小中学校までの3学期制の感覚でいて,
高校の先生方に対して同じように行うセミナーの開催は,
だいたい2学期制の学校のことは頭に入っておられない。
高校には,2学期制と3学期制がある。これは学校が独自で決められる。
ほとんどの学生が,国公立大学受験を想定して主にカリキュラムが作られ,
一般的に中学から選抜を受けている進学校は,
2学期制がほとんど。(一部の学校が,一時期2学期制が導入された頃に,採用してそのまま今に至るところが多い。)前期と後期に分かれた2学期制だ。3学期制よりも授業数の確保ができるということだと思う。(ちなみに私は,今の学校が2学期制として初めて)
1・2年生でも,
7月一杯補習(午前のみ)があった後、お盆明けには授業再開。
3年生は8月の第一週まで補習(午後まで)があって,お盆明けには授業再開。
な・もんで,前期の期末考査がついこの間に終わり,みんなずっと授業です。
私的に,わたくしに対して,いろいろと勉強会とか研修の機会を下さり,お誘いしていただけるのはありがたいのですが,基本的に無理です。すみません。
授業の前の,朝から補習があり,授業は7限,放課後特別授業あり,
そのあと,希望する生徒達は8時まで自習室で勉強。(ほぼ12時間)
勉強・勉強・勉強の毎日でございます。鍛えられます。
その後, 先日こちらの地域で一番大きい予備校(今話題の代ゼミでない)の先生からのお話で,
受験生ならば,学年+2時間の宅習をしろ!ということで,
この言葉を忠実に守る人たちは,5時間の宅習を行っておりまする。
もちろん,お受験を乗り越えて行くには,
並々ならぬ忍耐力・精神力が試されるわけで,
それをやりきった者のみが,第一希望へ「合格」できる。
40代になった君たちの将来を決定するであろう基礎を,この3年で凝縮して外へ送り出すわけだから,先生方も皆力が入ります。(もちろん校種は違っても真剣な気持ちは同じ)
「一瞬一瞬,新しい知識で頭を一杯にすること。」
「難しいと思われたことを簡単にこなしていけるようにすること。」
個人差があるかもしれないけれども,今の自分を少しずつ乗り越えて,高い目標に向かって頑張ってほしい。
進学校では,5教科の先生方は特に忙しい。嬉しい悲鳴です。