、後ろのおばさんに、あたし達は朝の7時からこうして並んでるんだよ！！！！！！といわれる。かといって列から抜けれない自分がいる。かなり気まずい。でもお金払ったし。引き下がれない。ずうずうしいワタシは、そのまま中へ入っちゃおう！とメリッサにいい、さっさと中に入ってしまう。そしたら、メリッサが入り口のセキュリティーチェックからなかなか戻ってこない。心配して入り口に戻ると、メリッサは泣いていた。。。。。メリッサは、本当にほんとうに申し訳なくて、切なくて、ゆるせなくて泣いていたみたい。なんて心がキレイなんだ～～～～それと共に、自分のずうずうしさとか、ずるい所とか、見えてしまい、やるせない気持ちになる。そんなことがあって、タージマハールの印象は、ただキレイだな～～って思っただけ。それ以上集中して見られなかった。
03Jan
- 人生で最も長い1日。
  いつもは朝が苦手なモコですが、ワクワクしてると起きれるもんで、7時に起床！！さくさく準備をして、爆酔中のメリッサを横目に、インドの町へ踏み込んでみた。想像以上に発展途上ってゆーのが最初の印象。道路が土だよ。デリーはもっと、都会なのかと思ってた。そして、ワタシ。今めっちゃ見られてるかも。日本人の女の子は目立つ。そしてインド人の男はむっつりスケベ。これに関しては、その後色々なエピソードが生まれる。町は思った以上にぶっ壊れてて、思った以上に人が多くて、思った以上に汚かった。でもそんなことも嬉しくてうれしくて、テンションがアガッテしまった。トラベラーズハイってやつです。これだから、旅行客はインド人に騙されるんです。きっと。普通の日本にいるときの精神状態なら！！！絶対騙されなかったはず！と何度も何度も思ったけれど、それこそが外国人なのです。圧倒的にアウェイな感じ。たまりません。そのあと、怒涛の5時間がやってくる。この日起こったことが、のちのインドＤＡＹＳの全てに影響してくる。騙されないようにしよう。ヒトを信用するのはやめよう。なんてメリッサと打ち合わせしてたにも関わらず、まんまとインド人の手にかかり持ち金の半分以上が飛んでゆく。地球の歩き方を熟読しても、インド行ったとこある人に話を聞いてても、なんの意味もないんです。それがインド。どんな手口かというと、高々とGovernment Tourist Information(政府認定ツーリストオフィス）と看板をかかげた場所で、一芝居うたれた。手口はこう。列車のＷＬ（ウェイティングリスト）を持っているのだけど、その列車に乗れるかどうか調べてほしい。という、ただそれだけの要求だけのはずだった。が、まず、そのＷＬは遅い番号なので、お前はその列車には乗れないから、再予約する必要がある。と言われる。それは大変！と思い、話を進めてしまう。今度はホテルの予約を聞かれ、全て予約済みなので大丈夫だと言うと、確認したほうがいい。ここはインドだ。と言われる。不安になったので、予約した紙を見せると、ホテルに電話してくれる。（親切だと思ったしまったのが最後）予約されてないって言ってるけど大丈夫？といわれ、電話を代わる。電話口の向こうのホテルマネージャーはＳＯＲＲＹ，もう今週はクリスマスなので部屋はありません。と言われる。そんなバカな！！インターネットで予約したもん！！！って言うと、予約金は払った？払ってないと、予約は自動的に取り消しになりますyo。と言われ、　唖然とする。バス、列車、ホテル、全て再予約することを勧められる。でも、そこまでバカじゃない私たちは、ホテルは自分で探すからいい。とにかく列車だけ予約してくれ、とかバスがなければ列車でもいい。とか色々いろいろ要求したけど。とにかく今日はクリスマス。ノーマルなインドじゃないんだよ！！と念押しされると、どんどん不安になる。変な妄想が頭をよぎる。どこへ行ってもホテルがいっぱいで、たらい回しにされた挙句に、ちょー汚いホテルでメリッサと泣いてる姿を。ワタシの計画は完璧だったはず！！！そう信じたかったけど、デリーに着いて数時間でその全てが打ち破られようとしている。もう頭は真っ白になる。そんなとき、いきなり担当のおっさんが、ハシ○いる？とか言って、巻きだす。これがインド？政府のヒトもオフィスでエンジョイか？いや、違う、政府のヒトならこんなことしない。じゃあ、ここは政府の旅行代理店じゃない。イコールこれはぼったくり、だから承諾しちゃダメ！　だめだめだめーーーー！！！！でも、これからどうやってアグラに行く？予約していたはずの列車の時間はとうに過ぎた。明日で直す？今日のホテルは？今から探さないと、今夜は宿無し？だったら、列車だけここで取ってもらったほうがかしこい。