遅まきながらボーイスカウト日本連盟の進級課程が改訂になる情報を得ました。その内容を見て思ったことは、「昔に戻っただけじゃないか!」
そもそも、BPは進級項目を、大人になって何が役立つのか、ということで設定していきました。それが単に野外活動の技術取得という矮小化された目的で作り替えられてきた問題もあります。スカウトとは「斥候」「偵察兵」が元々の意味で、そのように名付けたのは斥候技術の観察や推測などが人生にも役立つという発想もあります。そのような大きな枠組みで作られてきたのを単なるアウトドアクラブにしては意味がありません。ターゲットバッジも廃止となり、技能章に回帰したようです。
ベンチャースカウトとの連続性も強調されていますが、そもそも「シニア」スカウトという名称はその連続性を意図したものです。ハイスクールが中学のジュニアと高校のシニアに分かれるのと同じです。だから、連続性を強調して、プロジェクトアワードを廃止したことで、もはやベンチャーではなくシニアに戻っただけになっています。
制服だって、「ハットはスカウトとしてのアイデンティティ」と昔に私が主張した時には無視されたのが、今になって同じ主張の元に復活しています。
しかし、こうしてみると結局はわれわれの伝統的スカウティングに近づいてきただけで、「時代に合わせた改革」というのは何だったのでしょうか。





