現在,日本学生支援機構の奨学金は基本100%受けられる。
女王様は,この状況を見て国が大学側と結託していると思っている。
この状況があるものだから,学生には学ぶことに関するありがたみがない。しかも,この経済状況の中で,現在学生であって,将来400万円ほどの借金を払う者などあまりいないと感じる。
400万の借金を抱えた新卒を誰が雇うのか?誰が結婚するのか?
支援機構のお金は,大学の先生方が潤うための政策。
全然子供達の為になっていない。
バブルの頃の方が,奨学金はなかなか手に入れられなかった。審査も厳しかった。
女王様が通った高校は,一学年540名のマンモス高校で,日本育英会(支援機構の以前の名称)を受けている者は,クラスに3人いるかいないかだった。予約奨学生だって厳しかった。
でも,その中で智慧を絞ってどうにかやっていた。だから,勉強することも必死だったし真剣だった。
今の学生はどうだろうか?
周りの人々から,学び鍛える時間をもらっているという自覚はあるのだろうか?
遊びほうけてはいないだろうか?
あの時,能力があっても夜間に行かざるを得なかった学生は,今の事情を知ったら非常に憤怒すると思う。
財政難である上に,また義務制のうちから無償の奨学金などを始めたらどうなるのか先が見えている。負担は働いている者にかかり,今現在学生である人たち自身にもかかり,子供達にもかかってくる。
公立に通っている人間に施すなら分かるが,自ら私学に行って学んでいる生徒に対してなんでそこまでしなければならないのか?
公立に通っている子供達にならしても良いが,私学の学生にするのはおかしい。
私学へ通うだけの学費も考慮に入れて受験し,入学したのではないか?
女王様の現在住んでいる地域は,未だ公立の人気の方が主流で,私学は公立に受からなかった生徒が行く。
神奈川で育った女王様の地域も,以前はそのようであったのに,今は私学が随分幅を利かせているようだ。
都心の公立の先生方は,もっと本腰を入れて公立でも素晴らしい教育ができることを示すべき。
お金など払わずにそういった教育をすることは可能なのだから,是非教育県と言われている女王様のところに視察に来るべき。
実際,女王様のご近所の中学校に,東京から茶髪でやんちゃな女の子が転校してきたが,しっかり更生して中学生らしい子供になっている。勉強とスポーツに励んで模範の生徒になっている。
関東からわざわざ女王様の学校を受けて学んでいるものがいる。(他県からの受験は多い。)
公立でも私学のようにそのようなことがあっても良い。
学区制撤廃&都道府県別も撤退
世の中はお金だけで動いているわけではない。(女王様は非常になびくけれども)
公立でも,それほどの威力がある学校は未だ存在する。
現場が皆,手に手を取り合って協力し,心血注いで教育活動に従事しているし,地域が教育熱心。人を育てようという雰囲気がある。
働いている人間はもうこれ以上税の負担が出来ない状況なのに,税率を上げるのなら,もっと別のことに使って欲しい。
一部の有名私学に通っている子供のみの話を聞くなー!
地域によって違う!
安西さん達は,東京の周りしか見てない。
もっと地方を見られた方がよい。
私学で学費を払えなくなったその子供こそ,公立で頑張るべき。
地方はそのように思ってる。