女性学で有名な先生方を検索していたら,
以下のようなタイトルで興味深いお話が見つかった。
権力を発揮していた平安の女性達。性差を越えた、歴史の見方とは
http://www.athome-academy.jp/archive/history/0000001033_all.html
本文中で,
服藤先生が女性史に興味をもった理由が書かれている。
先生が以前小学校教諭をされていたとき,
能力を持った女性たちが男性職員と対等に役割分担されていないことを校長に抗議したところ,その当時の校長から,「女性がやりたがらないからだ。」と返答されたことから,男女が不平等なのは社会システムの影響と同時に、女性自身にも問題があるのではないかと感じ,まず女性の意識を変えなければと考えて、大学に入り直して女性史の研究を始めたそうだ。(この服藤先生って,某科のKねーさんにそっくりなんだよね。)
今では女性の管理職も珍しくはないけれども,先生が現役で教諭をされていた時代は女性の校長など考えられないような時代だったに違いない。
わたしの住む地域も,小学校の校長はあまりめずらしくはないけれども,高校の校長は数年前にやっと誕生したばかりだ。教科はもちろん,皆納得の家庭科及び体育。英語はまだ教頭まで。
日本も,平安時代までは,六人八代までの女帝がいたそうで,平安時代くらいから家族という概念が生まれ始めてから女帝がなくなったようだ。
奈良時代に中国から入った律令を日本はお手本にして法律をつくったのだけれども,中国では女帝は認められなかったのに対して,日本では一文付け足し,女帝を認める法律があったようだ。平安時代以前の日本は性差にとらわれない法律であった。
平安時代から女性は政治の場に出ることが出来なくなる。裏舞台で活躍する女性(母親)がいるだけになる。
表向きの歴史では男性が日本の政治を支え、それを下支えする家の管理、財産運用などは女性が担当していた。男女分業が始まり、だんだんと男女差別の意識も生れ始めてきた。
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服藤先生は言う,
「まず夫から変えなさい。」と。
これって,
自分の身の回りにいる異性からアクションをかけていってみてはどうか?ということですよね。
Kねーさんがいつも闘ってきたことだと,わたしは分かってる。
わたしはあまり意識してこなかったけれど,相当な重任で大役です。
しかも困難を極める大仕事。
女性が,にっぽんの,この地域の女性たち皆に関わってくることだっていう自覚でお仕事しているのといないのとでは,雲泥の差がでてくる。
言われるがままにやってきただけだけど,できることから始めてきたつもりだけど,
きっと服藤先生,上野先生にはお褒めの言葉をいただけるような気がしてる。
そんな気がしてる。