インデックス「とうまー、ごはんつくったんだよ!」【前編】 | とあるSSのクライアント

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とある魔術の禁書目録のSSのまとめブログです。

上条「おーい、インデックス。飯の準備手伝ってくれー」

禁書「今テレビがいいところだからそれは無理なんだよ!」

上条「お前昨日もそんなこと言ってたじゃないか…… 
    たまには手伝ってくれても罰は当たらないと思うぜ……」

禁書「もう!しょうがないんだから!」

禁書「で、私は何をすればいいのかな」

上条「あー、じゃあそこのホウレンソウを適当に切って器に盛ってくれ」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:13:35.36 ID:P4op8jaH0

禁書(切る?普通にハサミでいいのかな?)

禁書「わかった!ハサミ取ってくるからちょっと待ってて!」

上条「はい?ハサミ?」

禁書「ふふーん、私のテクニックを見て腰を抜かさないようにするといいよ!」

ジョキ

上条「ああー----------!」

禁書「え、え?」

上条「お前何してんだよ!野菜切るのは包丁だろう!」

禁書「でもでも、とうまが切れって言ったからわたしは切っただけなのに……」

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:34:06.47 ID:d2YESVvz0
調理用のはさみは便利だけど、それを使ってるようには見えないなw

22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:30:55.18 ID:EeEueBou0
野菜は包丁で切るものだっていう固定観念は捨てた方がいい
葉野菜ははさみの方が効率的に切れる


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:32:25.36 ID:ai/cMscIO
>>22
紙とか切るようなハサミで切るのが正しいと


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:37:24.88 ID:EeEueBou0
>>25
紙を切るはさみで野菜を切っちゃいけないっていうのが間違ってる


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:39:33.38 ID:wlds+MS3O
>>31
錆びるぞ


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:19:29.86 ID:P4op8jaH0

上条「あー、ああー」

上条「まぁ、これならどうにかなるかなぁ……」

上条「もういいや、インデックスはいつも通りテレビでも見ててくれよ……」

禁書「む、それは何かな。わたしが使いものにならないって言ってるって捉えてもいいのかな?」

上条「だってすっかり忘れてたけど、お前電子レンジも使えないじゃないか」

禁書「むー、とうまが手伝えって言ったから手伝っただけなのに」

上条「大喰らいの居候に何かを期待した俺が間違ってたんだよ」

15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:24:16.99 ID:P4op8jaH0

上条「あーあ、どうせなら姫神みたいな普通の女の子が来てほしかtt……」

禁書「」

上条「あ、あれ。インデックスさーん……なぜに急に不機嫌になってるのでせうか?」

禁書「」

上条「ははは、これはもしかしていつも通りの噛みつきタイムなんですかねー……」

禁書「……とうまの」

上条「……はい?」

禁書「とうまのばかー――――――――!!!!!!!!」

上条「ぎゃああああああ、不幸だああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:30:33.67 ID:P4op8jaH0

禁書「ってことがあったんだよ!もう!」

小萌「なるほどー、だからシスターちゃんは朝から上条ちゃんの家を出てきて先生の家に来たんですねー」

禁書「まったく、とうまはせっかく手伝ってあげたわたしに対して意地が悪いんだよ」

小萌「うーん、シスターちゃんは上条ちゃんの家に住み始めてどれくらいになったんですー?」

禁書「えっと、かれこれもう1年近いのかな」

小萌「シスターちゃんは上条ちゃんに色々と生活のお世話になってるわけですよねー?」

禁書「う、それを言われるとつらいかも……」

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:35:35.67 ID:P4op8jaH0

小萌「上条ちゃんとしては『置いてあげてるんだから手伝ってくれてもいいじゃないか』って気持ちが少しはあると思うのですが」

禁書「わ、わたしも何度か手伝おうとしたんだけど、失敗しちゃって……」

禁書「何度も失敗してとうまに嫌われたくないし、だったら手伝わない方がいいかな、って思うようになっちゃって……」

小萌「例えばですよー?」

禁書「?」

小萌「今の上条ちゃんに料理のできる家庭的な女の子が近付いてきたらコロッと……」

禁書「!」

禁書「そんなことないもん!とうまはわたしにめろめろなんだよ!