それが例え、政府の旅行代理店じゃないとしても？とにかく、今は正気でいないとダメ。このヒトたちの手口。バカな日本人はここでうなずいてしまうのか？ワタシは違う！！そんなものはいらない。早く交渉しないとーーーーーーーーーーーーーぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる～～～頭が高速回転。けれど向こうの回転の方がはるかに上。それは手馴れているから。初体験のワタシにとっては、インドという国に対しての情報があまりにも少なすぎた。キワメツケ、インド人の英語はわかりずらい。メリッサがいてくれて本当によかった。でもネイティブのメリッサでさえも、かなりパニックの様子。唯一、私たちを救ったのは日本語。日本語ぺらぺらのメリッサとわたしは、日本語で彼らにわかられないように作戦を練ることができた。それでも彼らは、二人だけで話させようとしない。割って入ってくる。話し方がものすごい早い。うっかり「うん」と言ってしまうようなテンポで話す。回転が速い。目が回ってくる。質問すると質問で返される。気がつくと、向こうのペースになっている。結局全て予約をしてお金を払う。それでもねぎってもらったけど、2万円を払った。日本でいったら、たかが2万。インドで言ったら、サラリーマンの月の給料の3倍。なんかフクザツ。金銭感覚っていったい何？お金っていったい何？そんなことまで思わせられた。なぜ、それが全部ウソだ！と気がついたかというと、その夜、どうしても納得できなかったので、自分の携帯から予約していたホテルに電話してみることにした。すると、予約はきちんとされていて、今も部屋は空いています。と言われた。やっぱり。。。。。。。。。。。。。電話の向こうの男は誰だったのか。誰でもない、奴らとグルの誰かである。芝居だったのね。じゃあ、なぜそのとき自分の携帯から電話して確認しなかったのか？それにもひとつのロジックがあった。頭に99をつけないと、インドの電話はつながらないのだ。そんなこと、どんなガイドブックにものってなかったし、知らなかった。インド人の騙し方は実に巧妙です。あれは洗脳です。マインドコントロールです。親切にみせかけ、ヒトの弱みにつけこむんです。今回学んだこと。ヒトは、恐怖心を持ってしまうとたちまちダメになる。相手に、少しでも恐怖心を悟られたら、もう負けである。まさにそれは勝負であった。でもワタシはインドに負けた。悔しい。あやしいあやしいとわかっているのに騙される。こんなくやしいことがある？その場から立ち去って、さっさと駅に行けばよかったものの、もう列車の席がない！！！というショックが頭をめぐり、どうにかココで都合よく列車の手配だけをしようと思ってしまったのが最後。考えて対処すれば、騙されずにうまくやりきれるはずだった。そのときの気持ちは、安全をお金で買ったと思おう。これで、今から私たちの旅は安心。目的地に絶対いけるんだから。そう考えたら、高くないのかも。と思いたかった。くやしくてくやしくて眠れなかった。こんな思いは初めてだった。
- インドに着いた日
  インドはちょっと焦げ臭い匂いがします。飛行機を降りてすぐ、ガスと何かが焦げてるような匂いがして、黒いターバンを巻いた25歳くらいの男の子が、「Umm That's Indian smell !!（これがインドの匂いだよね！）」と匂いをかみしめていました。とにかく驚いたことは、バッゲージクライムのところが、既に雲ってる。最初は、なんだかスモーキーだね。なんて言っていたけど、それは町中にある排気ガスで、空港内にもよどめいていたわけ。デリーは魔の空港。という情報を色々なところから聞いていたので、ホテルのドライバーを頼んでいた私たちは、なんなく、すんなり車に乗り込む。1泊目は到着が深夜だし、デリーは怖いので、ややいいめのホテルを予約した。と思っていたんだけど、着いた場所は、これまたスラム街？！と思うような場所だった。インドに滞在して1週間、今思えば、スラム街？と思った場所でも都会に思えてくるから不思議。人間の適応能力ってスゴイ。とにかく、そのときのデリーの印象は町全体がスラム街。ホテルの人に水を買いに行きたいんだけど、出ても大丈夫かな？と聞くと、ダメ。といわれ、余計ビックリする。ホテルの毛布がバービーちゃん柄だったことが印象的。思ったよりインドが寒くて、夏服だけしか持ってこなかったことを後悔する。夜中の1時に水しか出ないシャワーを浴びて、こりゃマジデ修行だな。と覚悟をきめる。この旅中で温水シャワーを浴びれたのは、なんと1箇所だけ。それもシャワーヘッドからじゃなくて、蛇口から。おかげで髪の毛が枝毛だらけです。髪切ろうっと。　　
