タモリの一言と小学校英語 | 女王様のブログ

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ある女性教師の日常のこと,悩みや課題を率直に書いた,ぶっちゃけ話。

ほんの何日か前のテレビ番組で,




タモリが,


「小学校の就学前に幼稚園に連れて行かれ,皆が手遊びとかお遊戯とかをしているのを見ると,俺は絶対にこんなところに来るのは嫌だ!と母親に言って幼稚園に行かなかった。」と言っていた。




そういえば以前,

タモリが同じことを,自身の幼少時代のことを思い出しテレビで語ったのを思い出す。


小学校の5・6年生は3・4歳の子供よりもずっと精神年齢も高いし,知的好奇心も旺盛だ。


電子黒板のデモンストレーションみたいな授業(幼児英語のような)をしても,子供達はしらけて楽しくないはず。


とくに成熟した子供はそのように感じるだろう。


女王様の世代の親たちは,就学前から,休みがあれば海外の現地のスクールに子供達を入れている人もいるっていうのに,


あんなの本当に子供だましでしかない。子供を馬鹿にしているよね。



かえって成熟を遅らせようとしているのではないかと疑問に思う。



米国では,9歳で大学レベルの勉強ができる子供もいるというのに,


本当に大丈夫かしら?って思っちゃう。



自身が英語の習得する過程を経験して,子供がいる親ならそう感じる。


知的レベルを落としたいのかなって感じないわけにはいかない。



母語でたくさんやらなければならないことはあるのに。


時間のない子供達は,才能を根こそぎ奪われちゃう可能性だってある。


その時間がもったいないから,お金と知恵のある親は,日本で子供を育てたくないと思うはず。


英語の話せない人に英語を習ってどうするの?その時間を使って,自由に虫取りとか魚釣りとかさせたり,子供同士で遊ばせたりしたほうがいいじゃない。


興味のあることに時間をとらせたほうがずっと子供のためになると思うけれども。


わが子供だったらそうして欲しい。


嫌がって学んで力にならないよりも,楽しんで学んで興味や関心を広げ,力がついた方がいいもの。


そうじゃないかな?


子供であっても一流の感覚は同じ。


一流に触れないと一流になれないもの。