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:38:23.08 ID:EP+dDL2j0
なぜインデックスさんはそんなに自信満々なんだよwwwww

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:41:22.48 ID:P4op8jaH0

小萌(まぁ先生もそんなことは無いと思いますがー、ここは二人の仲を進展させるためにもお灸をすえてあげないといけないと思うのですよ―)

小萌「上条ちゃんの口癖は『不幸だ』っていうのはシスターちゃんも知ってると思いますがー」

禁書「……うん」

小萌「例えば非科学的な話になりますが、その不幸を打ち消すほどの幸運の持ち主が現れたとしたら上条ちゃんはどうしますかねー?」

禁書「そ、それは……」

小萌「上条ちゃんはあれで色々と頼りないところがあるので、頼れる女性に弱いと先生はおもうのですよー」

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:42:57.12 ID:EP+dDL2j0
タイプが年上お姉さんで寮の管理人さんだからなwww

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:46:03.16 ID:P4op8jaH0

小萌「その点シスターちゃんは」

禁書「?」

小萌「すでに一緒に住んでいるというアドバンテージがあるわけですからー」

禁書「!」

小萌「それに『家庭的』という属性を身につければ上条ちゃんはもうシスターちゃんから離れられないのではないでしょうかー?」

禁書「こもえってば頭いいんだよ!」

禁書「あ……」

小萌「どうしたんですー?」

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:51:47.04 ID:P4op8jaH0

禁書「料理なんて今まで一度もしたことないからやり方わかんないよ……」

小萌「じゃあ先生が教えてあげるですよ!」

禁書「ほんと!?」

小萌「ほんとですよー。まずはごはんの炊き方から教えてあげるですー」

姫神「そして特別講師、私」

禁書&小萌「!!!」

禁書「あいさ、いつからいたの!?」

姫神「最初から。……ふふふやっぱり私は影の薄い女……」

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 13:34:29.89 ID:k+H3vQmt0
てかインデックスの完全記憶能力って全然活かされてなくね?
料理関係の本片っ端から覚えればいっきに料理上手くなるんじゃね?


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 13:37:46.90 ID:EP+dDL2j0
インデックスに料理本なんか与えても上条さんのレパートリーが増えるだけじゃないか

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 13:38:38.43 ID:Bt2Bb7c40
料理の腕とはまた別問題だわな

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:04:14.18 ID:P4op8jaH0

姫神「料理SSじゃないので工程は省く」

姫神「さすが私、省エネ魔法少女」

禁書「む、魔法少女tt(ry」

姫神「そのくだりは本編で充分やった」

小萌「とりあえずお米炊くのはなんの問題もなくできましたねー」

禁書「ふふーん、わたしには完全記憶能力があるからこんなの余裕なんだよ!」

姫神「問題はここから」

姫神「男を落とす料理第1位にランクイン、肉じゃがを作る」

禁書「……ゴクリ」

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:10:57.89 ID:unvU0+9U0
あれ?インスパイアさん誰と話してるの?

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:11:14.63 ID:P4op8jaH0

禁書「でも、レシピさえ覚えちゃえばどうにかなると思うんだよ」

小萌「甘いですよ、シスターちゃん!」

禁書「!」

小萌「料理というのはその時々の材料や、使う調味料、さらには湿度や天候によって味がかわるんですよ!」

禁書「そ、そうなの?あいさ!?」

姫神「確かに小萌の言うとおり。でm」

小萌「そういったところまで気を使わなければ上条ちゃんのハートを本当につかむことはできないのですよー!」

禁書「さ、さすがこもえ!」

姫神「でもあなたは初心者だからそこまで気を使うこt」

小萌「というわけで練習といえど手を抜くわけにはいかないのですー!」

禁書「とうま、わたし頑張るんだよ!」



上条「ヘッキシ!風邪引いたか……?」

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:16:03.12 ID:P4op8jaH0

それから


禁書「いたっ、指切ったー!」

小萌「左手は『猫の手』ですー!」


幾多の試練を乗り越え


姫神「しらたきを入れないとかあり得ない。あれは嵩増しにもなるし、おいしい」

小萌「先生は姫神ちゃんをそんな貧乏な子に育てた覚えはありませんですよ―!」

禁書「……しらたき入れるのって牛丼だと思うんだよ」

姫神&小萌(何を言っているんだ、こいつは……)