02Jan
- ランカウイのあれこれ
  ランカウイはマレーシアだけど、限りなくタイに近いので、本当に、タイに似てる。本当にいいところ。なぜか、みんな日本人の彼女がいる。という。本当か嘘かわからないけど、とにかく日本人の女の子が好きみたい。特に衝撃的なこともなく、ご飯も美味しく、楽しく過ごした。が、ひとつだけムカツクことがあるとするなら、i-podのスピーカーを盗まれた。クアラルンプールから、ランカウイまでの飛行機の中で、たまたま「河童が覗いたインド」という本を読んでいた。そこには河童さんが、バックパックのサイドポケットに入れておいた電化製品を全て盗まれたという章だった。そんなことも忘れて、ランカウイで、荷物のターンテーブルで自分の荷物を待っていると、わたしのバックパックだけ、ぽつんと最初に出てきた。その後の荷物はない。なんで？？とおもいながらも早く出てきたことに、喜んでいた。んだけど、ハッ！！！！！！と河童さんのことを思い出し、サイドポケットに目をやると、開いてる。そしてi-podのスピーカーがなくなっていた。そう。この偶然。神さまが教えてくれたのか。これはこの先の旅の教訓とし、以後荷物には気をつけることにする。が・・・・ランカウイからフェリーで1時間くらいいったところの島にいく。無人島で、リゾートになっていた。下が岩場で泳ぐのはちょっと困難。なぜか昼頃に魚やサメの群れが来る。多すぎるランカウイのこども。やっぱりおこちゃまはかわいいな。　さて、東京のアカもすっかり落ちたところで、これからインド～～
- ランカウイ　ビーチデイズ
  とにかく、ランカウイについては書くことなし。久しぶりにビーチライフを過ごして、東京の頭から、トラベラーズハイに突入。毎日がHAPPYである。この感覚、久しぶり☆どんどんオバカになってゆく。　　　
- ランカウイ到着
  師走の東京でギリギリまで仕事をし、パッキングし、東京を飛び出して６時間。朝６時に起きて、夜の１０時には南国ランカウイにいるんだから、世界はちかい。ゲストハウスにチェックインするまで気を張っていた私達も、それが終わると全てが抜け落ちたように、ボーっと一点を見つめる。そして大笑い。ついに始まったのだ。旅が。泊まったGECKO GUEST HOUSE ランカウイは高級ホテルばっかりなイメージだったけど、探せばあるんです。こんなバッパーが。オーナーはたぶんイギリス人（ブリティッシュ訛りがあったから）ビーチから徒歩５分。パンタイチェナングというビーチタウンにあるので便利。周りにはBAR、レストラン、ショップがいっぱいあって、タイのプーケットに似てる感じ。部屋はシャワートイレ付きだけど、温水は出ず、毎日コールドシャワー。それでもランカウイは常夏なのでダイジョウブ。ベッドはシーツの下にビニールコウティングがされていてダニ対策もばっちり。こーゆー小さい箇所で、そこがどんなバッパーかがわかる。バッパー探しのコツ。それは英語で検索すること。やっぱりヨーロピアンのバックパッカーの方が情報量が多い上に、バッパー人口も多いので色々なブログやサイトがある。そこで見つけた気になるゲストハウスをTrip Advisorでダブルチェック。口コミコメントを読んで、検索1位から10位くらいまでは必ず目を通す。Information:Gecko Guest House:http://www.journeymalaysia.com/islandlangkawigecko.htm
27Nov
- イライライラ・・・・・・
  日本にいる間から、すでに適当インド、レイジーインドの匂いがぷんぷんします。今mixiのインドコミュの書き込みで、クリスマス年末年始のインドは、インド人も動くので、ホテルや列車がいっぱいの恐れが・・・・という記事を見て、あせった。アグラ、バラナシの宿はな～んにも決めてないからです。そうだよね。思えば、普通のバッパー旅行ではなくて、年末年始なんだよね。そりゃーインド人だって里に帰ったり、旅行に行ったりするもんね。こりゃ大変！！と思い、「インド黄金街道」に載ってるホテルに電話してみるも、、、、どこもつながらない・・・・デター　インド。電話ぐらい出ようよ。というか、記載されてる電話番号が存在しなかったりする。そうか、こーゆーことなのね。ガイドブックなんてものは、本当にあてにならない。それがインドということね。かろうじて、ウェブサイトを持ってる安いホテルにメールをしてみたけど、返事がくるかどうか・・・だんだん、この旅のヘビーさを感じてきたわ。マレーシアに3泊するので、インド実質1週間。強行スケジュール遂行なるでしょうかね。どきどきどき・・・・・
