優しさとは忍耐

彼氏はいつもへらへらして見えるけど
かなわないと思うことがいくつかある。

これは最近の発見

彼は私に対してあーしろこーしろと言わない。

例えば、私は何か普段の動作をしているときは注意散漫で
物を落としたり、こぼしたりする。

別に粗末に扱ってるわけでもないし、なるべく気をつけようと思うけれど、どうしても難しい。


彼はそういうことはあまりないので、気になることもあると思う。

だけど、言わない。
我慢してるのかと聞いたら、気にならないわけではないけど
あえてこーしてほしいと言うのはないというから、この人は仏なのかと思った。

でも、これは実は深いと思う。

人間誰しも違う人間で、近くにいる人にとやかく言いたくなるものだ。

特に自分が大事にしていることに対しては、自分の価値観を分かってほしいし、出来れば一緒にやってほしい。

でも、そういう強い思いをそのままぶつけることによって、受け取る側は明らかに違和感、北風と太陽。


自分にとって大事なことが、相手にとって大したことではないことが多い。

それを咎めることが自分にとって、最大のミッションであっても相手に取って見たら、窮屈で苦しい。

それを知った上で、自分の気持ちをコントロールしているところ。

例えば、話に夢中になってこぼしそうなところを
さっとお皿を寄せてくれるところ

たまに「おいっ！」って言っても
「とにかくお前はーー」とぐだぐだいわないところ

なんだかかなわないなーって思って、
注意するはずが反省してる自分。

やさしさとは忍耐なんだと思う。

私もそういうやさしさを持ちたいな。