遂に……!!!!


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:24:06.94 ID:P4op8jaH0

禁書「で、できたんだよ……!」

姫神「おめでとう」

小萌「やりましたね、シスターちゃん!」

禁書「これでとうまをギャフンと言わせられるんだよ!」

姫神「目的が違っているけど……」

小萌「上条ちゃんを喜ばせたいんじゃないんですかー?」

禁書「はっ、すっかり忘れてたかも!」

小萌「とりあえず、このお金は先生からのプレゼントですー」

小萌「買い物まではまだ無理でしょうから3人で材料を買いに行くです!」

禁書「……緊張してきたんだよ」

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:30:34.77 ID:P4op8jaH0

スーパーしりげや


禁書「えーっと、じゃがいもと、ニンジンと、牛肉と」

小萌「調味料はさすがにありますよねー」

姫神「彼のことだからわからない。今頃全部ぶちまけて『不幸だあああ』って言ってるかも」

小萌「た、確かに上条ちゃんならあり得ますー……」

小萌「念のために買っておいた方がいいかもしれませんねー」

禁書「お醤油と、お砂糖と……」



上条「ふ、不幸だあああああ!!!!!!」

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:35:04.02 ID:P4op8jaH0

禁書「これで全部、かな?」

小萌「ですー。お会計に行きましょうかー」

姫神「あ」

禁書「え?」

美琴「ん?」

禁書「あれ、なんだか珍しいのがいるんだよ」

美琴「会って早々失礼にもほどがあるんだけど……」

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:45:08.15 ID:P4op8jaH0

美琴「アンタ一体こんなところでなにしてんの?」

店員A(こんなところとはなんだ!)

禁書「晩御飯のお買いものだよ」

美琴「ふーん、なんか料理するイメージなかったけど」

美琴「で、あいつは一緒にいないの?」

禁書「へぇ、そんなに短髪はとうまのことが気になるのかな?」

美琴「な、何言ってんのよ!」


小萌(一瞬にして空気になりましたね……)

姫神(しょうがない、これがサブキャラの運命)

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:49:13.38 ID:P4op8jaH0

禁書「とうまはいないよ」

美琴「へ、へー、そうなんだ」

禁書「この材料でとうまにごはん作ってあげるんだよ」

美琴「へ、へー……」

美琴「」

美琴「えっ」

姫神「えっ」

小萌「えっ」

禁書「えっ」

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:56:27.33 ID:P4op8jaH0

美琴「ええええええええええええええええ!!!!!!」

美琴「いっ、いつの間にアンタ達そこまでくぁwせdrftgyふじこlp」

禁書「もう、うるさいなあ。別にわたしととうまがどうなろうと短髪には関係のないことだと思うんだよ!」

美琴「いや、関係ないっていうか、あるようなないような感じなんだけども!」

美琴「ええー……」

美琴(何この勝ち誇った顔……私はこんなちびっこに負けたって言うのか……)


115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:06:17.64 ID:P4op8jaH0

禁書「さて、お会計も終わったことだし、わたしはとうまのところに帰るんだよ」

小萌「頑張ってくださいね、シスターちゃん!」

姫神「後で結果を教えてくれると嬉しい」

禁書「うん、お話しようね、あいさ!」

禁書「じゃあ、今日は本当にありがとう、2人とも!」

小萌「気をつけるんですよー」

姫神「ばいばい」

禁書「ばいばーい!」



後編へ続く