26Nov
- 三十路
  とうとう三十路を向かえました。あまりその先を考えずに、20代後半を突っ走ってしまったがごとく、誕生日の3ヶ月前から以上に焦りだし、今までにないくらい深くふかく考え込んでしまった。たかが年齢。されど年齢。あまり年齢に左右されるタイプではなかった私だけど、代が変わるとなると、やっぱり考えてしまう。考えるにはいいタイミングだったのかもしれないけど、自分ってなんだろうとか、人生ってなんだろうとか。ここまで内側と向かい合ったのは、たぶん初めてだったと思う。インドは呼ばれるもの。そんな話をよく聞いていたけど、やっぱり呼ばれているのかな～と思ったりする。人生の節目は人それぞれ違うタイミングだと思う。もしかしたら、私のタイミングは今なのかもしれない。人は比べてしまうもの。自分が自分らしくいる。ということ。それは一番難しいことだったのかもしれない。スラムドッグミミリオネアを見た。そこにはインドの現実が映し出されていた。生半可な気持ちじゃ行けない。それがやっぱりインドという国なのかもしれない。バクシーシが来たら、自分はどう対処しよう。バクシーシ、お金を持ってる人がお金のない人にほどこしを行うことによって「カルマ」を積むことができる。という事らしい。ただインドには、そんなバクシーシをもらいに来る人が、かなり多くいて対処しきれない。よく聞く。そして、もしスラムドッグミリオネアみたいな事が本当に行われているとしたら、そんなバクシーシを行う子供たちの上に親玉がいて、全部持っていってしまうらしいのだ。それなら。私は、その子のためになるものをあげたい。友達が、ボールペンは喜ばれる！と言っていた。インドに行く前に、大量にボールペンを持っていこうと思う。自分が何かを得るためだけに、その国に行くのではなく、少しでもその国の人の役にたった方がいい。結局は、自己満足。　こんなことをブログに書いていることさえ、自己満なのだ。さて、インドとやらは・・・・・・どうなんでしょう。
19Nov
- テンションあげてこ
  インドビザげっと!てか、こんなにインドいく日本人多いのね。ビザセンターって毎日申請受け付けてるのに、受け取りの日並んだよ。ディズニーみたいに。郵送にすればよかった～とちょっと思ったけど、遠足と一緒で旅も準備から楽しまないと！と思って、わざわざ受け取りに行くのを選択したアタシはおバカでした。まんまと、受取日をすっぽかし、遅れること1週間。インド大使館に電話するも音声案内、ビザセンターも音声案内。3時～5時に電話すると、オペレーターと話せます。ってゆーもんだから、それから毎日3時になるとビザセンターに電話するも、同じ音声案内。うそつきじゃーーーん！でたーもうデター。これがみんなが言う、うそつきインド人！日本であるにも関わらず、インド大使館でさえ、もうインド風吹かせちゃってるｼﾞｬﾝ。すでにインドを感じ始めつつあるのでした。
15Nov
- まずはインドのお勉強
  「インド怪人紀行」 byゲッツ板谷を読んだ。ゲッツ板谷といえば、西原理恵子の親友で、SPAとかで文章読んだことあったけど。わりと、ヤンキー上がりのオラオラ系ライターだと思ってたけど、立美なんだよね。　※立川にある美術学校そんなんで、なんか勝手に親近感沸いちゃう私。内容は、ゲッツが文章書くために、カモちゃん※西原理恵子の元旦那　と他二人を引き連れてインドに行くってゆーお話なんだけど、これがまた面白い。完全に日本人気質の日本男児4人がインドっというヘビーな場所でこてんぱんにやられてゆくお話。まず、あれを読んで、ビビリまくった。思ってたより、これはハードな国だな～と。ゲッツさんも言っていた。インドは好き嫌いが別れる。俺はそれを確かめに行くと。その気持ちすごいワカル！インドという国自体への興味もあるけど、割とインドに行ってきた人に興味がある。そして、私が仲良くなる人はほぼ全員がインド大好き！と言い放つのである。そして、モコは絶対インドが好きになると思うよ。と言われると、それを確かめずにはいられなくなったのです。とはいえ、実際にどこまで衝撃を受けるのか、どこまで嫌になるのか、そしてどこまでそれを好きだ！と思えるか。今のところはちょっと不安。ちなみにゲッツさん達は、おきまりの歓迎行事、お腹ぴーぴー祭りを相当受けたらしい。2週間という短い時間しかないのに、ぴーぴー祭りになったら嫌だな～

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