かつて4人を射殺し、死刑となった永山則夫について

考える機会がありました。

 

逮捕から約三ヶ月後の1969年7月から「房内筆記許可」をとり、拘置所の舎房でノートに手記を書き始めます。

書いた内容は看守にチェックされます。第三者の目を意識して書くことになります。

 

自分が生きてきた人生を、書くことによって追体験する。

でもそれはある種のフィクションだったのかもしれない、と出版社の下平尾氏は語ります。

 

ノートに書かれた手記は『無知の涙』と題され出版され、ベストセラーとなります。その後、小説も発表し『木橋』で第十九回新日本文学賞を受賞。数々の小説を執筆し、『文藝』に掲載されていきます。

 

その一方で、一審判決は死刑、二審は無期懲役に減刑、最高裁では控訴を棄却、一審判決が維持され、90年に死刑確定。

 

19歳で罪を犯した永山は、97年8月1日に東京拘置所で48歳の生涯を閉じ、遺体は荼毘に付されました。

 

現実に罪を犯し、その壮絶な生い立ちのなかで怒りと孤独に苛まれ、それを小説という形で語りました。

 

作品はすごいと思います。でも、「別々の場所で4人を射殺」の原因が『貧困』と『無知』だったとは思えません。

 

作家・中上健次は「永山則夫は犯罪の本質に辿り着けない」と言っていたそうです。

 

むずかしいです。失われた才能は大きいですが、同時に奪われた四人の無辜(むこ) の命のことを考えずにはいられません。

 

 

 

 

 

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『聖なる夜に花は揺蕩う』

 

  【あらすじ】

 12月10日(金)、週刊誌『FINDER(ファインダー)』の事件記者・桐生、北村とカメラマンの岡島は秩父湖に来ていた。彼らは切断された遺体を発見する。

 きっかけは、今朝『FINDER』編集部に送られてきた手紙だった。いままでに5人殺害し、そのうちの1人を湖に沈めたという内容で、詳細な地図と免許証も同封されていた。

 手紙には、犯人の署名として円と十字の印が記されていた。円と十字の印を手掛かりに、桐生たちは残る4件の事件へと導かれていく。

 

『聖なる夜に花は揺蕩う 第1話 湖の底

「全10話」

 

https://note.com/kipris/n/nfb87f8e113f5?sub_rt=share_sb

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました✨✨✨(o^^o)