一年次より一般教養の力を付けさせるために,
女王様の学校では校内の模試がある。
テキストと出題される範囲を見て,
僕達が言う。
「これ,全然一般教養じゃない。習ってねーことばっかりだ。」って。
僕達は,
学校で習っていないことは一般教養でないと思っている。
そもそも,
一般教養の範囲ってどのくらいまでのことを指すのだろうか。
私もよくわからなかったりする。
僕達に良い点を取ってもらたい女王様は,
授業の合間を縫って,校内模試に出題される内容を取り扱うことにした。
全科目に渡り,これだけはという知識。(小学校の先生方はすごい頭下がる)
しっかし,
厩戸皇子から方程式からカントやマルクス,デカルト,パスカル,ニーチェ,世界遺産に至るまで,僕達が興味を持てるように説明するには授業研究をみっちりやらないと大変だ。
でも,
でもですよ。
めちゃめちゃ,楽しいの。
誰がかというと,私がです。
有名な絵画などは,図書館に行って百科事典を借りたりして皆に見せてあげたり。
マジで楽しい。
これが本当の勉強なのかもしれない。興味を持てるように教えていくことが本当の意味での教育なのだ。
今は,むしろこっちの方がメインでやりたい感じ。
演繹法と帰納法の説明もばっちりだ。勉強になる。面白い。
面白いと思ったらこっちのものだ。僕達も同じ,きっとそうに違いない。