日本にも,ニート族なんて40年ぐらい前からある | 女王様のブログ

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ある女性教師の日常のこと,悩みや課題を率直に書いた,ぶっちゃけ話。

「ニート」って言うな! 本田由紀  内藤朝雄  後藤和智 著

この本も,線引きしてあったのでBOOK OFFで110円だった。

早速,購入。

女王様の職場の僕達に,

将来の進路を聞くと,

クラスに数名はこのように言う者がいる。

「フリーターか,ニート。」

この言葉を聞いて,反応しない大人がいたとしたら,

この子供の事をどうにでもなれと言って突き放しているか,無責任に放任しているか,全然その子供のことを考えていないと思う。

NEETニートとは《Not in Employment, Education or Training の略》学校にも行かず、就職しようともせず、職業訓練も受けない若者のこと。1990年代末に英国で名付けられた。

このような人達って,

実はあまり話題にならなかっただけで,昔からいるんだよね。

イギリスに住んでいた女王様は,

こういう人達を多く見てきた。

このような人達は,自称女優とか歌手とか,ダンサーとか,作家とか・・・言っていた。

この人達は,現実の生活に向き合うのが嫌なのかしらと思ったものだ。

40歳とか50歳でも家族を持たず,独身なんていうのもゴロゴロいたし,

親の脛をかじっている人にも会った。(女王様が20歳の時です。)

税金は高いが,福祉は充実しており,

失業者を手厚く保護し過ぎると,

勤労意欲がなくなり私が見てきたイギリスのような感じになる。

今でも,40代のニートなイギリス人が言っていた事を思い出す。

「変に働くと,税金ばかりとられて損をする。 むしろ働かないで,失業保険や生活保護を受けた方が良い暮らしができる。」っと。

その当時,

失業者には,ただでアパートが提供され, 月の生活費として8万円ものお金がもらえた。

そのような人達を,

勤労者は一生懸命働いたお金から,税金を何十パーセントも取られて支えていた。

学生の私ですら,「これって, おかしいでしょ。勤労意欲が無くなる。」っと感じたものだ。

だから,日本の政治がイギリスのように手厚く保護するのは私は反対。

勤労の意味のない国に,努力とか頑張るとかいう言葉が滑稽に思えるような世の中になることは反対だ。

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女王様が高校生の頃,受験前には塾に行った。(大手の予備校です。)

補足:地方では,予備校の機能も公立の高校が担っている為,一年次から朝補習あり,3年次には放課後補習まであり,お盆もなし,正月もなしで先生方が授業。故に,公立でも国公立への進学率は高い。以前, 国公立の進学者が全国一になって,NHKから授業の取材がきたと,女王様と同い年の歯医者の先生が言っていた。

その予備校の先生は,今で言うニートです。

予備校などの授業は,その当時一日に2時間か3時間程度。

その他の時間は研究に勤しんでいた。(本とかを読んで)

予備校で教える先生方は, 大学の講師や助教授(今は准教授)などの空きを待っている人達であった。
(今もそんな感じなのではないですか?)

その先生をM先生とします。

M先生は, 東北のお生まれで,早稲田の政経の修士まで終えられた方でした。(普段はダンディーでカッコいい先生だったので好きだったが, M先生は自分の出身校の自慢ばかりをするので,その時はあまり好きじゃなかった。)
M先生とは,賀状のやり取りを今だにしているのだが, 60歳を過ぎた今でも,予備校の先生です。

以前,高校の教師になった後,M先生に会う機会があって,

こんな話をした。

女王様「先生,ご実家に帰って,高校の教師でもされたらよいのに。」

M先生「いやだよ。俺は働くのが嫌なんだ。高校生なんか面倒くせぃ。妻の稼ぎでどうにか食べられればいいんだ。」

って。

これって,ひも生活していたってこと?


実は, ホストも,大学院に長く在籍している学生もあまり変わらないのかな?

なーんて, ちびっと思っちゃったりしました。

旦那が働いてくれていて良かったと思った。

○○大学の○○学科の修士や博士とか言っても,

皆が皆,大学で教鞭がとれるわけではないので,

ある程度したら,現実を受け入れるべきだと女王様は思う。

大学院でのニートは手に負えない。

現実を受け入れろ!

社会人が大学院に行って,学位を手に入れて現場に戻ることだってあるのだから,

今,学生である人は今ある職にとりあえず就くことも必要。

社会の理不尽さなどを体で学ぶことも必要。

日本はどのような国かを実体験するのも必要。

所詮,学生は学生に過ぎないっと言われても仕方がない。

現実社会は, 

実際,何かをなしえてなんぼです。

社会人は,学生の言う事をあまり信用しなかったりする。

悔しかったら,自分の食べる分は自分で稼いでみろー!

(学生,全部敵に回した)

30歳過ぎて,定職に就かない人間を世間はやはり厳しい目で見ている。

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追加で,

大学の先生は,特に地方では, 高校の校長上がりの人とかが教授になるので(これも可笑しな話ですけど), 大学で修士や博士を取ったからって即大学に入れるわけではないのです。

地方は,地元の有力者が働きかけるので,特に私立は地元の方を入れるのが一般的。

地縁のない,若い学者よりも,地元の教育に従事してきた,ある程度人脈のある人物を入れるのです。
そのようにした方が,地元の学生が入学すると考えている部分があるのかもしれません。

大学の,特に英語教育関連の先生方は,もと現場にいた先生が多い。
他の学部・学科に比べて割合的に多い。

だから, 大学のアカデミックな議論とか論文だとかそんなものは経験がないため,(校長などははっきり言って,生徒に直に触れて教育するわけではない。しかも1年教鞭を取ることから離れると,随分のリハビリが必要。),他の学科の教授たちにレベルが低いと思われるのです。

だから,アカデミックな指導のできる,本当の意味での英語教育の教授が大学教育会で活躍しないと,
日本の英語教育は,幼稚なまんまになってしまうので要注意。

力のある人が,
大学の英語教育会を指揮ってくださらなかと考えている今日この頃。

どうにかなんないものかしら?

本当に。

「ニート」って言うな! (光文社新書)