南 正人 「原発小唄」 | 女王様のブログ

女王様のブログ

ある女性教師の日常のこと,悩みや課題を率直に書いた,ぶっちゃけ話。

この歌は,先日病を押してこちらに来られた寺島隆吉先生から教えてもらったもの。

南さんは1944年生まれの東京外国語大学のご出身だそうで,ずっと日本のフォークシンガーとして40年ほどご活躍されている。
昔はこういったメッセージ性の強い歌を歌う歌手がいたことを知り,感動した。

先生は,今の若者たちには,彼のような社会問題意識を持って歌を歌う,心を打たれるような歌手があまりいないのは,ちょっと残念だと言われていた。

私にもこの歌はジーンときた。

別話になるが,寺島先生のご講義②はもうちょっとして時間が出来たらアップする予定。


私は今夏は,まだ一日しかお休みがない。いつになったら休めるかしら。

もう20年以上前の,1990年に歌われた歌だけれども,正に今の日本の事を言っていると私は思う。「危険だ!危険だ!」と言う人の声を少しでも聞いていたなら,こんな風にはならなかった。

今朝のニュースでは,福島の子供の半分近くが甲状腺被爆しているという結果が報道されていた。
もっと早くに手を打たねばならなかったのに,すべてが遅すぎる。

福島県は芸能人を使って,福島の野菜・畜産物を食べよう!とアピールしているし,本当に狂ってるとしか言いようがない。これは,「皆被爆して癌で死にましょう!」と言っているようなもの。昔,ビートたけしが言っていた「赤信号!皆で渡れば怖くない!」の感覚なのか?みんな道連れで・・・・。放射能の危険はもう終わったわけでない。いつもこのことを頭に入れておかないとならない。

僕たちはさ,未来がたくさんあるから気をつけた方がいい。特に気をつけた方がいい。



(歌詞)

みなさん御存知でしょうか
チェルノブイリのその後を
220万人もが放射能におかされて
白ロシアのミンスクじゃ4人に1人の割合で
子どもたちが白血病やガンでどんどん死んでいる


薪やミルクもジャガイモも水も空気も何もかも
放射能におかされていないものはなくなった
八本足の仔馬やら手足のはえない赤ん坊
これが事実だ現実だ だから騒いでいるんだよ

これじゃ本当に世も末だ、科学の力を信じすぎ
人類の未来までもが原発ひとつでメチャメチャだ
一体世界の指導者たちはどこへわしらを連れてゆく
気づいた時にはもう遅い、本当は今でも遅いんだ

日本列島ぐるりと囲む38基の原発の
ひとつがドカンといったならもう 日本もおしまいよ
天皇陛下も貧乏人も命あるもの逃げられぬ
それなのにまだつくる気だ、気は確かか日本人

坂本龍馬や西郷さん、もしもあなたが生きてたら
頭から火を吹いて烈火の如く怒るだろう
たとえ時代が変わろうと人の命の尊さを
踏みにじるものならば断固私は戦うぞ

どこがクリーンなエネルギーだ
マスコミあたりもはっきりさせろ!
日本は政治を変えなけりゃ生きて地獄を見るだけさ

可愛い我が子の未来だよ
無関心ではいられない
時間はどんどん過ぎてゆく、気合いを入れるぜ
エイ エイ オー!