Cold fire feeling, is the cold fire feeling in my bones
Skylines breathing as the sun lies beating down the door

冷たく燃えさかえる炎

その炎を僕はたしかに見たんだ

太陽があのドアを打ち破るとき

地平線がようやく呼吸を始める

I'm tired of watching the shadows on the wall
My eyes are foreseeing
The shackles open, we're finally free to bolt
If you're done with believing

壁に映る影を眺めるだけの日々はもううんざりなんだ

僕の目は真理を映し出している

足枷が外れたいま

ぼくたちはついに脱出する時が来たんだ

影を信じることをやめたなら

Hold my flame and set alight
Hold my fire screaming inside
Hold my flame and set alight
Hold my fire screaming inside out
Hold my flame and set alight

Hold my fire screaming inside
Hold my flame and set alight
Hold my fire screaming inside out

僕の炎を掴め

火を絶やしてはならない

そして僕の心のうちで叫んでいる僕の炎を掴め

Found true meaning, now my head starts spinning out the cave
You won't come with me cause you're just too comfortable in chains

本当の意味をやっと見つけたんだ

僕の頭はいまにも洞窟の外へ勢いよく飛び出していきそうだ

でも君は僕と一緒には来ないのだろう

鎖で繋がれたままで満足しているんだね

I'm tired of watching the shadows on the wall
My eyes are foreseeing
The shackles open, we're finally free to bolt
If you're done with believing

壁に映る影を眺めるだけの日々はもううんざりなんだ

僕の目は真理を映し出している

足枷はが外れたいま

ぼくたちはついに脱出する時が来たんだ

影を信じることをやめたなら

Hold my flame and set alight
Hold my fire screaming inside
Hold my flame and set alight
Hold my fire screaming inside out
Hold my flame and set alight
Hold my fire screaming inside
Hold my flame and set alight
Hold my fire screaming inside out

僕の炎を掴め

火を絶やしてはならない

そして僕の心のうちで叫んでいる僕の炎を掴め

【参考】

本曲の歌詞は、古代ギリシャの哲学者プラトンが用いた洞窟の比喩を念頭に置いたものとして知られる。

プラトン『国家』の該当箇所（514a以降）によれば、次のように説明される。

「いま仮に地下の洞窟の中に囚人たちがいるとしよう。彼らは子供のときから手足を縛られ、壁に向かって座らされている。後ろを振り向くことさえできない。彼らの背後には火が燃えている。彼らと火のあいだには道があり、その道に沿って衝立のように低い壁がある。その壁の上に差し上げられるようにして、いろいろな品物が運ばれていく。するとそれらの影が囚人たちの前の壁に映る。彼らはそれを見て、品物そのものだと思い込む。

プラトンによると、我々が普段見ているのは、永遠不変で完全の真理（イデアと呼ばれる）ではなく、それに似ているだけの不完全で真理からは程遠いただの「影」（似像と呼ばれる）にすぎない。これは、地下の洞窟の中に住まう囚人たちが、壁に映った「品物の影」を「品物そのもの」だと勘違いすることと類比的である。囚人たちは、自分たちが勘違いしていることに気づいておらず、まして自分たちの背後に炎があることにも気づいていない。

しかし、ある一人の囚人がそのことに気づき、洞窟から脱出することに成功する。

いま一人の囚人が縛めから解かれた。彼は立ち上がり、背後を見る。しかし火に目が眩んで当惑するばかりとなる。そこで彼を無理やり洞窟の外に引きずり出す。もちろん彼は余りに眩しくて最初のうちは何も見えない。しかし徐々に影や水に写った像が見えるようになり、ついには太陽を見る。そして太陽こそ一切の原因であることを知る。

イデアは、太陽のように真理の光を放ち、真実を照らし出す。足枷から解き放たれた一人の囚人が、これまで見ていたものがただの「影」だったことに気づいて洞窟の外に出ると、最初は眩しさに目がくらんで何も見えないが、目が慣れてくると「影」を映し出していた「太陽」が見えるようになる。この太陽こそが「真理」であり「イデア」である。以後、この脱獄者は、他の囚人と違って、永遠不変で完全の真理を把握できるようになる。

本曲に登場する「炎」、「太陽」、「壁に映る影」、「洞窟」、「足枷」は、すべて、上記の通りプラトンの洞窟の比喩に由来する表現である。

つまり、本曲で語られる「僕」はイデアである太陽に気づいた「洞窟から脱出した囚人」のことで、「君」はイデアに気づかずに影しか見ることのできない「洞窟の中にとどまり続ける囚人」のことである。

なお、本曲のMVは二種類あり、最新のものは次のものから差し替えられたもの。

Sundara Karma - Flame